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宇治の高級抹茶をいただいた。拙者は教養が無いので「結構なお点前で」の世界が分からない。だからって、ぢゃあチーズケーキに使おうなどと飛躍した考へに至るのは悪い癖だ。森永のレアチーズケーキで、ネットのレシピ集に面白いのがあったので真似してみた。あらかじめレアチーズのみの溶液と、抹茶を混ぜた溶液を分けておく。レアチーズのみの溶液を容器に入れた後、抹茶を混ぜた溶液をさっと上からかけて軽く混ぜると「大理石模様」みたいになるのだ。そして冷蔵庫に冷やしたら完成!ホットケーキと一緒にいただきます。なかなか減らない抹茶例えば、カナッペにまぶしたり、ホイップクリームの上からまぶしたりしたが、これくらいでは全然減らない。抹茶ラテも作ってみたが、ホイップクリームの味しかしない!世の中に出回っている抹茶ラテは、どれも甘ったるいんだけど、どんだけ砂糖使っているのか?想像しただけで気持ち悪くなってくる。メープルシロップを使い切りたいので、食パンをフレンチトーストにしたが、此処で「抹茶フレンチトーストにできないか」と考える。パンを浸す溶液に抹茶を加えればいいので、かなりの量を消費できた。粉砂糖の余りを振りかけて完成!焦げ目が光線の具合で黒っぽくなったせいだが、見た目が最悪だなこりゃ(笑)。味のほうだが、何だか野菜っぽい(笑)。お茶も野菜みたいなものだから、なるほどベジタブルな味になってしまう訳だ。外食先でも抹茶に注目!嫁さんと桜木町の「ダッキーダック」へ行った。四年住んだ鹿児島市に無かったので久しぶりである。御昼どきに少しだけ食べたい我々に親切なセットを食した。選んだケーキは抹茶!抹茶だけでなく金粉をまぶしてあるから縁起がいいと思ったのだ。近年、日常生活においても「金」を意識するやうにしている。なるほどね。生クリームに混ぜたか!拙者も「基本的なケーキ」なら作れるけど、さすがにこんなのは真似が出来ない。此の辺で思考能力も電池切れであります。
2024.08.18
拙書の読者様より、宮崎懸産のマンゴーをいただいてしまった。立派な箱に入ったマンゴー2個であります。よくよく考えてみると、拙者は皮の付いた生のマンゴーを手にすること自体が初めてだ。さて、どうやって食べようか寝ながら考えた。普通に食べるだけなのは面白く無い。一つは普通に食べて、一つは何かに加工しようと決めた。ところが、或る問題が。マンゴーは切るのが非常に難しい。諸先輩方のサイトを拝見して切り方を覚える。薄くて平たい種と平行になるやうに切る必要があるのだ。種に近い果肉はキレイに切れないので、潰してマンゴーソースにした方がいいらしい。此処で閃いた。マンゴーパフェを作るのだ。実際、マンゴーを切ってみると以下のとおり、第一集団:正方形に切り分けることが出来た果肉第二集団:端っこの部分や上手く正方形に出来なかった果肉第三集団:種に付着した形の極めて不規則な果肉第三集団はマンゴーソースに加工する。レモン汁の余りと製菓用粉砂糖の余りと一緒に小フライパンで煮詰めると、なかなか良い按排である。グラスの底にソースを敷く。煮詰める過程で体積が減ったらしく、思ったより量が少ない。嫁さんがホイップとアイスクリームを買って来て呉れたので、早々にパフェに仕上げることになった。溶けるので急いで作業!ソースの上段は市販のコーンフレーク。其の上はホイップクリーム、第二集団のマンゴー、其の上に更にホイップクリームの順序。最上階に第一集団の形が整ったマンゴーとアイスクリームを載せて完成であります。結局、二人前でマンゴー1個の八割程度を使ってしまった。続いてマンゴーのパンケーキあと残りのマンゴーも、切ると前回と同じやうに三個集団が発生するから、マンゴーソースはパンケーキにかけるシロップとして使うことにした。形の不揃いな第二集団は、パンケーキに散らして、第一集団は簡易のパフェに使う。嫁さんも指摘していたが、マンゴーソースはパフェ側にも使いたかった。が、煮詰めて熱々で、冷めるのを待っていたらお昼も過ぎてしまうので断念。パフェのソースはアイス珈琲になってもうた(珈琲ゼリー買えばよかった!)。バウムクーヘンはもちろんユーハイム。マンゴーソースを景気よくかけて食べます。小岩井のレーズンバターとの相性もなかなかよろしいです。懐かしい宮崎の風景飫肥にも行きましたし、36+3に乗った思い出も・・・↑のサイトはこちらから・・
2024.07.01
令和伍年も大詰めを迎え、親戚から御歳暮にユーハイムのバウムクーヘンをいただいた。やって来ました!ユーハイムの季節が!と、テンションもMaxであります。早速、ヒロ珈琲:阪急百貨店限定大阪ブレンドを仕入れて、土曜日の昼食作りであります。えんどう豆とベーコンの炒め物は、ドイツ陸軍野戦食として作られたとか。バウムクーヘンと共にドイツヲタなひと時を味わう。もちろん、珈琲はメリタの手動ミルで挽いたもの。一方、嫁さんが作ったのは「ハットケーキ」にクノールのスープ。クノールは、帝政ドイツ時代の軍隊に納入した固形スープの発明者でもある。お湯で溶かしたら直ぐにスープが出来ちゃう固形スープは、忙しない軍隊で重宝されたのだろう。インスタント食品の本家と云える訳だが、我々は知らないうちに「ドイツの元ミリメシ」を普通に食べている訳であります。少しドイツヲタな話から外れまして今度は東宝の話。東宝シネマ日比谷で株主優待券を使って映画を見た後、さらに映画の半券を使える店を探してた。