2009年12月議会一般質問


1、「縄文プロジェクト」の具体的な構想と施策について、昨日の勅使河原議員の質問に答弁されました。来年度の市政経営の方針について発表されました。
 その中に「市民プランの8つの施策の枠を超えて重点的横断的に取り組むべき重要な課題を重点プロジェクトとして位置づける」とあり、それが「縄文プロジェクトである」とかかれています。さらに縄文プロジェクトについての説明は理念を述べたもので具体的に何をするのか非常にわかりにくかったというのが感想です。

 「縄文プロジェクト」を重点プロジェクトとして取り組むべき課題とするというのがわかりにくくしているのではないかと思います。
 課題というのは辞書には「解決すべき問題」とあります。

あくまで市の総合計画である市民プランにある(人の輝き、まちの輝き、みどりの輝きー人も自然も元気で豊か躍動する高原都市)というねらい あるべき姿ーという目的を達成するために・・・に解決すべき問題が、市行政としての課題であると思います。

 昨日の答弁では市長は茅野市の宝が縄文文化であるとして、それをまちづくりのキーワードにしていくということだと思います。課題ではないと思いました。
そういう捉えでいいでしょうか。おたずねします。

2、次に縄文遺跡の整備保存、市民の理解を深めるための方策についておたずねします。
 大英博物館で開催された「土偶展」に茅野市から「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が出品されました。市長も参加され、仮面の女神がシンボルとして垂れ幕や目録の表紙となったり大変好評であったとお聞きしました。茅野市民として、また縄文のビーナスが出土した地にすむ者として大変誇らしく思いました。このことは今後のまちづくりに生かしていく価値あることと思います。そのための整備や活用について質問したいと思います。

 今回質問するにあたって棚畑遺跡、駒形遺跡、上の段遺跡、尖石遺跡、中っ原遺跡など見て参りました。  
 しかし、茅野市内の縄文遺跡の状況はそれにふさわしいものに整備され活用されているでしょうか。まだまだ整備は不十分であると思いましたし、活用についても考えていく必要があると思いました。

そこで質問します。
1として市内各地に残る遺跡について今後どう整備し、活用していくかについておたずねします。
 ・国指定の駒形遺跡、上の段遺跡、縄文のビーナスの出土した棚畑遺跡について もお願いします。

2として
 縄文遺跡を歩いてみまして、案内板や掲示板の様式がバラバラであり、また、さび付いているものもあり誠にお粗末でした。統一した案内板、掲示板の設置をする考えはないかおたずねします。

3として
 市民が自分の住んでいる地域をより深く知ることにより、誇りに思うようになり、それが自分の地域を良くしたいという郷土愛につながり、住民自治へとつながっていくものと思います。そのための仕掛けをどう作っていくのかが大切だと思います。
遺跡をはじめ貴重な自然をより深く理解していくために地域や団体と共同で進めていく必要があると思いますが考えをおたずねします。

3、子どもの医療費無料の年齢を引き上げることについて質問します。この問題についてずっと取り組んで参りました。当初は3歳未満までだったものが今は小学校3年生までに引き上げられ子育て支援が充実してきていることは大変うれしいことです。 その間全国的にも又県内でも医療費無料化の拡大は大きな流れとなっています。2008年の集計によると全国すべての都道府県、市町村で何らかの無料化を実施し年令も中学卒業まで、又18歳まで無料というところも多くなっていています。 
県内で見ますと80市町村のうち中学校卒まで無料になっているのが隣の原村、富士見町も含め37市町村46%、にもなっています。
 子育て世代が支援で望むことの一番は経済的支援です。さらに昨年から続く景気後退で子育て世代の家計は本当に大変になっており、子育ての負担軽減は切実な要求です。
 新政権では子育て支援としての「こども手当」に期待が寄せられていますが、政府税調は来年の税制改定に扶養控除廃止を盛り込む方針であり、8日付けの新聞報道で見ますと、保育料など23項目に負担増の影響があることが明らかになりました。
 そんな情勢の中で経常的にかかる費用ではなく、突発的な出費である医療費の負担軽減は心強い子育て支援です。アトピーやぜんそくなど治療が長期にわたる病気も増えています。そういう人たちが一番大変ではないでしょうか。子育て支援として医療費無料の年齢を引き上がる考えはないかおたずねします。

 現在の制度では 長野県では自動給付方式といって無料とはいうものの一つの診療科にかかる毎にレセプト代として300円の自己負担があります。それが10月から500円に引き上げられました。長野県全体では3億円、全市町村あわせると3億円ということであります。現在よりも医療費の負担が増えているわけです。
 茅野市においてはどれくらいの負担減になるのでしょうか。
 また、長野県では今就学前までの医療費の半分を負担していますが、来年度から小学校3年生までの入院については県が負担するということになりました。市では小学校3年生まで入院が以来共に無料になっています。県が負担する分について市としての負担減はどれくらいでしょうか。
 あわせておたずねします。



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