自分だけの現実

自分だけの現実

『アニ×バト』


「きょうも見たなあ~ さっ、シャットダウンだ。」
そうやって操作すると突然、
 おぬしはまだかえってはならぬ。
という声が聞こえたか否か、突然PCが光り始めた。そうして次の瞬間、草原で寝転んでいた。訳がわからなくなって立つ気も起こらなかった。そうしているとまたあの声がした。いきなり、ようこそわれらの世界へといわれたらしばこうかと思った。しかしその気はすぐ消えた
 助けてくれ!きみがいる!
何だ、この展開? 
  とりあえず、義波ルは相手に問うた。
「お前、だれ?っていうかここどこ???」

と言うと、その声が答えた。
「ここは、PCの中、またはゲームの中だ。
 すなわち今お前が立っている地面も広大に広がる空も
 すべて偽物、もとい仮想世界のモノである。
 そして、我が名は『ド○ルド・マクド○ド』という。」

 (注;ド○ルドをこれからドナに略します)

「・・・・・・・・あ~~~、
 オレは頭がいかれてしまったのか?
 もしこれが夢だったらなぁ~~~。」

なんだかとても疲れた義波ルはその場で座り込んでしまった。
 「いったいどうすればいいんだ?あの人は詳しいことは何にも言っていないのに。まあこの奥に何があるのか、とりあえずいってみるか。」
といってすすんだ義波ルだが、進んでも進んでもまったく景色が変わらない。もうかれこれ1時間30分は歩いているだろう。足も限界だ。
 「間違えたかな?さっきはここら辺で声が聞こえてたので来たのだが・・ん、なんだこの声は!」
町が近いのか?うれしくなって進んでいこうとするが、そのとき巨大ムカデが出てきた。
「く、くそ、もう出口が近いかもしれないのに!ど、どうすればいいのか・・ん、なんだこれは?」
いつの間にか剣が腰に刺さっていた。もしかしてあの老人が・・
「ってこんなこと言ってる場合じゃない!これでも食らえ!」そして剣を振りかざすと巨大ムカデは倒れ姿を消した。
「どうしてこんなにうまく剣を使えるのか?まあこの世界がPCの中の世界だから何とかなるか。」自慢げになるのもこの男の特徴だ。

 ムカデを倒してから5分歩くと、いきなり視界が開けたと思うとそこにはものすごい世界が広がっていた。その世界とはほうきで空を飛び、いきなり火や氷を出したり・・想像したとおりの魔法世界だ。見とれながら進んでいると、後ろから突然声をかけられ義波ルはびっくりした。
「あんただれ?見慣れない顔だね。」アニメ好きの俺なら知っている声そのものだ。ありがとう、PC世界!声をかけたのは、まだ少女で、とび色の瞳にピンク色の髪で、貧乳だったのを覚えている。
そのピンク色の髪の毛の少女が持っている鎖の先には、少年がつながれていた。
その少年は背中に大きな剣を背負っていてなぜか犬のコスプレをみにまとっていた。
義波ルはその少年に向かって「なにされてんの?」と小声で聞いた。
すると少年は、「ル、ルイ・・・ずぅに捕まってぼこぼこにされ・・・ぐはぉぁ。」
なんかやばそうだったので、逃げようとするとピンク色の髪の少女に
「ちょっと待ちなさい、義波ル?とやら!!」
と言われてしまった。
義波ルは≪何かおれもあんなことにされるのかなぁ?≫
と恐怖で絶望していると、少女が
「私たちとパーティ組まない!?」
「はいっっ・・・・・ってえぇえぇえぇえぇ????」
と予想だにしていなかった言葉を発したので、義波ルは反射的に答えてしまった。
「では、ついてきなさい。ほらあんたも来るのよ~~(怒)」鎖につないでおいたサイトをやっぱり踏みつけながらどんどん進んでいく。
(なるほど。この世界はアニメの世界になるわけか。それがたまたま『ゼロの使い魔』の世界になったわけだ。いや~それにしてもルイズはかわいいな!サイトの気持ちはわからないでもないな。)
すると突然ルイズは振り返り、
「言っていなかったんだけど、私たちは課題として、向こうに見えるかしら・・・あ、あの高い塔『音楽の間』というところに行けというんだけど。」
もうみるな。こんな近距離で話すな。どうにかなりそうだ。サイト~おまえは幸せものだなあ
「でもなんでその塔にいかなければならないんですか?」
「そこには5人の試験官がいるらしいなのよ。で、その5人全員から合格証をもらえば課題クリアらしいなの。」
なんかちゃちいな。まあとにかく行ってみよう。なんかおもしろくなりそうだ。
とりあえず、義波ルとルイズとサイトはその塔に向かって歩き始めた。
すると、義波ルが、ルイズに
「なんで魔法とか使わないの?」と聞くと、サイトがすぐに
「そりゃ~魔法が使えないからだよ。な、ルイ・・・ズ?」
(いつの間にかルイズが消えてしまった!!!)と思っていると、後ろから
「遅くなってごめんね~~」とルイズの声が聞こえたと思ったとたんに
サイトがハンマーで誰かに殴られ気絶してしまった。(ルイズだが・・・・・)
…………とまぁこんな感じで楽しく(?)歩いてついに、塔の入り口まで来た。
そして、中に入ろうとドアを引っ張った。しかし開かない。
三人で引っ張っても、デルフ(しゃべる大剣)で斬りつけてもびくともしない。
まるで開く気配がしないのだ!しかしそこでルイズが呼び鈴があることに気付き、
「ここに呼び鈴があるよ」といいつつ鳴らしてみると、なんとドアが開いた。
そして出てきた人は・・・・・
「ゆ、唯?」
 「え、何であんたが知ってるのよ。あんた初めて会うのに・・・」
だって、あの有名なアニメ、『けいおん!』の主人公だもん。ま、こんなことこの世界の人たちにわかるわけないか。
 「あれ~このひとだれ~?唯しらないよ。」
「す、すみません。ぼくはこういうものです・・・・」わ、かわいい。やっぱり現物は違うな。
 「まあきみもテストを受けてもらうよ。いい?」
あれ、考えていたことと違う。確か決闘じみたことが書いてあったけど。
義波ルはルイズをみて、「あれ、これって決闘じゃないのですか?」
すると突然奥から、
「あ、やっときた~」「こんにちは。」・・などなど。
うわ、基本のグループ、澪たちだ!これがゆめじゃないのだ!ほっぺを5~6回はつねった。(1回は澪たちに見とれていたのによるルイズの攻撃)
唯による説明の後、
「じゃ、いまからは音楽のプロとして補習を行います!これクリアしないと帰れないよ~」
まじか。振り返ると今にもなきそうなルイズとサイトがいた。なるほど、僕と同じ音楽の点数1軍団か・・・義波ルは彼らより泣きそうだった。
「あ~~、音楽の補習か~。っていっても何するんだろう?」
と義波ルが独り言を言うと、「まずは、カスタネットから練習して、それから自分に合う楽器を選んで私たち4人からOKがもらえれば合格だよ~~」と唯。
「「「カ、カスタネットから練習!!!???」」」(言うまでもなく、義波ルとルイズとサイトの声である)
と言いつつも、{やっぱりアニメどうりの唯だ~~。うれし~}と義波ルが思っていると顔に出ていたのか、ルイズに睨まれた。
「まぁまぁ、ルイズやめなよ。みグルしぃ・・・い、イタイイタイ!」
するとサイトが珍しくルイズを諌めた(やっぱり殴られたが・・・)
「と、とにかくカスタネットの練習をするわよ!」
「「はぁ~い」」
「じゃあ、この歌に沿って叩いて」と澪。
と、流れた音楽はなんと『ふわふわ時間』だった。
「ミュージックスタート!」
じゃじゃじゃじゃっじゃっじゃっかっかっかっかっ・・・・・
じゃーん!
と疲れた義波ルはベンチに座りながら、
「この歌今までに50回ぐらい歌った、アラ~」
とか言っちゃっていたが普通に無視された。
そして律は「はーい休憩しよ~♪」と言ったことで遂にムギが動いた!!

