「今こそ、前へ!!」FPちゃありのほーむぺーじ  

私の生命保険加入顛末記3


損保併売が始まる前でしたが、私の所属する会社ではすでに併
売を始めていました。そこで勉強する中で始めてわかった生命
保険の仕組み。保険会社が本来割りと簡単な仕組みの生命保険
を、手を変え品を変え、ややこしく見せている現実が見えてき
たのです。 

そして、改めて自分の保険を確認してみると、特に独身時代
には必要がなかった死亡保障がたっぷり。しかも後数年たつと
保険料が上がる。いや、10年ごとに保険料が上がり、58歳
を超えると、入院保障はなくなり、死亡保障も100万円しか
ない。なんでこんな保険に入ったのだろうと、あらためて感じ
ました。

そこで、Sさんを呼び、保険の改造に着手。要望点はいくつ
かありましたが、ポイントは5000万円の保証は必要ないと
いうことと、一生続く死亡保障を500万円は確保したいという
ことでした。

このように保険の改造をすることを転換と言います。この場
合、今まで入っていた保険で貯まっていたお金を一時金のよう
にして新しい保険に作り変えるわけですが、その一時金の使い
方にはいくつかのやり方があります。
ひとつは一時金を一生続く保険である終身保険に充当する方
法。この場合は、一時金が将来的には資産として残ります。(
基本転換)
二つ目は一時金を掛け捨て保険である定期保険に充当する方
法。掛け捨て保険ですから、将来一時金が戻ってくることはあ
りません。(定期保険特約転換)
三つ目は上記二つを半分ずつ使う方法。(比例転換)
私は基本転換方式を使って、保険の改造をすることを希望し
たのです。

Sさんはそれに了解しました。そして、転換契約の手続き、
診査とつつがなく進みました。

2週間後、保険証券が届きました。証券を確認していた私は
ひとつの疑問にぶつかりました。
 「解約返戻金が少なすぎる!!」
基本転換の場合、解約返戻金は契約初年度からそれなりにあ
るはずが、ほとんどないのです。さらに転換のときの一時金は
掛け捨て保険部分に充当されていたのです。

私の怒り爆発。すぐにSさんを呼び、真意を確認しました。
Sさんは「会社の決まりで」を繰り返すばかり。埒が明きませ
ん。
結局本社に直接クレームをいれ、基本転換方式で契約しなお
しをしたのです。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: