今が生死

今が生死

2012.04.06
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カテゴリ: 政治
昨夜甲府市中央公民館で劇団「さくらっ子」の演劇「男だってケセラケラ3」を観た。50歳過ぎ位の家庭持ちの女性たちで結成された劇団で年間20前後の公演をしているという。

平成22年12月に策定された第3次男女共同参画基本計画は、政治分野、司法分野、行政分野、雇用分野、その他の分野に一律30%の女性枠を与え、2020年を目途に闇雲にそれを達成させようとするものであった。実際に平成22年度の国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合が26.1%になるなど着実にその成果が見られる。

男女平等を推し進める男女共同参画基本法は家庭や社会職場等で男女の差別をなくして男女が協力して美しい社会を作って行こうとするもので政府や地方自治体にその政策の実行を義務付けており、高額な予算化もなされている。男女の共同参画と謳っているが、実際には女性の地位向上のためにあらゆる方策やお金が使われてきたと言ってよいと思う。

それは良いことだが女性、女性と持ち上げる一方で男性が虐げられてきた側面もある。今回の演劇は50歳の男性が会社でリストラされて、家庭を支えていかなければならないのに収入がなくなり途方にくれて自殺しようと落ち込んでいたが、酒場でママさんやお客に励まされる物語であった。

男は会社で家族を支えるために残業、残業で体を壊してまで働いている。家では奥さん連が何々会などといって遊んで歩いている。これで本当に男女平等か?男は会社、女は家庭という方程式は崩れつつあるが、家庭にいない女は男を支えてくれていない。男の7人に一人は結婚していない。自殺者の70%は男である。男は惨めだ。真の共同参画は女の地位を上げることではなく、男女がお互いを思いやることであるといったことがテーマだったように思う。

テレビや映画で見るのとちがって演劇を目の前でみると迫力が違うと思った。法律で規制することも大切だが本質は男は女を女は男を思いやることが最も大切ではないだろうか。





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Last updated  2012.04.06 23:56:59
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