私の生い立ち  幼児期編



子ども時代は病弱で、病院に通うことが多い日常でした。運動が苦手で、内向的な性格の私は、することがなく、新聞やチラシの文字を見て遊ぶことが多かったそうです。見つけた文字とTV番組やCMのタイトルなどを照らし合わせて、「これは<み>の字」「これは<ヤ>の字」と自力で文字を覚えました。2歳くらいのことです。

人より劣ることしかなかった私の特技に親は狂喜乱舞して、山のように絵本を買ってくれました。その頃の社宅の家賃と私の絵本代がほぼ同額でしたから、いかに両親が期待していたかがわかると思います。

後年母は「早く字を覚えたからひょっとして天才かと思ったのにねえ・・・」とこの時期の私への投資を残念がりました。私は本好きな子どもに育っただけで、勉強好きにはならなかったからです。

この後妹が生まれました。妹はすべての面で私より優れた子どもでした。私は外でも家庭内でも劣った存在でしかなくなりました。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: