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2026.09.08
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カテゴリ: 実録エッセイ





📖前回のお話 第2話はこちら👇️
【実録 第2話】この人、本当に台湾にいる?送られてきた写真を調べてみた はコチラ

最初の名前間違い

アニーとのLINEは、相変わらず続いていた。

台湾での生活。

家族。

食事。

テニス。

ゴルフ。

ボランティア。

送られてくる写真を調べても、決定的におかしなものは見つからない。

むしろ、

「本当に台湾で普通に生活している人なのかもしれない」

と思える材料の方が増えていた。

そんなある日。

何気ない会話の途中で、アニーからメッセージが届いた。

そこには――

私とは違う名前が書かれていた。

「あれ?」

と思った瞬間、そのメッセージは削除された。

あまりに早かったので、名前までは覚えていない。

でも、

私の名前ではなかった。

それだけは覚えている。

まあ、間違えることくらいある

私は特に追及しなかった。

友達が何人もいれば、送る相手を間違えることだってある。

入力ミスかもしれない。

翻訳の問題かもしれない。

そもそも私は、アニーと話すためのLINEで偽名を使っている。

だから、

「名前を一度間違えたくらいで疑うのも違うよな」

と思った。

アニーも何も説明しなかった。

私も何も聞かなかった。

そのまま普通の会話に戻った。

この時は、それで終わると思っていた。

そして、ドリアンの話になった

後日。

アニーと食べ物の話をしていた。

話題はドリアン。

いろいろな産地のドリアンがあるらしい。

そんな普通の雑談だった。

するとアニーから、こんなメッセージが届いた。

「ポニョもドリアン好きなのかな?」

……。

ん?

ポニョ?

私はスマホの画面を見直した。

やっぱり、

ポニョ。

私はポニョではない

もちろん、私がアニーに伝えている名前はポニョではない。

本名でもない。

偽名ではある。

しかし――

ポニョではない。

一瞬、

「誰だよ(笑)」

と思った。

そして、すぐに以前の出来事を思い出した。

一度、違う名前を送って、すぐ削除したことがあった。

あれに続いて、

これで2回目。

少し気になった。

しかも、ポニョは一度で終わらなかった

単なる入力ミスなら、

「ポニョ」

が一回出て終わる可能性もある。

ところが、その後もアニーのメッセージにはポニョが登場した。

ドリアンの写真とともに、

「ポニョにとっても一番大好きな食べ物」

というような内容まで送られてきた。

ここまで来ると、

「ポニョ」という名前を間違って一文字入力した、

という感じではない。

少なくともその文章は、

ポニョという誰かを相手にしているように見えた。

聞くべきか?

普通なら聞くと思う。

「ポニョって誰?」

と。

でも私は、あえて聞かなかった。

理由は単純。

少し様子を見てみたくなったからだ。

もし、

「ごめん、友達の名前と間違えた」

と言われれば、それで終わる。

でも、こちらから指摘しなかったらどうなるのか。

また別の名前が出てくるのか。

本人から気付いて説明するのか。

そこで私は――

ポニョを泳がせてみることにした。

ポニョだけに。

🐟️🐠

魚で返してみた

とはいえ、完全に無反応なのも面白くない(笑)。

そこで私は、会話の中でさりげなく、

🐠🐟️

魚の絵文字を入れてみた。

「気付いてるぞ」

という、私なりの小さな合図だった。

アニーが、

「あ、名前間違えた!」

と気付くかもしれない。

何か説明してくるかもしれない。

ところが――

特に説明はなかった。

ポニョが誰なのかも語られなかった。

途中で削除されたメッセージ

さらに、そのドリアンのやり取りの中で、アニーが送ったメッセージが一つ削除された。

私はすでに魚の絵文字を送っていた。

何が書かれていたのか、正確には分からない。

だから、ここから先は想像になる。

ポニョについて何か書いたのかもしれない。

まったく関係ない内容だったのかもしれない。

分からないものは、分からない。

ただ、

「また削除された」

という事実だけが残った。

何人と話しているんだろう?

ここで初めて、私は少し考えた。

アニーは普段、何人くらいとLINEをしているのだろう。

友達が多い人なら、名前を間違えることはある。

仕事柄、多くの人と連絡を取っているのかもしれない。

あるいは単純に、別の友達との会話が混ざっただけかもしれない。

だから、

「名前を間違えた=怪しい」

とは思わなかった。

ただし、

一度目は違う名前を送って、すぐ削除。

二度目は「ポニョ」が繰り返し登場。

そして説明はない。

これはさすがに、

小さな違和感として残った。

それでも、私はLINEを続けた

ここでやり取りをやめることもできた。

でも私は、そうしなかった。

理由は、第2話までに見てきた通りだ。

送られてくる台湾の写真。

家族との食事。

テニス。

ゴルフ。

ボランティア。

長時間続く普通の雑談。

名前を間違えたという一点だけで、

それまで積み重なったものを全部否定するのも違うと思った。

何より私はまだ、

アニーを信用したいと思っていた。

だからポニョの正体は、いったん水槽の中に置いておくことにした。

🐟️

そして、話題は投資へ

そんなある日。

私たちの会話は、少しずつ投資の話へ向かっていった。

私がIPO投資をしていることは、アニーも知っていた。

アニーの仕事は、暗号資産アナリストだという。

だから投資の話になること自体は、不自然ではなかった。

私は暗号資産について、

「今はまだ、リスクを取るほどの余裕はないかな」

というような話をした。

するとアニーは、

「冒険する必要はないよ」

と言った。

リスクを抑える方法。

タイミング。

ヘッジ。

そんな話になっていった。

私は、

「やっぱり仕事にしているだけあって詳しいんだな」

と思っていた。

そして会話の途中で、アニーがこんなことを言った。

「暗号資産を学んで利益を出したいなら、私を先生と呼んでもいいんだよ。」

……先生?

ポニョを泳がせていたら、

今度は先生が誕生した(笑)。

アニー先生、誕生

私は冗談っぽく返した。

「先生になれるくらい詳しいんだ😂 仕事だもんね」

するとアニーは、

自分は金融関係の仕事をしているけれど、財務顧問ではない。

これは友達同士の知識のシェアだ、

というような説明をした。

なるほど。

先生ではあるけれど、

正式な投資アドバイザーではない。

「先生じゃなくて、詳しい友達ってことだね。」

この時の私は、まだ笑っていた。

でも、この「先生」という言葉が、

この後のやり取りで、

思っていた以上に重要な言葉になっていく。



【実録 第4話】台湾の友達が「暗号資産の先生」になった――お礼はシャンクス?はコチラ

台湾の友達が「暗号資産の先生」になった――お礼はシャンクス?

友達なのか。

先生なのか。

そして――

「利益の出る方法は無料では教えない」

という話が出てくる。

先生へのお礼は、

なぜかONE PIECEのシャンクス。

この頃から、話は少しずつ変わり始めた。📖🐟️






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最終更新日  2026.09.09 20:58:53
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