東宝プロムナードビルにある「お紅茶の店:ニナス」で食事をすると、半券提示でティーパックを呉れると聞いて早速実践!拙者は仏教徒なのでクリスマスケーキを作る発想が無いが、年末の締めに作ろうと思ったら結構多忙だったので年始になってもうた。紅茶だが、ちゃんとしたティーカップを持っていなかったので、実家で埃被ってたティーカップを持って来た。最低四十年は経過していると思う。スプーンはアフタヌーンティーで新調しました。スポンジを上下にカットする際も、包丁を熱湯で温めてから切るやり方を徹底。断面の一部が剥がれる率が格段に減った!残り物もなるべく使うように或る日、マルエツで牛コマとベーグルが半額だった。ベーグルって案外高価なんですね。牛コマはブロッコリーと共に、パスタオイルの余りで炒める。御歳暮のユーハイム・バウムクーヘンに余ったホイップクリームを添えて、半額undいただきものund余りものを全て有効活用であります。さらに、もっと遠くのスーパーでドーナツが半額、ベルギーワッフルも特価なので購入。余った粉砂糖をまぶじて、残りのクノールの粉末は、敢えて一手間牛乳を加えて煮込む。弐月も半ばになって、嫁さんの就職先が決まったとの朗報が。お祝いにユーハイム・ロールクーヘンを購入。クノールの余りを使い切り、ホットドッグはドイツ直輸入のザワークラウトを敷き詰めた。ドイツヲタを徹底出来なかったのは、阪急百貨店限定大阪ブレンドの珈琲が切れてしまい、メリタの珈琲ミルとドリッパーを使えなかったことかな。紅茶にしようかと思ったらニナスも無いし、仕方なくUCCのインスタントで代用であります。ブライトとケチャップは、引越す直前にレム鹿児島で使いきれなかった残り(笑)。鹿児島在住時代も次第に遠のいていくばかりであります。
2024.02.23
今年のお盆休みは鹿児島市から一歩も出ない静かな日々だった。食事の準備は何時も嫁さん任せで申し訳ないので、昼食は拙者が作る。作るなら少しは絵になったりネタになるものを作りたいとか考えてしまうのは悪い癖だ。まずは、ドイツ陸軍で盛んに作られていたとされる、えんどう豆とベーコンを使った野戦糧食。豆はグリンピースで代用です。もう其れ作るだけで精一杯だから、他は寄せ集め。リョーユーパンとフランソアの菓子パンを二人で割って、親戚から頂いたユーハイムのお中元に入っていたマンゴーゼリー、缶コーヒーは上司から頂いたもの。頂きものも有効に利用することで謝意に代えたい。翌日、スーパーで「宮崎県産ほうれんそうベジブレッド」なるものを発見。フランソアとは九州ローカルパンで、拙者は菓子パンをよく買っている。でも是は菓子パンではないから、どう味付けしようか迷っているうちにシナモンシュガーを見つけた。結局、パンに付けたのは冷凍食品のパスタ。早くも手抜きだなこりゃ。沖永良部産コーヒーの店「ノアコーヒー」で買った霧島珈琲羊羹と羽田空港で買ったキャラメルサンドも早く食べ切る必要があるので一緒にいただきます。もうちょっとまともなものを作ろうと冷蔵庫を眺めて、余りの玉ねぎがあることを発見!適当にコンソメ味のスープを作る。イタリアの料理番組を見ててペンネが食べたくなったので、パスタソースの余りとベーコンを加えて調理。久々のペンネ美味い!フランソアのクリーム入りクロワッサンと、御中元のユーハイム・バウムクーヘンも付けます。クロワッサンはシナモンシュガーを少し加える。さて、余ったペンネもさっさと使わねばならない。前回と同じ味付けだと飽きるから、アンチョビとキャベツを和えてみた。是も美味い!ニシムタで安かったパンケーキを合わせたが、プチトマト品切れで一個だけ置いてもサマにならないな。デザートはノアコーヒーで買った「えらぶ島珈琲ゼリー」と、先月鹿児島にやって来た鉄道仲間から頂いたケイクテイルもいただきます。美味しい物に囲まれて本当に感謝であります。★自宅BAR(と云うよりカフェ)プロイセンはこちらから
2023.08.27
コロナ禍の影響もあり、自宅カフェーにお客様が来ることはもう無い状況だったが、技術を落とさぬよう定期的にケーキを作ることにしていた。クリスマスに作ったケーキは、食べる際に切り分けたら倒れてしまい、自力で立てない。薄くて寝ケーキになったのではなく、札幌在住時代にアイスバーンで転んだ直後のような倒れ方である。こりゃ失敗だなと反省した。味は確かなのだが・・・。鹿児島の繁華街天文館に、センテラスと云う複合施設が出来た。上白石萌絵が広告を飾っていて、彼女は地元でかなりの英雄扱いらしい。館内のコーヒー専門店(ジュピター)で買った豆を自分で挽いてコーヒーを淹れることにした。倒れたケーキでも、コーヒーとの相性は抜群だな。そしてケーキを作った後に残る生クリームが微妙な量である。お歳暮で頂いたバウムクーヘンと一緒に頂くことにした。東京在住時代、今は存在しない「ユーハイムのバウムクーヘンカフェ」を勝手に復活するのであります。頂いたユーハイムのセット~何時もありがとうございます。碧い空を愛でながらコーヒーとチョコを頂く実家に帰省した際、母上様からゴディバのチョコを頂いた。帰りの飛行機はソラシドエアで、初めて乗る飛行機である。機内でコーヒーは出して呉れるが、お菓子が無いのでゴディバのチョコをいただくことに。関東東海地方は快晴~御覧のとおり富士山を暫く眺めながら鹿児島へ戻りました。本年もお菓子を食べまくりますよ!のサイトはこちらから・・
2023.04.22
