「ジョンの粋な恋物語」
rabi☆さんにこの歌を教えてもらいました。
晩年のテリー、陽だまりにて。。スケッチより
「ジョンの純な恋物語」
My name is john ボクは振り返る
君と過ごした日々を 君を泣かせた数を
下手な愛情表現で 君にはずいぶんと 迷惑かけたっけ
時に噛み付いてみたり あるいは引っかいてみたり
ボクがこの家に来た頃
君も幼くて 泣きべそばっかかいてさ
ある日 しっぽをひょいと立てて
君をくすぐったら 笑顔の花が咲いた
少なからずボクの中に 恋が生まれた瞬間
夕暮れ色の空が好き 君と二人きりで公園へお散歩Time
真っ赤に染まる君の姿は
ドレスを身に纏っているようでステキさ
まぎれもなく君に夢中 最初で最後の初恋
明日の朝 君はこの家を出てゆき お嫁さんになる
小屋の前で 腰をかがめ 君が何かつぶやいた夜
察してボクは 君の顔を幾度も嘗め 笑顔促す
「行かないで！」と口に出して言えるならば 伝えたんだろうか？
君のほほを つたう宝石がボクの耳を濡らす
しばらく君は 毛むくじゃらのボクにしがみついていた
My name is john 純な恋物語
抱いてた想いは 叶わず花と散る
やがて歳をとったボクは 愛しの小屋の中 深い眠りにつく
だけど寂しくなんてないさ やっと君のもとへゆける
目には見えないチカラで 空からずっと守ってあげる
守ってあげる 守ってあげる
「テリーと過ごした日々」12/18.2004日記より
昨日の晩はとても冷えこんで、キーンとする寒さだった。
夜空には星がたくさんきらめいていた。
こんな夜はいろんなことを思い出す。
それは寂しくなったとき、涙がこらえられないとき、
こっそり私は外へ出て夜空を眺めていたからです。
その中の一つ、を書きたいと思います。
私は１０歳のときに、犬を飼いました。
通信簿が全部「よくできました」になったら飼ってくれるという約束を目標に、苦手な本読みも学校では大きな声で読み、
２年越しでやっと達成できたのでした。
折りよく、父の友人の犬が子供を産んだと言うことでゆずってもらえることになり、お家にもらいにいきました。
そこで出会ったのが「テリー」。
ぶさいくで、一番最後まで残ってた子犬でした。
母親の小屋の下から出てこようとせず、母犬も子犬を渡すまいと
ほえまくり、威嚇します。やっとでてきた子犬を抱いたとき、
「きゅーん、きゅーん」と不安げに鳴きました。
「大丈夫、お母さんと離れても私と一緒だよ」と抱きしめて
つれて帰ったのでした。
「テリー｣は私と一緒に成長していきました。
思春期を向かえ、私は父と衝突をすることが多くなりました。
ずっと父に抑圧されてきた気持ちが多々爆発し、衝突を繰り返していました。
ある晩、また父と喧嘩したときに、私は
「そんなの、教育じゃない。お父さんのエゴだ。
おしつけてるだけじゃない。言葉の虐待だ！」と父に向かって
言ってしまったことがあります。
そのときの父は、急に悲しそうな顔をし、無口になりました。
私はそんなことを言ってしまった自分に傷つき、父を
傷つけてしまったことにまた、傷ついて落ち込みました。
そして晩に、表へ出て、夜空を眺めながら泣いていました。
するとテリーがそっとやってきてそばに座り、
ほほを伝う涙をなめて、心配そうに見つめています。
ずっと一緒に育ってきたので、私の気持ちがわかるのでしょうか。。そのあとも彼は落ち着くまでずっとそばにいてくれました。
そんな夜が何度あったことでしょうか。。。
彼はいつもそばで私をあたためてくれました。
それから月日が１５年流れ、私は結婚し、モモすけを産みました。
そして２月の寒い晩、なぜかテリーに会いたくなり、
次の日実家に帰りました。
テリーが私を呼んでいたのでしょうか？
テリーの命の火は燃え尽きようとしていました。
妹も仕事を休んで帰ってきて、一生懸命体をなでてやりました。
水も飲まず、ぐったりと横たわり、
時が来るのをまっているようでした。
そして、真夜中、突然苦しみだし、
「キャーン」と、、、、
一声鳴いて、、、、旅立ちました・・・。
寒い、こんな夜にテリーは旅立っていったのです。
いつも私のそばにいてくれたテリー。
陽気で、愛嬌があり、それでいて、やさしい、
まるで兄弟のようだったテリー。
彼は私を置いて、行ってしまいました。。。
でも、彼は私の心の中でずっと生きつづけているのです。
こんな夜空があるかぎり、、、
私は彼のあたたかさをいつでも思いだせるのですから。。。
Dec 18, 2004
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