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歳時記

梅の花
春は梅の花ですよね もうすぐ鶯がやってきます




 卒業に当り、お祝いのメッセージを贈ります。
 それは、自分の「いのち」を大切にしてほしいということです。
 「いのち」というのは、この地球上の草や木を育て、動物をはじめありとあらゆる生き物を生かす力のことです。私たちが眠っている間も片時も休まず心臓を動かし、呼吸をさせ私たちを生かし、守り続けてくれています。

 私たち親にとって、子どもの「いのち」が輝いているとき、すなわち子どもが希望に燃えて、毎日を生き生きと過ごす姿を見ることが一番の喜びです。
 「いのち」を大切にするためには、健康に気をつけることも大事ですが、もっと大切なことがあります。それは、自分の心の声に耳を傾けるということです。

「いのち」はいつも心を通して「こうすると楽しいよ、とか面白いよ」と、私たちをわくわくさせるメッセージを送っています。その声に従い、それを追い続けることが夢や希望になっていきます。

 一人ひとり姿、形が違うように、夢や希望が違います。
 決して、人がしているから自分もするというように、かけがえのない人生を人任せにしたり、無駄にしないようにしてください。

 今、時代が大きく変わろうとしています。
 これまでの時代は、人に負けないようにがんばることが美徳とされていました。それは幸せを求めるというより、他の人よりも優れているという優越感をもとめていたような気がします。そこには、常に競争する相手がいたのです。でも、これからは、人と比較しないでそれぞれの幸せを求める時代に入りました。

 今、将来やりたいことがある人は、どうかその実現に向かって進んでください。まだはっきりと決まっていない人は、心がささやきかけるメッセージをゆっくりと温めてください。

 壁にぶつかりくじけそうになったときには、何かのチャンスと思い、決してヤケをおこさないでください。
 先日、大リーグで活躍しているイチロー選手が「自分には、乗り越えられない壁は与えられないし、それを乗り越えたときにはきっと素晴らしい世界が拓けてくるものと信じています」と語っていました。イチロー選手はその壁さえも、与えられた贈り物として受けとっています。

 しかし、どうしても越えられない壁にぶつかり、いやになることもあるでしょう。その時は、その夢を卒業してもよいというサインですから、一休みして新しい夢に向かってください。
 そして、それはいつでもやり直しができるし、一番肝心なことは、結果を出すことではなく、夢の実現を目指している過程であることを最後にお伝えします。

 どうかみなさんが世界でひとつしかない自分の「いのち」の花を咲かせますようお祈りします。さようなら。


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