炊飯器に不具合が起こり、買い替えることになった。当初は、普通の炊飯器を買うつもりだったが、電気店の炊飯器コーナーを物色していたら、端の方に電気圧力鍋が並んでいた。そこで目に入ったのが「コイズミ」の電気圧力鍋。壱万円を切る値段だったから目に付いたのである。炊飯以外に料理も出来るらしいから、大は小を兼ねるの理屈で試しに買ってみるかと云うことになった。まずは炊飯が出来ないと話にならぬから、炊飯を試験的に実施してみた。部分的に焦げ目が付くことがあったが全然許容範囲。応用として、炊飯以外の調理にも使ってみることにした。とにかくガスの節約に繋げられないかと云う、時局の要請を念頭に置いての話であります。やっぱしカレーは玉ねぎの状態次第です商品に付属しているレシピ集は料理研究家が編集した難しそうなものばかりだが、取扱説明書の最後の頁にあったレシピ集に「カレー」があって、カレーは自動調理プログラムで調理出来る。簡単そうなので説明書の通りやってみたが、結果は驚くべきものだった!もう料理とは云えない。材料を切って鍋に放り込むだけである。調理終了後、カレールーを入れてかき混ぜたら完成!説明書によると、玉ねぎは「くし切り」で良しとされているから、其の通りでやってみた。くし切りなら、溶けずに残っているんだろうなと思ったが、出来上がりを見て驚いた。玉ねぎは跡形もなく溶けているのだ!電気圧力鍋の威力、恐るべし。人参も溶けて小さくなってしまったこれまでやっていたのは、玉ねぎをみじん切りに加工し、鍋で念入りに炒めた後にグツグツ煮込むことで、漸く玉ねぎが「イイ感じ」に溶けくれていた。全工程、ガスを壱時間は使いっぱなしなのである。それが省略出来たのだから、節ガスには貢献しそうである。なお、弐回目に作った際、玉ねぎだけでなく、じゃがいもまで全て溶けてしまう。やはり品種によって結果が違って来るようだ。弐回目は牛肉の切り落としを使ったが、牛肉は粉々になってしまい、肉を探す楽しみが味わえない。やたらとビーフカレー感があって、それはそれでいいのだが。ポトフもこの通り難なく出来てしまう。調理時間は「壱分間」なのだが、圧力が高まるまでの時間や圧力ピンが下がるまでの時間を足すと、ある程度の時間を要した。ガスの節約になっても、電気代の増加は避けられないかも知れない。ガスの使用量だが、例えば8月のガス使用量は昨年の5.4㎥から4,7㎥へ確実に減少している。ルイボスティーを沸かしていたのを水出し麦茶に変更し、お湯を沸かすのを電気ケトルに変更したのも大きいかもしれない。
2022.09.03
薩摩藩に赴任して早くも弐年になろうとしている。この前、御家老からサツマイモを頂いた。阪急電車のような優雅な赤みがかった色合いが素晴らしいと暫く眺めていた。中国で倒産しかかっている恒大集団とか云う不動産屋の社長が、「自分は貧しい農村出身で、子供の頃はサツマイモが主食だった」などと、まるでサツマイモが貧乏の象徴だったように云っておるがとんでもない。品種改良を重ねた現代のサツマイモは明らかに嗜好品に近い。北海道出身の嫁さんによると、札幌では焼き芋が高級品だったと云う。「日本農業新聞」が報じたところによると、日本で人気のサツマイモの品種が韓国で無断栽培され、広く流通している実態が明らかになった。あれだけ声高に「反日」を叫びながら「実はパクッてました」と云うのが、あの国の現実なのだ。そんなこと無かったような顔して、今度は福島産の農産物が放射能云々と貶めようとした。こうした愚行は必ずブーメランとして返ってくる。東京五輪に参加した韓国選手達は、選手村に御馳走があれだけ並んでいると云うのに、其れを満喫してしまったら非国民と非難されるとビクビクしてたらしい。食いたい物も堂々と食えないなら、そりゃメダルも大して期待出来ない訳である。もしかしてただの焼き芋が一番美味いかも知れないがさて、このサツマイモをどう活用するか・・・色々とネットでレシピ等を探しまくった。思い返すと、実はサツマイモを真面目に調理した経験が無いのである。まず壱品目は、「サツマイモの蜂蜜&レモン煮」。レモン汁はレモンペーストで代用するが、残念ながら蜂蜜が無かった。冷蔵庫にケーキシロップが余っていたので使ってみる。シロップのコクと、レモンの酸っぱさがアクセント。久しぶりに雪平殿の登場である。おー確かに色付き加減もなかなか宜しいが、ちいと硬かった。煮汁が飛ぶまで煮たんだけど、もう少しほっこりさせる為に工夫すべきだったかなぁと思う(レンジにかけておくとか)。弐品目は、「サツマイモのモンブラン」~是もレシピサイトで見つけた。クラッカーに生クリームをホイップして「山」を作って、上からモンブラン状の飾りつけを行う簡単なもの。モンブラン用の口金があるんですよ。だからマロンクリームの代わりにサツマイモを~と簡単にいかない。サツマイモをラップにくるんで電子レンジにかけて柔らかくする→裏ごしをする(意外と力が要る)→生クリームを混ぜて絞り袋に入れて絞って行くんだけど、硬い!めちゃくちゃ硬い!もう少し生クリームで伸ばしても良かったかな?と思ったけどもう遅い。モンブランが硬いかなーと思ったけど、いざ食べると全然硬くない。是以上ゆるくすると形が崩れるかも知れないので悩みどころだ。クラッカーは時間が経過すると湿気るので、直ぐに食べてしまった方がいい。半分残して次の日食べたら、あまりの不味さに閉口した(笑)。最後の一個は、牛肉の炒め物に投入!時間短縮のためレンジで柔らかくするのがポイントだ。砂糖と醤油とみりんで味を調え、ネギも「ネギ塩に加工」してから振りかける。何年か前に食べたネギ塩の牛丼が美味しかったから真似してみた。ちなみに味噌汁は嫁さん作で、これまた頂きものの里芋を使った。里芋の事前処理の大変さは、サツマイモの比ではないな。
