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日本茶の種類


日本茶(緑茶)の起源は中国茶であるといわれていますが、

鎌倉時代に禅の修業で中国を訪れた 栄西が、

中国の抹茶法と茶樹の種子を持ち帰ったといいます。

日本人に馴染み深い日本茶でいっぷくしませう。

   日本茶の種類


 緑茶といえば、静岡茶や宇治茶が有名ですね。

 その他にも各地にいろいろな産地があります。

 産地ごとに特徴があり、その違いを味わうのは楽しいものです。


  煎茶(せんちゃ)


 日本茶の中で生産量がもっとも多いのが煎茶で、日本茶の約8割を占めています。

 日本各地に産地はあり、産地や季節によって味わいの変わるのが煎茶の魅力です。

 茶葉は太陽の光をあびて育つので、

 さわやかな香りと渋みと甘みのバランスがとれています。

 一般的には、4月下旬から5月初旬にできる一番茶が味と香りで最高といわれており、

 5月下旬から6月上旬が二番茶、7月下旬頃が三番茶となります。

 煎茶には主に一番茶、二番茶が使用されます。

 理想の水色は、緑がかった金色の透明で、きれいな黄緑色をしたものです。


  深蒸し煎茶(ふかむしせんちゃ)


茶葉の蒸す時間を通常の2,3倍かけた煎茶のことを深蒸し煎茶と呼び、

 普通の煎茶に比べて、甘みとコクのあるまろやかな風味になるのが特徴です。

 蒸し時間が長いために、茶葉の組織がもろくなり、

 短時間でお茶の抽出が可能となります。

 水色は、濃い緑色になります。




  玉露(ぎょくろ)


 玉露の茶葉は、新芽が伸びる頃から茶摘の間まで、日光をさえぎった環境で育てます。

 こうすることでうまみ成分の  テアニン が急速に増加し、

 独特の甘みが豊富な茶葉が出来上がります。

 カフェインと葉緑素を豊富に含んでおり、おいしさにおいては、

 日本茶の最高峰といえます。

 水色は、透明に近い黄色になります。





  茎茶(くきちゃ)


 煎茶や玉露を作る過程で出た、茎や葉軸を集めたお茶です。

 味わいは、さわやかな香りが特徴で、

 特に玉露の茎茶は「 雁が音」と呼ばれる独特な風味です。

 水色は、薄い緑色になります。


  芽茶(めちゃ)


 煎茶や玉露を作る過程で出来る、丸まった芽の部分を集めたお茶です。

 茶葉の先端部分の柔らかい芽の部分なので味わいは濃厚です。

 水色は濃い緑色で、茶葉はよく丸まったものほど上質とされています。


  粉茶(こなちゃ)


 茎茶や芽茶と同様、煎茶や玉露を作る過程で出たお茶の粉末が粉茶です。

 すし屋さんの「あがり」などに、上級煎茶の粉茶が使用されているほか、

 ティーバッグにも加工されます。

 水色は濃い緑色で、粉状の茶葉が沈殿するため、ややにごります。



  抹茶(まっちゃ)


 茶葉は玉露と同じで、直射日光をさえぎり育てたものが使用されます。

 生茶を蒸した後に、揉まないで乾燥させて、

 茎や葉脈を取り除き石臼で挽いて粉状にしたものです。

 茶葉の粉末とお湯と一緒に飲むので、

 茶葉に含まれる ビタミンC 食物繊維を多く取ることができます。


・番茶(ばんちゃ)

 煎茶用に摘んだ茶葉の中でのかたい茶葉や煎茶の製造工程で除かれた

 葉や茎が使用されたお茶です。

 風味は軽くさっぱりとしており、日常で飲むのに適しています。

・ほうじ茶(ほうじちゃ)

 番茶を高温で炒ることで、独特の香りを持たせたお茶です。

 茶葉に含まれる、カフェインやタンニンが少なくなるので、

 低刺激でさっぱりとした風味が特徴です。

・京番茶(きょうばんちゃ)

 京番茶は、製法上「ほうじ茶」の仲間に分類されます。

 茶葉を蒸した後、揉まずに天日で乾燥させて、炒って完成です。

 味わいはさっぱりとしているのが特徴です。

・玄米茶(げんまいちゃ)

 番茶や煎茶の中に炒った玄米を混ぜたお茶で、

 玄米の香ばしい香りとさっぱりとした味わいが特徴です。

 玄米の種類で味が異なりますが、一般的にはもち米のほうが香りが高く

 上級品といわれています。




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