迷えるデカ羊(仮)

迷えるデカ羊(仮)

~「小説ぢゃないじゃん」のページ~

小説ぢゃないじゃんのページ
ここは小説でないものでなんとなく紹介する本のページです




●「キッパリ ~たった5分間で自分を変える方法~」●

著者: 上大岡トメ
出版社: 幻冬社(2004/07)
評価:
解説:
なんか内容とイラストに惹かれて買ってしまいました
正直、買うだけ無駄金でした
どっかの誰かが、「自分がこうやって変われたから、みんなもやってみなよ」っていうのを
イラスト付で見栄えよくしてウケタ本
そして、それに釣られて、なんとなく勢いで買ってしまった自分に自己嫌悪

お前が変われたから、誰もが同じように、そー上手く訳がない
つーか、それが出来ないから自分を変えるのが大変な訳で
こーいうポジティブ馬鹿が得意満面に出しゃばるのは腹立たしい
印税で馬鹿儲けでまた得意満面でしょうな…
確実に第二弾的なもの出してくるでしょう





●「ニート ~フリーターでもなく失業者でもなく~」●

著者: 玄田有史、曲沼美恵
出版社: 幻冬社(2004/07)
評価:
解説:
「ニート」とは
「Not in Education, Employment, or Training」
の略です
「学校に行かず、仕事もせず、職業訓練も受けていない」
という意味で、ようは社会の入り口で止まってしまった人を指してます
本書では日本型ニートについての調査報告として書かれています
定義としては非常にあいまいです

いろいろと思うところがあって購入しました
読んでみて考えさせられる点は、人によって様々でしょう
自分がニートになる危険性、ニートになった理由、ニートを生む社会
これを警告と見るのか、なんと見るのか
それぞれ人によって思う部分は違うと思います

ただ、、丁度この本を読んで1ヶ月後ぐらいでしょうか
某テレビのワイドショーにて取り上げてました
相当偏見のあるやり方でね…
そこから、某巨大掲示板で盛り上がって、言葉と偏見だけ爆発的に広がってしまいました
まぁ、言葉は言葉なんで、それ自体はひとつの属性でしか無い訳ですが、
定義が曖昧な分、それに当てはめられた人にたいしての偏見は怖いと思います
ニートってだけで、その人の価値を決められてしまい、
その人自身が辿った過程は無視されてしまう…

本書は長期間を経て何人ものインタビューを重ね、その過程と、その後を追っています
そこにまた別の偏見があるかどうかを見極めるのは読者次第ですけど

ワイドショーがテレビ受けする人間をチョイスして、数日間のインタビューの中から
ウケル物だけを編集して、ウケルように演出したものよりかは、遥かにマシかと




●「「少年A」この子を生んで…… ~父と母痛恨手記~」●

著者: 「少年A」の父母
出版社: 文藝春秋(1999/04)
評価:
解説:
神戸の児童殺害、通称「酒鬼薔薇事件」
犯人の実の母と父の手記をまとめた本です
読むべきものでは無いと思います、多分ほとんどの人が読んだ事に後悔すると思います
父と母の手記が交互に書かれています
多少母のほうの手記が多いです

父の手記は淡々と事実と自分の心情を書いてます
母の方ですが、コレは自分で書いたのでしょうか?
相当酷い書き方ですが、読み手を意識した物にしか見えません
Aがそんなことをするなんて信じられない、私に原因があったのかも、ときどき思い出したように被害者にすみません
この連続です
途中からは書いてる自分に酔ったものにしか感じませんでした
冤罪を唱えているんですか?同情してほしいんですか?あなたの主観だけですか?
不愉快飛び越えて、怒りしか感じません

ただ、もしですが、もし自分が同じように犯罪を犯してしまい、僕の母が手記を書くとしたら
同じような内容になると思います
なんとなくですけど、ほとんどの母親はそうじゃないかと思います

何も得られるものはないです、俺は何を求めて購入したんだか…




●「スタア・バーへようこそ」●

著者: 岸 久
出版社: 文藝春秋(2004/01)
評価: ☆☆☆☆
解説:
数々のカクテルコンクールを制覇し世界を代表するバーテンダー岸久さん
スタアバーとは銀座にある彼が経営する実在のバーの名前です
内容は岸さんが語る
バーの過ごし方、バーの内情、岸さんのバーテンに至るまで、
岸さんの独自の定番カクテルレシピ、バーで使う道具の話などなど
やわらかく語るように書かれているので肩を張らずに非常に読みやすいです
中でもアイルランドの民間親善大使である岸さんのモルトウィスキーの話は
なかなか興味深く面白かったです

「バーでかっこよくお酒を飲みたいけど、どうしても入りづらい」
そんなバーへの敷居をちょっと低くしてくれる一冊です




●「毎日かあさん カニ母編」●

著者: 西原 理恵子
出版社: 毎日新聞社(2004/03)
評価: ☆☆☆☆☆
解説:
某MSNで非常に泣けるとのコラムを見たのと、
在庫切れを起こすほどかなり人気があるとのことで購入しました
ジャンルはサブカルチャーですが、ぶっちゃけ漫画です
まぁ、西原さん自体が漫画家ですしね
内容は西原家の子育て奮闘気です
爆笑するものから、ニヤリとするもの、ホロリとくるエピソードまで
予測不可能な子どもの行動に思わず感動モノでした

癒し系って訳ではないですけど、「ちょっと精神的に疲れたな」って時に
読んでてほのぼのとしたスッキリな気分になれる一冊です
凄くお薦めです

漫画に嫌悪感がある方も騙されたと思って読んでみてください



●「世界がもし100人の村だったら」●

著者: 池田 香代子、C.ダグラス・ラミス、他
出版社: マガジンハウス(2001/12)
評価:
解説:
テレビの特番なんかになって、イロイロと話題になった本
原点は、環境学者ドネラ・メドウズが1990年5月に発表した
「村の現状報告」というコラムの一編らしいです
発祥は不明なんですが、それを100人の村として例えたものが、
Eメールを通じて世界的に広がりました
ネットロア(インターネットによる民話)というらしいです
淡々とした絵本みたいなもので、10分ぐらいで読めてしまいます

世界の統計をとって100人の村に縮小したらどうなるか
↓は中の一節です

「6人が全世界の富の59%を所有し
その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人は今生まれようとしています
1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そして1人だけがコンピューターを所有しています」

うーん、、本としての評価は出来ませんね
感想も差し控えます

ちなみに↑のほうの「ニート」読んだ直後
コレを読むと、複雑な気分になります
もうちょっと時間をおいて読み直さなければ・・・




●「世界がもし100人の村だったら2 ~100人の村の現状報告~」●

著者: 池田 香代子
出版社: マガジンハウス(2002/06)
評価:
解説:
前作「100人の村」にたいして
こちらは解釈、感想、批判などが盛り込まれた本です
原点になる「1000人の村」との対比や、
事実となる数字の統計情報など、
「100人の村」では描かれない裏の部分が載っています
要は「100人の村」の解説本と位置付けていいと思います

こちらも評価、感想ともに控えます








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