2021.09.29
「うまい!海軍めし」のレシピで料理を作るのは札幌時代からのことで、此の本もすっかり拙者の愛用書となった。今ハマっていることと云えば、牛筋で作るスープかも知れない。鹿児島県のスーパーには、イイ感じの牛筋とか並んでいるんですよ。黒毛和牛の牛筋ね。どうしても使いたくなってしまうのであります。やっぱり牛筋カレーが最高!基本は、ビーフスープから。牛筋をよく洗って、玉ねぎや人参と共に煮込む。もちろんアクは凄い湧いてきます。根気よくアクを取って、落ち着いて来たらトロ火でさらに煮込む。レシピでは、ふきんでこしたりティッシュペーパーを浮かべて表面に浮いた油を取れとあるが、そんな上品なことしませんよ。脂分も旨味だからね。此処迄やっておくと、カレーがうんと美味くなる。じゃがいもと市販のルーをブチ込んだら牛筋カレーの出来上がり。もちろん牛筋も捨てずに食べちゃう。トロトロに柔らかくなって美味いのだ。 【中古】単行本(実用) ≪生活・暮らし≫ 自分でつくる うまい!海軍めし / 海軍めし愛好会 【中古】afb著書によると、軍艦の中では調理で余った大量のクズ野菜や牛筋を大鍋にブチ込んで、スープストックを作っていたんだそうだ。熱源はボイラー室から無限大に供給されるから、一般家庭みたいにガス代を気にせずガンガン煮込んでいられる。じっくりスープを作っていたのなら、そりゃ美味いメシが作れるんだろう。海軍の食事が陸軍や庶民の食卓より豪華だったと云う理由も納得する。もっとも、調理スペースに制約がある潜水艦では、じっくりコトコトスープを作る余裕も無く、缶詰に頼っていたことは前にも書いた。ボイラーも此のデカさ(大和ミュージアム)ちなみにの牛筋カレーは、気分でポテトチップスを添えた。ポテチの余りも料理で使う。映画「天気の子」で登場した「のり塩巣ごもり炒飯」だ。巣ごもり卵はカロリーオーバーで付けなかったので、写真は撮っていません。此の炒飯では豆苗を使う。豆苗は一袋の容量が大きく、多目にブチ込んでも余ってしまう。余った豆苗はパスタに。彩りも鮮やかに決まります。リレー方式で材料を消費して行ったけど、此処まで来ると海軍と全然関係ないですな。自作バナーであります。
2021.04.18
令和2年も残すところあと数日、鹿児島中央駅は薩摩切子をイメージしたようなライトアップでキラキラ輝いている。コロナ禍でなければ、実家の相模原市に帰省するところだったが断念、鹿児島で籠城することになった。鹿児島での年越し~まずは「ニシムタ」へ買い出しに行くことから。必ず用意したい「年越しそば」「お節」「お雑煮」のネタをいろいろ買う。年越しそばやお雑煮のダシは、あごだしのつゆを使うことにした。あごだしは、どんな料理でも使えるから便利だ。余ったらおでんに使う予定。こんな製品です~アフィリエイト画像なので消えることありまずは年末の年越しそば。面白い蒲鉾を見つけたんですよ。ずばり「令和蒲鉾」~切っても切っても「令和」の文字が浮かんでくる。どういう技術で作られるのか不思議でならない。あごだしのつゆに、そばや青ねぎ、完成品のかき揚げと令和蒲鉾をブチ込んで完成!料理とも言えないな。さて、今年はコロナ禍で家に籠ることが多かったけど、案外いろんなことがあった。ラパンの廃車、給与計算実務能力検定、小説「相生橋にて」の出版、消防設備士講習、門司港とか長崎へちょっと旅行・・・今年一年を思い出しながら、大晦日は静かに過ぎて行きました。博多風と云えるか自信ない「或る雑煮」新年は、お雑煮を作る!あごだしのつゆに、ネタは鶏肉、野菜を少々ブチ込む~人参の飾り切りは面倒なので省略です。お餅は西日本らしく丸餅ですよ。イケダパン製の丸餅を買いました。鶏肉はつゆで直に煮てしまった。汁が濁るけど、其の方が鶏肉のダシも効いて自分好みだった。じわぁーと舌に訴えかける甘味と苦み、老獪とも云うべきあごだしの風味を愉しむ!こりゃ鹿児島でなく博多風とでも云えようか。本来の鹿児島の雑煮は、焼き海老でダシをとるらしい。そんな難しいこと拙者は出来ません!お節は、好きなのだけ買って詰め込む!海老よりもローストビーフ、栗きんとんより瓶詰甘栗の方が好きなんです。黒豆や伊達巻が美味しくて当たりだった。デザートはバニラチーズで。締めにデコレーションケーキの製作だ。旧年はクリスマスが平日のため、ケーキを作らなかった。時間が余った三が日で暇潰しを兼ねて作る。汁物と違ってケーキは大雑把では作れない精密作業だ。イチゴが安く手に入ったが、イチゴを見るたびに、カーリング日本代表が平昌五輪会場で食べたイチゴが日本から盗まれた種で、損害は年数十億円に達すると云う記事を思い出して腹立たしくなる。最近やっと農産物持ち出しの禁止が決まったとか、今更遅いよと更に腹立たしい。鹿児島県は農業・畜産王国だ。本気になって取り組んでもらわないと大変なことになるな。以上、年末年始はちょっと料理をやった。日頃の嫁さんの家事には到底及ばないが、此のくらいで堪忍な。のサイトはこちらから・・
2021.04.11
