今が生死

今が生死

2012.10.07
XML
カテゴリ: 政治
FJ3101020001.jpg


今当直明けで自宅に帰ってきたところである。朝8時頃12歳少年が救急外来を受診した。昨日野球をしていて、ボールを顔面に当てて、鼻血が出たがその後止まった。今朝になっても鼻の所が腫れているような気がするからと来院した。

レントゲン撮影の結果鼻骨が骨折していた。骨折なので整形外科なのか、鼻だから耳鼻科なのか判らなかったが山梨大に電話してみた。事務当直の人が耳鼻科当直に回してくれて女の先生が出た。事情を話したら手術が必要かもしれないので大学に回して下さいとのことで紹介状を書いて医大病院に送った。

スムーズに受け入れて下さり、すごくありがたかった。その電話以前に近くのやはり大きな綜合病院に電話したが、当院では対応できませんとあっさり断られてしまった経緯があったからである。

時折救急患者があちらでもこちらでも断られて何時間後かにやっと収容されたがすでに手遅れになってしまったなどとの記事を目にすることがある。

対応できなければ断るしかないが、対応できる力がありながら当直者の怠け心とか、体制が整っていないから等の理由で断るのは言語道断である。私も昨夜何件か救急隊の要請をお断りしたがそれらは外科手術を必要とするもので私には無理だったからである。

本県には4つの大きな総合病院があるが、4病院全てが必ずしもあらゆる重症患者を快く引き受けてくれる体制ではない。その中で今回のように医大病院が快く引き受けてくれたのは県民としても救いだと思った。大きな総合病院は医大だけでなく、いつでもどんな症例も引き受けてくれる体制を整えておいてもらいたいと切に思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.10.07 16:08:49
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: