石が好きすぎて自分で彫金はじめました

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May 12, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類
つげ櫛職人の心

こんにちは。

旅行中、2軒のつげ櫛屋さんを訪ねました。
関西でも2,3軒しかありませんが、関東も4軒と少なく、
職人さん、ずいぶん減っているみたいですね。
切ない。。

今回私が行ってきたのが、上野の「十三や」さんと
浅草の「よのや」さん。

最初にまわったのが、上野の「十三や」さん。

同じ系列かどうかは不明です。

京都の方がお安く、焼印がはいっている。
いっぽう上野の「十三や」さんは、焼印ではなく
手彫りで十三って掘ってあるんだけど、
使っているうちに消えてしまうくらいの、薄彫り。

そのことについて尋ねると、繊細なつげ櫛に焼印は適さないので、
うちはやっていません、とのこと。
やっぱり京都の十三やとは無関係みたい。

泉佐野市のつげ櫛工房さんとこでも、焼印入っていたんだけどなぁ
と思いながら、こちらの店舗のご主人があまり好きでないタイプだったので、
購入を見送りました。


たいてい職人さん気質の店に入ると、
うちの子自慢じゃないけど、
自分のとこの子供を嫁に出す勢いで、櫛の説明をするのだけれど、
作るのに時間がかかるとか、注文制作だとか話すだけで、
ちょっと愛情不足を感じてしまいました。


2軒目に(笑)

一方2軒目の浅草「よのや」さんは、私の望んでいるとおりの
素晴らしいお店でした。

品揃えもそうだけれど、ご主人も女将さんも、
私の髪を見て、どんな櫛が良いのかを説明してくれました。
髪が長くて細いから、とき櫛は荒めの方がよいとのこと。

実はつげ櫛、持っていることを話すと、
嬉しそうに、その櫛見せてくださいと、言われ、
櫛が乾燥していてかわいそうなので、油で拭いてあげてね、
とアドバイスしていただきました。

それから、良い櫛なので、うちのを買わなくても、
それで使えますよ、と言ってもらいました。

でもですね、ちょっとだけつげ櫛マニアな私、
ご主人の言った一言に落ちました。

ご主人、私の購入した店をご存知らしく、
「ああ、○○さんの店の櫛ですね、このカーブ」
って言ったんです!!

「店によって、削り、違うんですか??」
と私が聞くと
「そうですよ。うちはおじいちゃんの代から、
こういうカーブで」とつげ櫛を並べて見せていただき、

その結果、
「買います!」ってことになりました。

てことで私の手元には関西育ちのつげ櫛と
江戸っ子のつげ櫛がペアになりました。
LOVEです。

他にもまあ、いろいろとつげ櫛持ってはいますが、
絶品なのがこの二本ですねぇ♪

ちなみに皆様はつげ櫛の相場をご存知でしょうか?
とき櫛で、1~2万円、
飾りの彫り物がしてあるものは、数十万です。(高いっ!)
透かし彫りのあるものは、もやは工芸品で、
ちょっと手が出ないですね。

楽天さんにもいくらか出てるみたいですが、
屋号入りの本格的なものはなさそうですね。
けっこう安いわ。

もし購入されるならご注意いただきたいのが、
「本つげ」の刻印入りの櫛。
「本つげ」と書いたものは、国産つげではありません。

国産のつげには屋号が入っているか、産地名書いてます。
値段も3倍~5倍ほど違います。

別段、外国つげでも問題はないでしょうが、
つげ櫛は暖かい土地でとれたつげでつくると、
木材自体しまっていないので、やわらかいです。
しかもつげが大きく成長するので、あまり価値のある木材では
ないということ。

ところが国産のつげは、1本1本が大きく育たず、
木目がぎゅっとつまっているので、一本の木でも
櫛は何本もつくれないのです。(だから高い)

比較的安いつげ、楽天さんとかにも出ているものは
ほとんど南国のつげではないかと推察されます。
下にいくつか掲載しときます。


国産の薩摩つげを使用し、日本の職人が一本一本丁寧に作った最高級つげ櫛です。YS-8014 解櫛 中歯 三寸 薩摩つげ


国産の薩摩つげを使用し、日本の職人が一本一本丁寧に作った最高級つげ櫛です。YS-8034 パーマ櫛 中歯 三寸二分 薩摩つげ






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Last updated  May 12, 2010 09:21:56 AM
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上野・十三やさんについて  
yamakirin  さん
石天一さんの十三やさんに関する内容を読ませていただきました。ご気分を害されるかもしれませんが、私はその内容を読んでそう思われたのは大変残念だしもったいないなと思いました。是非、私がこれから話す体験から上野・十三やさんに対する愛情不足を解消していただければと思います。私は十三やさんのみ実際お店の方と話し、櫛を購入させていただきました。他のお店のことを悪く言うものではありませんのでご了承ください。