中国人の習さん(仮名)から、食べきれない量のじゃがいもを頂いた。嫁さん経由のいただきものだから、詳しい経緯は分からないが、土まみれの、掘って来た直後のようなじゃがいもである。芽が出る前にさっさと使いたいので、出来るだけ大量消費出来る方法をいろいろ考えた。買い出しに「ニシムタ」まで歩いて行く途中、共月亭というあずまやがある。鹿児島市が長沙市(中共)と友好都市の関係になったことを記念して建てられたそうだ。「両市民が同じ月を眺め友好を深めよう」という意味らしい。先日、長沙市からマスク5万枚と医療用防護服500着が届いたそうだ。もうマスクは要らん気がするが、1月末に鹿児島市が5万枚の備蓄マスクを贈った(後で失敗したーと後悔した?)お返しらしい。まず第1回目、「ポテトグラタン&アイントプフ」これ、明らかに大量消費出来る。じゃがいもと玉ねぎを炒めて、市販のホワイトソースと合わせる。ペンネの残りも入れた。グツグツ煮えたら、グラタン皿に投入し、とろけるチーズを適当に乗せてオーブンで焼いたら出来上がり。なかなか一丁前の美味さである。アイントプフなんか、考えることは何もない料理だ。アイントプフ=鍋の中に投げ込む、の語源の通り、切ったじゃがいも、玉ねぎ、ソーセージを鍋にブチ込んで、多少コンソメで味を調えただけ。ドイツ軍野戦炊事車の定番料理といったところか。自宅カフェがプロイセン軍仕様だなんて、当のドイツ人でもやらなそうだが、この通り帝政ドイツ萌ぇ~な訳でございます。だからアイントプフは定番の定番。続いて第2回目!「じゃがいもピザ&アイントプフ」~思ったより大量消費出来なかった。じゃがいもピザとは、生地を薄く切ったジャガイモで作るのである。薄く切る訳だから、意外と消費量が少ない。作り方は、まずフライパンに薄く切ったじゃがいもを敷き詰めて焼く。後はピザソースを塗ってチーズを敷いて、ベーコンとかピーマンとか散らして、少々蒸し焼きにして出来上がり。じゃがいも同士が糊付けされてピザ生地みたいになるのが理想だけど、上手くくっついていなくて、お皿に移すことが出来ず、そのまま食べる。アイントプフは、残りもののベーコンが浮いてる状態が、如何にも大戦末期に物資が不足したドイツ軍といった感じ(いちいちそんなことを結びつけるんだから、全くもってヲタである)。鹿児島中央駅前にて久々に鹿児島中央駅前のイオンに行ったら、ソーセージが安く手に入った。第3回目は「ジャーマンポテト&アイントプフ&ピザトースト」~これは大量消費型である。ジャーマンポテトは、じゃがいもを電子レンジで少し柔らかくして、玉ねぎ、茹でたソーセージと共に油で炒めて、塩コショウにガーリックをまぶして出来上がり。ピザトーストは、余ったチーズとピザソースの有効利用。ということで、毎週日曜日はアイントプフを食べるハメに。まるで第三帝国時代の「Eintopfsonntag」みたいだ。これは、毎週日曜日はアイントプフで食費を抑えて、国家に募金しよう!というナチ党のプロパガンダのことである。相変わらずドイツヲタなネタは尽きない。続きはのコーナーでもどうぞ。
2020.06.14
鹿児島生活も少し落ち着いて来たところで、少し甘いものでも食べたくなった。気分転換を兼ねて「モンブラン」の試作をやってみる。これを書いているのは11月も下旬のことで、季節的にモンブランのような気分だったのだ。マルヤガーデンズで見つけた口金を買い、甘栗やボンヌママンのマロンクリームは、イオンに行った時に調達した。森永モントンで普通のスポンジを作り、一層目と二層目の間に、普通の生クリームと甘栗の刻んだものを挟み込んだ。スポンジ全体に生クリームを塗って、余った生クリームは、マロンクリームと混ぜて硬さを出す。そして口金から絞って、何とかモンブランらしい形にしようという訳である。口金から絞りだすコツがよく分かっていないので、とても褒められたものでは無いけど、味は美味いんだよね。生クリームとマロンクリームとの相性は最高と言っていい。どうしたらもっと格好いいデコレーションが出来るかな、という課題は次回ということで。年末の仕事関係も終わり、嫁さんと二人で年末ご苦労さん会をやる。嫁さんが東京時代にいただいたシャンパンを開けた。普段、酒など飲まないから、久しぶりにアルコールが入ると、たちまちフラフラになってしまう。おつまみは、少し上等なソーセージにポーランド製のチーズ、サンドイッチと、なんとも質素なものだが、ケーキが食べられなくなるから丁度いいのである。作ったのは、イチゴの至って平凡なケーキ。普通のケーキもやっぱり美味いもんだ。余ったコーヒー豆を挽いて、年内最後の一杯。令和元年も残り僅かとなり、続いてお節料理の製作である。年始は相模原市に帰省予定だから、なるべく元旦で食べ切れるようにする。慣れない土地に来て困るのは、お正月の食材が、何処に何が売っているのか、よく分からないこと。頼みのローソン100とか、何処にもないし(笑)。黒豆はニシムタ、海老は山形屋、ロールケーキみたいに甘い伊達巻はイオンで。とにかく材料集めだけで手探りだった。なので凝った物は出来ない!と言いつつ、案外綺麗に仕上がったかも知れない。やっと年末年始のことを書き終えた。 ちなみに「山形屋」とは、鹿児島市唯一の百貨店。ヤマカタヤと読みます(笑)。
2020.02.08
映画「天気の子」を見た後、帆高君と陽菜のイラストが入った長径10cmくらいの楕円シールを記念に買った。どこに貼るのかというと、「クルマのリアウインドーに貼ってある燃費いいですよPRのシールがダサいから剥がしたいけど剥がれないから上から貼ってやる!」のである。おー、なかなか良い具合に収まった。結局、ウチのクルマは「天気の子号」になってしまった訳である。キーホルダーは阪神タイガースなんだけどね。さて、天気の子号を出動させようとしたら、なんとタイヤにセミの抜け殻が・・・。羽化する際、土から出てきて木を探すんだけど、触った感触でタイヤでも大丈夫と判断されたようだ。さて、新海誠先生の作品には、食べ物のシーンが豊富だ。「天気の子」においても、陽菜の「のり塩巣ごもりチャーハン」が印象的なシーンだった。ヒロインの天野陽菜が、自宅に遊びに来た森嶋帆高にチャーハンを振る舞うという、何だか心温まる場面だ。好きな女に作ってもらった料理は、何を食っても旨いのだ。料理は少しでも作ってて楽しい方がいい。嫁さんが忙しい合間の代打で、陽菜の巣ごもりチャーハン作ってしまいましたよ。男が作ったって、ちっとも有難くないだろうが、まぁ夫婦で食べるだけの話なのでご容赦を。このチャーハンの大きな特徴は、ポテチのり塩を使うというB級感。チャーハンのネタに豆苗を使うという所もB級感がある。豆苗は、途中までカットしても日向に置いて育てることが出来る。陽菜は、そうやって食費を少しでも切り詰めていたのだろう。陽菜の暮らしぶりを印象付ける訳である。ちなみに、結構作るのは難しかった。ポテチを手で砕くと、手が脂ぎってしまって手を洗うのに調理が中断してしまう。あらかじめ細かくしておく方がいい。ポテチを入れるタイミングも難しく、入れるのが早すぎるとねちょねちょするのだ。今年は、親戚から頂いた「久原本家 あごだし」を活用した料理に取り組む。紙パックに入ったダシで、何とも言えない甘い風味が出る。天ぷらうどんは今年のヒット作かも知れない。ダシをじんわりとって、みりん+しょうゆは控えめに。それでもグンとダシの効いたつゆが出来る。うどんもしっかり煮込んでおくと良い。このダシで作って絶品なのは「おでん」だ。さすがにこれは酷暑の間は控えていたが、暑さも一段落して早くも「おでん」を作り始めている。大根やちくわ、こんにゃくを主役に、練り物を少々加えてじっくり煮込む。九州地方以外では馴染みの無い「焼きあご」の老獪な風味を愉しんだ。九州では、縁起の良い食材として尊ばれてるそうな。そういう縁起物には徹底的に乗っかっておくか。
2019.09.01
親戚から頂いたモンカフェがちょうど無くなった。しばらくコーヒーを飲む機会がなかったが、カルディの前を通りがかった時に売り子さんが入れてるコーヒーの香りに誘われて、ついでに一杯もらって口にして、やっぱりちゃんとコーヒー飲みたい!と思ってみたけど、家にコーヒーメーカーなんかある訳ない。年末年始、伸井太一先生著「第二帝国」を読んでいて、紙フィルターでコーヒーを作る方法は帝政ドイツ時代に考案されたことを知った。しかも、発明者はメリタ夫人というアマチュアの専業主婦。スーパーとかで「メリタ」のフィルター紙が忘れられたように積まれているのを目にするが、なるほど人の名前だったとはねぇ。一般家庭の主婦が世界で支持される発明を成し遂げたのも夢のある話だ。帝政ドイツ萌ぇな拙者にとって、何とも興味深いネタを仕入れることが出来たよ。ペーパードリップかぁー・・・。ドリッパーとフィルター紙を手に入れたら、まがりなりにもストレートコーヒーが作れるという訳だ。自宅Bar「プロイセン」運営者として、どうせなら帝政ドイツ時代のコーヒーの淹れ方にこだわるか!と一念発起する。メリタのドリッパー、既製品にピッタリ合った!調理器具といえばカッパ橋商店街でしょうということで、はるばる東京は上野まで行って来た。もちろん、「メリタ」を探しているのである。とある調理器具専門店でドリッパーとフィルター紙を見つけたので購入。その店にメリタ製のコーヒーミルが置いてあったが、値段は5,500円と表示してあって、さすがに買うのは躊躇した。でも欲しい!コーヒーミル欲しい!自分の手でコーヒー豆挽いた!なんてちょっとした話のネタになるよな、そう思うとやっぱりコーヒーミル欲しい!でもここで立ち止まって考えるのが拙者という人間である。世の中便利になったもんで、メリタのコーヒーミルがネットでいくらくらいなのか、スマホですぐに分かってしまう。どうやら、ヨドバシカメラのオンラインショップで2,400円くらいで売ってるようだ。店頭でも扱ってるかも知れないと、かっぱ橋から真っ直ぐ秋葉原のヨドバシまで歩いた。秋葉原のヨドバシは巨大な店舗で、コーヒーメーカーのコーナーへ行ったら、考えられる限りのコーヒー用品が並べてある。コーヒーミルも何種類も置いてあった。その中に、確かにメリタのコーヒーミル・クラシックを発見!やはり2,400円であったので、迷わず購入だ。コーヒーミルと紙フィルター開発者メリタ夫人の紹介も・・・肝心のコーヒーも買わねばならない。しかも、豆のままで売っているコーヒーをわざわざ探すことになった。そして結局、前に売り子さんからコーヒーをもらった記憶のあるカルディに戻って来たというのだから、やはり無料試飲に費用をかけるのは有効なのである。さて、いざコーヒー豆を買おうとしたところで、何を買えばいいのかが分からない。こういう困った時は「安いのから」買うだけのことだが、「ま、豆のままでお願いします!」と店員さんに言うのも少し恥ずかしい気になった。要は、うまくいくか分からないのである。ビジュアル的に素晴らしいカルディのパッケージがかわいらしい。「山羊の伝説」をビジュアル化しており、コーヒーの歴史をちょっと図書館なんかで読んだ拙者にとっては、何とも感慨深いものを感じた。