おいしい鹿児島(*T▽T*)

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~緊急入院当日

緊急入院当日
やはりおなかの調子が悪い。はぁ~
といっても、おなかが痛いとか、下痢とかそういうわけではなく、おなかがゴロゴロものすごい音を立てている。
食欲が全くなく、会社でお昼ご飯はバナナ一本ですます。
数日前に行った内科の薬が今日でなくなるので、会社帰りに再び病院へ行く。

自転車で自宅へ帰ってきて、自転車置き場に自転車をとめる。
アイタタ。
おなかに異変を感じる。
激痛というよりは、体が動かなくなるような、鈍い変な痛みがおなかに広がる。
自宅はマンションの3F(エレベーターなし・涙)なので、死にものぐるいで階段を上がって、何とか部屋に帰り着く。

会社の服を脱いで、側にあった座いすに倒れこむ。
服を緩めて休めばおさまると思ったのだが、このときにはもう、痛みで一歩も動けない状態に!

時間は午後6時。
彼氏が7時より早く帰ってくることは絶対にない(彼氏と2人暮らし)。
1時間以上この痛みを我慢できる自信はない。

ケータイは玄関のカバンの中に置き去り。
自宅の電話は、立ち上がらないと届かない。
救急車を呼ぶか?部屋が汚いのはまだいいとして、あたし、タンクトップにパンツ一丁ではないか!!あーっ!
とても服を取りに行って着替えるなんて出来ない。(そんなこと言ってる場合ではないのだが、真剣にそう思った。)
やっぱり彼氏待ちしかない。
死にものぐるいで自宅の電話に手を伸ばし、彼氏のケータイにメッセージを残す。
午後7時前。メッセージを聞いた彼氏帰宅。くすん
すぐに今から診察してくれる病院を探してくれる。
死にものぐるいで着替えたはいいが、3Fから駐車場まで降りなければならない。
彼氏がおんぶしようとしても、抱えようとしても、おなかに少しでも触れるとものすごく痛くて、移動することができない。
結局、はうようにして自力で階段を降り、車の後部座席に倒れこむ。
振動の少ない車だが、ほんの少しの揺れでも叫びたいくらいの痛みが走る。
痛みからなのか、寒気なのか、体が小刻みに震えだす。

病院に到着。
看護師さんや医師がとにかく頑張って車から降りるように言っているが、私はもう動けない。
どうやって降りて、ストレッチャー(担架。動く簡易ベットみたいなやつ)にのったのか、覚えていない。

それから検査×2。
腸は全く動いておらず、おなかの中で一大事が起こっていることは明らかなのに、
その原因がわからず、頭を抱える院長先生。
とりあえず、そのまま今日は入院。
そして、この夜は地獄。
ほんの少しの間、痛み止めのおかげで、看護師さんと言葉を交わせるくらいになり喜んだのもつかの間、すぐに痛み止めは効かなくなり、
おなかの痛みはどんどん広がり、まだまだ激しくなり、ただただじっと耐える。


緊急手術当日 へつづく 

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