迷えるデカ羊(仮)

迷えるデカ羊(仮)

~「村山由佳」のページ~

村山由佳(むらやまゆか)作品のページ
僕が唯一続けて読む恋愛小説家です。
多分高校生だか中学生の頃から読んでるのではないでしょうか
当時「JAMP NOVELS」(廃刊)という雑誌を読んでまして
そこで、現在も続く「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ等を執筆していました
正確には暫くの間僕が本を読んでいない期間がありましけど
近年石田衣良氏と直木賞のダブル受賞したことをきっかけに
また読み始めています

作品の全体的な特徴として《心に傷のある人物》をよく描いています
昔はそういうのがどうも苦手で遠ざかってましたけど
今にしてよーやく読めるようになりました
静かな恋、激しい愛、どれも非常に描写がうまいです


WEBで見れるんですが猫のエッセイなんかも書いてます
「おいしいコーヒーのいれ方」も現在WEBで連載しています
ちなみにご本人は茨城の田舎で半ば隠居みたいな生活を送っているそうです
なんでも馬を飼っているとか・・・

第六回小説すばる新人賞。第129回直木賞。

代表作:おいしいコーヒーのいれ方、天使の卵、星々の舟 など




出版社: 集英社(1994/09~)
評価: ☆☆☆☆☆
解説:
もう12年も続く長編作品です
「おいコー」と略します
執筆当初は「JUMP NOVELS」という雑誌で連載していたんですが
廃刊してしまった為、現在は「おいコー」公式HPで短期集中で連載してます
僕もそうですがファンが結構多いです

内容は
高校生の勝利がいとこに恋する甘じょっぱい純愛ストーリーです
ってのが連載の始まりの頃の話だったんですが
12年続くとメチャ進んでいるので
連載当初は自分より年上の主人公がアッという間に年下に・・・

えー、ぷち困る点がありまして
連載当初から書かれている志田 正重さんのイラストですが
非常にキレイな絵なんですけど、男の僕が通勤中の電車の中で
読むには結構抵抗があったりします
単行本のサイズがちょっと特殊なんで自前のカバーを使えないのもちょっとね





出版社: 文芸春秋(2003/03)
評価: ☆☆☆☆☆
解説:
石田衣良の「14」と直木賞のダブル受賞した作品です
全部で6編に分かれている短編集で
それぞれの話が繋がっています

えー、ひじょーに重厚な物語です
あんまり情報を仕入れないで読まないほうが楽しめると思い
敢えてあらすじを書いてません

傷つけられたものもそうなんですが、傷をつけたものにも心に傷を負っている
それぞれに言い分があって、でも話すことも出来なくて、どれも理解できるんですが・・・
うーん、どの人も苦しんでいてひじょーにせつないです

第123回直木賞受賞作品




出版社: 講談社(2001/10)
評価: ☆☆☆☆★
解説:
恋人の裏切りに心を引き裂かれ、大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。
もう人を愛せない。心も、そして体も――。
終わりのない痛みに閉ざされた僕が出会ったのは、
信州の空のような明るさの奥にさまざまな傷を隠し持った人たちだった。
愛し合い、傷つけ合い、やがて赦し合う人々が静かに、せつなく奏でる交響楽。

長い作品ですね~、でも結構難なく読めたな
心に傷を持った人達のお話なんですが
星々の~みたく重くは無いです
あんまり恋愛恋愛してません

信州の山奥での生活がやさしいです
都会育ちの僕ですが、ちょっとこういう生活に憧れました

個人的にはもっと自然との描写がほしいと思いました





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