コーヒーが欧州で流行ったきっかけは、トルコ軍がハプスブルク帝国の総攻撃に失敗して撤退する際に、持参したコーヒー豆を大量に遺棄したことがきっかけらしい。カルディが配ってるコーヒーは砂糖入れ過ぎだけど、トルコ人が飲むコーヒーの甘さも尋常でないようだ。数年前、トルコ海軍フリゲート艦が晴海ふ頭にやってきたので、興味本位で見に行ったが、甲板で見学者にふるまわれたコーヒーの甘さといったら!どんだけ砂糖入れたらこんなに甘くなるのか!と思うほど甘かったよ。甲板でコーヒーを配るトルコのご婦人コーヒーだけでなく、串本とエルトゥールル号を重ね合わせたデザインのTシャツまで頂いたっけ。あれは楽しい思い出だったな。自分でコーヒー豆を挽いてみたらこうなったさて、いよいよ豆をコーヒーミルで挽いてみた。あらかじめ必要な量を計量する。挽くのは力の要る作業だった。ドリッパーにフィルター紙をセットし、挽いたコーヒーを投入。お湯を注いでいく訳だが、メリタのドリッパーは穴が一つしか開いておらず、なかなか時間がかかるものだよ。でもこれはメリタ夫人が考案した伝統的な抽出法なのだから、じっと我慢である。一連の作業の合間にも、渋いコーヒーの香りが漂ってくる。香料にまみれた既製品とは全く違う繊細なものである。さて、出来上がったコーヒーを試飲。嫁さんにも飲んでもらった。いつも砂糖とコーヒーフレッシュが必需だった拙者も、コーヒーの味を確かめるためにブラックで飲んでみた。ら、これまで意識もしてなかった酸味をすごく感じる!やっぱり何か違う?甘いクリームのお菓子との相性は抜群だ。まぁ成功といったところか。大変なのはコーヒーミルの後片付け。付着したコーヒーの粉を丁寧に取り除かねばならない。こんな時に役に立ったのは、阪急9300系のNゲージの室内を塗装する時に買った絵筆のセットで、太すぎて使わないまま保管していた筆・・・。これで粉を掃っていく。何とも手間暇かかる作業で、ある種の道楽だと割り切らないとやってられん、という感じである。
2019.02.23
年末年始の課題・・・個人的には伸井太一先生編著「第二帝国」を読むことにしていた。今から約100年前に崩壊した「帝政ドイツ」の政治、軍事、日常生活、科学技術のあれこれ、を記した本で、一例を挙げれば「クノールのインスタントスープも帝政ドイツで生まれたんだよ」「帝政期のザクセンで発明されたのはブラジャー、コーヒーフィルター、チューブ入り歯磨き粉・・・」このような帝政ドイツの小ネタ満載で、十分楽しませていただいた。そもそも自宅のダイニングに帝政ドイツ軍旗をどかーんと掲揚しているほどの帝政ドイツヲタなもんで・・・。年末の買い出しで、嫁さんは森永モントンと板チョコ2枚+生クリームを買って来た。この材料でピンとくる。もしかしてザッハトルテ作れってこと?1月2日は両親宅へ挨拶に行くので、じゃあその時に完成したの持ってく、ということになった。元旦はケーキ製作という初仕事が待っている。年末はBSで「戦争と平和(オードリーが主役のやつ)」をひたすら見続けた。いよいよプロイセンがナポレオンをやっつける重要なきっかけとなったことを噛みしめながら鑑賞したのだ。明けて正月・・・新年の宴はBGMに「ニューイヤーコンサート」のCDを聴く。指揮はジョルジュ・プレートル~フランス人はやっぱりフランスが一番と思っているのか、初っ端からいきなり「ナポレオン行進曲」だもんなぁ(笑)。ところで、今年のお節は少しばかり豪華に。拙者の要望は蒲鉾をやめてテリーヌに、昆布なんか要らないからローストビーフ入れて欲しい、お雑煮の2杯目はクノールコーンポタージュとのコラボで! ナポレオンがロシア遠征に失敗してフランスに逃げ帰った後、欧州全体が大戦争になる危機を憂えて、オーストリア外相メッテルニヒがナポレオンに助け舟を出そうとする。ところがナポレオンが諸国に何らかの譲歩をする気がないことが分かり、とうとうオーストリアも対仏同盟に参加し、フランスの運命はここに決する。このヘンの展開は少し感慨深いものがある・・・なんて話になって、おやまあメッテルニヒと言えばザッハトルテの事実上の生みの親ではないか、いよいよ作製に入らねば!と台所に立つ。普通のケーキと大違い~スポンジの凹凸に悩ませられる先月のクリスマスケーキはこれまでに無い出来だった。でもザッハトルテは初めてなので今回は練習を兼ねてだ。グレーテルのかまど、森永のホームページ、いろんな媒体を調べたのだが、みんな言ってることが違うから、どれを信じていいのやら。何やら、森永の板チョコは自家製造から100年になるんだそうで、100年前に起きた様々な出来事に思いを馳せつつ、心して作らなければならないと自らを奮い立たせる。スポンジケーキは時間短縮で森永モントンを使ったから、まぁよく出来たが、微妙にデコボコが出来てしまった。普通のケーキなら、ナッペの作業で平らにすればいいのだが、上からチョコを流しかけるという行程は全く勝手が違うことを思い知らされることになる。レシピでは、ジャムを煮詰めて糖衣を作ることになっているが、糖衣が全体を覆うに至らず、早くも誤算が生じた。チョコを生クリームと共に溶かして上から流しかけるところが作業のハイライトだが、先述のようにスポンジのデコボコがそのままデコボコな表面になってしまい、これまでやってたようなナッペで何回か補正・・・という訳にもいかない。これは難しいぞー!こういう時の誤魔化しで、デコボコが著しい側面はココアパウダーで逆の意味の質感を出して、さらに余った生クリームでホイップの飾りでもつけておいた。まるでカラーリングが阪急電車である。皇妃エリザベートが愛した、あのザッハトルテを作りました!とはとても言えない結末になったが、とりあえずこれを両親に持って行くことになった。気になるのは味の方だが、不格好な割には味は美味いという評価をいただく。味なんて格好が良くても悪くても一緒なのであるが・・・。ただ、デーメルのザッハトルテの「あの独特の味」にはほど遠い、ということで、そんなん当たり前やろ!と納得するしかない。また一つ大きな課題が出来たか・・・。
