9月25日運動公園のリスを守りたい 



 ある方から「運動公園に住み着いているリスが交通事故に遭っている」とお聞きしました。りすを守るために何かをしているわけでもないのですが心が痛みました。リスにとって住みやすい環境をと願っているものとして何ができるのだろうと思っている時に、道路を跨ぐアニマルパスウエイが山梨県の北杜市にあるので見に行こうとお誘いをうけました。
  山や森に道路ができ生息地が分断細分化されると、ヤマネやリスなど地上と樹上を行き来する貴重な動物の生息地が危機にさらされてしまう。それを少しでも守ろうと分断された森をつなぐ動物のための道がつくられているのです。
 北杜市清里には3箇所のアニマルパスウエイがあります。(写真参照)ここはヤマネの通り道としてつくられましたが、ねずみやリスも通っています。清里のヤマネミュージアムのモニターテレビではヤマネやネズミ、リスが通っている映像が見られます。
 茅野市の運動公園のリスは、市街地の近くであることや観察ができると言うことで全国的に見ても貴重な場所で多くの人が訪れているそうです。しかし茅野市民がどれだけそのことを知っているでしょうか。運動公園の道路にリスが跳び出すかもしれない、森に生えているくるみやくりなどはリスのえさになるから残しておこうか、リスの隠れる場所はあるのだろうかなどリスを守るためできることをみんなで考えていきたいものです。また、ハード面では山の道に動物注意の標識がありますが、そんな標識ができないか、アニマルパスウエイはできないか検討してみる価値はあると思います。
 運動公園大橋の信号前やテンホウ前の三叉路でリスをみかけたことがあります。生息範囲は運動公園の森だけではないようです。 リスを守っていくためにはその裏付けとなるリスの習性や生息範囲など学術的な調査も必要でしょう。 運動公園をスポーツだけではないリスや鳥などの動物、貴重な野草などが残る都市公園として整備していく視点も是非加えて欲しいものだと思います。

アニマルパスウエイ

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