Azusaの食い道楽記

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2007/01/17
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カテゴリ: └おやつ・嗜好品
 今日買い物に出かけて、たまたまお菓子棚の方に行ったのだけど、先日まであったはずのミルキーの棚がすっからかんになっていてビックリした。


 ああ、あと、ネクターがあったところもぽっかりクレーター化。


 カントリーマアムやルック、キャンディーのレモンスカッシュとかは、それぞれの知名度が高いせいか撤去を免れていたみたいだけど、「不二家」ブランド全面に押しだしてるホームパイがロストしていたのはちょっとショックだったな。あれ、好きなのに。



 そういやケーキ屋で仕事している知り合いが、先日の不二家報道以降、この時期にしては客足が遠のいてしまって、気分的に落ち着かない、なんて事を言っていた。そのスーパーに月イチでやってくるヤマザキパンのケーキ99円販売も、今日は何故か普通の菓子パン販売にすり替わってたなぁ。 事は不二家だけじゃなく、ケーキ業界・生菓子業界全体に及んでいるらしい。

 不二家に巣くっていた経営体質の問題点はよくわかるし、一企業としてその責任は決して免れるものではないとは思うのだけど、だからといって、 ここまで何もかも過敏になりすぎるのは、またちょっと何か違うような気もする。

 不安に思うし、憤るのもわかるけれど、 少し過剰反応しすぎ。
 むしろその事実の方が、私にとっては怖い。

 京都での鶏インフルエンザ騒動の際、連日名前を連呼された農園主が自殺した時のように。
 JR福知山線の痛ましい事故の後、全く関係のない職員が暴行を受けた時のように。

 いく必要のないところまで、物事が進んでしまいそうで。



 かつては内輪の知り合いに対してぼそり呟くだけだった個人の雑感が、こうやってネットに文字化されてアーカイブとして残る形でばらまかれてしまう、その種々雑多且つ実状を知らないが故の無責任な情報<ことば>の束に、まだまだ世界が慣れきっていない証左なのか。
 それとも、その情報<ことば>のうねりに対して押しつけられる「普遍的解釈」とやらが、世界をどこか途方もないところに運んでいってしまうのか。
 もしくは、あたかもそういう情報<ことば>のうねりがあるように世界に見せかけ、それを操ることで世界すらも操る、ないし操っていると錯覚する意識が見せた、地獄坂の一端なのか。

 わからない。
 でも、このまま流れに身を任せて、 自分の考えや自分の思うことを見失うのはすごく怖い。

 ある出来事/物事に対して、一人一人が持つ感情や感想はそれぞれ違うものなのだから、 耳に入れた情報と、自分の中に元からある言葉との差異をきっちり認識した上で、どうしたら一番よい結果が導き出せるか、 自分の頭で考える努力を怠らない事。
 こういう騒動が起こるたび、そして世間が揺れるたび、そういった心根の部分を試されているのではないか、そう私は思うのです。
 頭に血が上りすぎちゃって、 見えてないものまで見ている気分になってない? って。

 甘いモノ食べて幸せな気分になって、落ち着いた気持ちになったら、また見直してみよーよ。
そしたらまた何か、違った見方が見えてくるかもよ?

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最終更新日  2007/01/17 09:26:27 AM
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