最初に出会ったのは地元デパートの大江戸のれん市というイベントです。その中で60代の職人さんがいらっしゃってトクサを巻いた道具で櫛の歯を削られていました。その方はとてもお話上手で、私も櫛に興味を持って行ったのでいろいろな話を聞かせていただきました。世間に出回っている多くの櫛は輸入物で国産ではないものが多いのでこういう場所に出て本物を伝えている、櫛を作る職人さんが減ってきている、つげは人が手を入れて育てていかないと使えるものにはならないし生産量も減ってきている、黄楊という木を丁寧に育てて櫛の形に削り乾燥させて櫛の形に作るまで100年以上の月日がかかるなど・・・。

作るのに時間がかかる・注文制作というのは、2人(親子)の職人さんだけで作っていて、間に合わないほどの注文があるのと丁寧に昔ながらの工程で作っているからということを聞いています。私が1本目を購入した時も以前に注文が来ている分を作られていて約2か月待って欲しいと言われました。実際には2か月も待たずに気を利かせていただいて少し早く届けてくれました。やっぱり、その人に合わせていい櫛を後世にはじない櫛を送り出したいという気持ちがあってのことです。ある人のブログでは過去に購入した人のことを覚えていてくれるほどだそうです。 (Sep 20, 2010 09:04:52 PM)

上野・十三やさんについて2  
yamakirin  さん
最近は安くていい商品が巷にあふれていてすぐ手に入ります。そしてその世の中に慣れた私たちはそれがいいこと・便利なことと認識していてそれを疑いません。ただ一方で昔ながらの製法を守って手数や時間はかかりますが丁寧にモノづくりをやってきている職人もいます。テレビ番組で和風総本家というような番組で日本の伝統工芸品などを紹介していますが、そういういいものが今では少なくなってきており守っていくのも大変なようです。だからこそ時間がかかるのもうなづけます。

“待つ”のは大変ですが、ただそれを待つ時の欲しいというはやる気持ちやその間それについていろいろ調べることができる時間を持てる、という意味では実際にそのものが届いた時のうれしさや驚きもひとしおです。たまには待ってみるというのも意味があることなのではないでしょうか。

石天一さんがお店に行かれた時にどなたが対応されたのかはわかりませんが、間違いなく本物を提供されているお店です。髪質やオケージョンなどに合わせてどういう櫛がいいのか選んで薦めてくれます。私は職人さんとお話して自分が納得した上で間違いがないと信じています。 (Sep 20, 2010 09:05:58 PM)

Re:上野・十三やさんについて2(05/12)  
石天一  さん
yamakirinさん

コメントありがとうございます。yamakirinさんこそ、十三やさんで商品ご購入されたと書かれていましたから、私のブログ読まれてご気分を害されたのでは?と心配になりました。

色々と書きましたが、私は注文制作の完成を待つこと自体には、厭うどころか、ウキウキとしてしまう質です。(自分も職人のはしくれなので)また十三やさんが本物のつげを提供していらっしゃることも、疑っていません。実際職人の数自体が減っていることは事実なので、商品を手に入れるのに時間がかかるのは当然でしょう。

ただ……、店内での対応が私には合わなかっただけです。こちらのお店で満足して買って行かれる客さんもたくさんいらっしゃることでしょうし、私にとっての購買意欲が湧いてこなかったお店だったと申し上げるしかないでしょう。


なぜ、購入意欲を感じなかったかというと、作ることの大変さや、納期、また減ってきている職人の数の話をききたかったのではなく、わたしは単に、この店独自の櫛の自慢話を聞きたかったんです。

これは私にとっても残念なことでした。何と言っても、職人作品、大好きですから、とっても楽しみにしていたんです。

yamakirinさんはきっと、十三やさんの良い職人魂を見てお買い求めになったんですね。メッセ読んでそれが伝わってきました。私もそれを目にできていたら、きっとLOVEだったんでしょうね。

とはいえ、MY日記みたいなものでも、他の方が読んでどう思うかってこと、もう少し考えた方がいいのかなぁって思ってしまいました。私だって、素敵だと思っているお店で購入したもの、他の人がイマイチだったわって書いていたら、ちょっと悲しいですものね。どうかお許しくださいね。




(Sep 21, 2010 12:17:31 AM)

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