「お、ムギの様子が変わった!それで、カスタネットを持って~あれ?」
当の本人はカスタネットを持って暴走モードだ。それで得意なテンポで、恐ろしいスピードで演奏していく。それはもう鬼神だ・・・
 「お~ムギちゃん。もうそこまでにしよー」
 「センパーイ・・・・」

まあこんなハプニングがあったためカスタネットの試験は合格した。やったー!!!
ムギが夢中で引いているのをよそ目に試験は続く。
次からはメンバーの楽器で勝負が続いていくがことごとくやぶっていった。
ギター、ドラム、バス、キーボードでやったがサイトは頭がよかったらしい。慣れでどんどん攻略していた。梓が1番つらかったが、ここでルイズの「虚無」が役に立ちサイトに音楽の神が降臨。見事撃破した。
夕暮れーそれは終わりに近づいている証ーになりここで澪が、
「さてここで最後のテストだよ。みんないける?」
ツレていかれた部屋はカラオケだった。まさかカラオケ勝負か、それはあっていた。みんな入るとすぐさま「けいおん!」の曲を入れ始めた・・・
「カラオケで同じだけの曲を歌って義波ル君たちの合計が私たちより上なら
試験は合格だよ~。あ、あとチーム分けを一応言っとくよ~~、アズにゃ~ん!」と唯。
「はい。それではチーム分けを発表するです。まず「唯チーム」は唯先輩と義波ルさんと
律先輩とルイズさんです。次に「澪チーム」は澪先輩とサイトさんと紬先輩と私、です。」
「「「はぁ~???」」」と間の抜けた声を発したのはもちろんサイトとルイズと義波ルだ。
「どうしたの、みんなぁ?」と唯が聞くと何とか気がついたルイズが
「なんであんたたちと私たちが混ざってるの?これじゃぁ勝負にならないじゃな~い!!
べ、別にサイトと一緒じゃないからイヤとかじゃないんだからね!」といった。
それを見て義波ルは{か、かわいいな~ルイズは。あぁサイトになりたい・・・}
と妄想…モトイ想像していると顔に出ていたのかルイズに睨まれた。
「でも、こっちのほうが楽しそうじゃない?」
「うん。そーだな。」と紬と澪。
「まぁ、ムギと澪がそういうなら・・・」と義波ルはちょっぴりうれしそうに呟いた。
そうしてサイトもうれしそうに、ルイズは不機嫌そうに了解した。
「じゃ、朝まで歌うよ~?」
「「「「「「「「オーーー!!!」」」」」」」」



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