今が生死

今が生死

2012.05.30
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カテゴリ: 政治
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ギンバカゲロウ(銀葉陽炎)

ウイークデーの毎朝8時から民放ラジオで、「日本全国8時です」という15分番組があり、月曜から金曜まで担当者が決まっている。ほぼ毎日聞いているが特に木曜日の東大名誉教授の月尾嘉男さんのコーナーは聞き漏らさないようにしている。自然科学から経済、歴史、環境保護等さまざまな分野について話をしてくれるが先日は日本の人口の将来予測について話をしてくれた。

世界の人口は発展途上国を中心に増え続けているが、文明国では減っている。中でも日本の出生率は大きな減少カーブを描いており、この割合で行ったら1000年後には子供がゼロになってしまうと先般東北大教授が計算したが、月尾さんは人口ゼロになってしまうと言っていた。

30歳までの結婚率がどんどん減少している。50歳以上の生涯未婚率がどんどん増えている。子供が少ないのは一家庭の子供の数が減ったことよりも、結婚しない人が増えていることが大きな原因だと述べていた。先進国で結婚しない人が増えているのは世界共通だが、日本では結婚していない人たちの子供の認知が極めて少ない。他の国では結婚していない人たちの子供の方が多いところもあり、日本でも結婚にこだわらない子供の認知を政府も一般の人ももっと真剣に考えるべきではないかと述べていた。

結婚しない人が増えているのには様々な原因があると思うが、一つには昔はお見合い結婚があって年頃になると周りの人が放って置けない環境があった。今はお見合いは古くてみっともない、恋愛結婚でなくてはならないというような考えがあり、周りもお世話したら野暮ったいと思われないかしら、古いと思われるかしらといった遠慮が定着してしまった。

今少子化担当大臣がいるが何もしていない。結婚相談所などの開設に補助金を出しているとの話も聞かない。何の効果も上げていないで子供の数は減り続けている。子供が減れば潰れるお店も出てくるし学校も潰れてしまう。まず結婚促進に政府として介入すべきだと思う。結婚は個人の自由だから介入できないというのなら莫大な金を使っていて何もしていない少子化庁など無くしてしまえばいい。

結婚したくない人たちを無理やり結婚させることはできなくても、昔の見合い制度を復活させるとか結婚しやすい環境を造ることがまず第一にしなければならないことだと考える。その次に結婚しなくて生まれてくる子供たちの認知をもっと簡単にして、世間からそれが奇異に見られないような社会にしていく必要もあると考える。人口がどんどん増えていく世界の中にあって優秀な日本人がいなくならないように政治の舵を切ってもらいたいと思う。消費税がどうのこうのという問題より遥かに重要な問題と考える。





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Last updated  2012.05.30 15:04:07 コメント(4) | コメントを書く


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