2019.01.05
先日、元大宰府長官S氏と鉄道博物館で遊んできた。詳しい内容は「埼玉をぐだぐだ旅する」コーナーに写真とか入れておいたが、特徴的なことを申し上げると、ぐっと大人向けの展示なり施設がそれなりに充実していたということだ。高崎線のシュミレーターで明日の朝刊に載るような出鱈目な運転ばかりして、すっかり腹も減って来たので、かつての東海道線や山陽本線で活躍していたであろう食堂車をイメージしたレストランでカレーなどを食す。これがなかなかのクオリティーかつ絵になる光景だった。意外にもゲミュートリッヒな一時を過ごすことが出来た。そしてS氏からいただいたのが、福岡名産のチロリアン&筑紫もち。となりは親戚からいただいたお歳暮でユーハイムのバウムクーヘンだ。お菓子に囲まれるのは幸せこの上ない。皆様には心から感謝である。テンションも上がり、今年のクリスマスケーキは気合入れて作るぞ!と決意を固める。年末はいろいろ忙しい。その合間に郵便局へ寄って「東京五輪記念硬貨」の引き換えをした。パラリンピックを含めて4枚で400円に過ぎず、特に投資目的でもないのだが、亡き祖父から昭和39年の東京五輪記念千円銀貨を引き継いでいたので、今回何もしないというのもどうかと思っただけ。もちろん、次の五輪を記念する金貨や銀貨も売ってるそうだが、額面に対するプレミアムが適正なのか判断がつかないから購入は考えていない。さて、今年の年賀状をどうするか・・・さっき郵便局へ行って来たというのに、そこで買う気が全く無いことを申し上げておく。伝統的に「ロフトで売ってる明治・大正時代の復刻年賀状」を使っているからだ。 郵便局員は過大な年賀状販売ノルマを課せられ、彼らは仕方なく自腹購入せざるを得ない状況に追い込まれているという。こうした社会の害悪は早急に是正せねばならぬと思うのだが、一つ言いたい。自分がデザインした年賀状、いくつ売れるかな?というような高度な次元ならともかく、大して面白くも無いデザインの年賀状を彼らに押し付けるな、ということだ。何なら大日本帝国郵便時代の復刻年賀状でも売ってくれれば、面白そうだから喜んで買いに行く(笑)。 さて、来年はイノシシであるから、まあこれは仕方ないことだが、イノシシのオッサン二人が何かガツガツ食ってるという、何ともかわいくない絵(笑)。逆にこのナンセンスかつスマートさに欠けるところが復刻年賀の味わいであると勝手に思ってる。森永モントン使用のケーキはこれまでにない出来具合?そうこうしているうちにクリスマス。今年の大きな収穫の一つは、ケーキの自作を始めたこと。ここでまた一つの問題を思い出す。クリスマスケーキ販売に過大なノルマを課している某コンビニ等のハナシ。これもまた滑稽なもんで、「問題は作る側だろ?」と思うのだが、よほど人様の話題をさらうクオリティーでなければ、洋菓子専門店でなくコンビニで買うという消費行動は起きないだろうに、何かをはき違えている。もっとも、こちらは自作に踏み切ったので完成品を買うという発想すら無くなってしまった。宗教的な関心は微塵も無く、単に甘い物食べたいだけなんだけど、聖なる夜に恐るべき量の食品廃棄が生じることを遺憾に思う。今年は時間も無いので、森永モントンを使ってスポンジを製作。とはいえ、電動ミキサーを使っての泡立ては必須だ。付属の型にバターを塗る必要がないので、これは使えると思った。焼く時間は箱に書いてあるけど、これまでの経験で「大体このくらい」と分かる。でないと焼き過ぎだと思った。結果は見事成功!いつも苦戦してるナッペの作業だが、2回に分けて塗ったのが功を奏し「これまでに無い出来」に仕上がる。側面をムラなく仕上げることにやたらとこだわっているのだ。イチゴは不格好だけど、これは自然なので仕方ない。ロシアのマトリョーシカと一緒に記念撮影だ。このマトリョーシカが不思議なもんで、大きさの順番が「ツリー、オッサン、トナカイ」となっていて、トナカイが小さ過ぎ(笑)。ロシアだからチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番をかけながらの試食である。味もなかなかよろしい!やはり技術は進歩しているようだ。つくってハッピーから始めたケーキ作り・・・嫁さんをはじめ、両親やS氏、拙者の拙劣な趣味にお付き合いくださったことに、改めて感謝を申し上げたい。
2018.12.24
今年に入って、何だか甘い物の話題ばかり続いている。例年との決定的な違いといえば、ケーキの自作を始めたことだ。何だかんだ、結構需要があって、今月は嫁さんの誕生日があるから、早速リクエストがあった。スーパーでガトーショコラの素が安く売ってたから、これで作って欲しいとのこと。 箱の中は、調理用のチョコレートやホットケーキミクスがセットされている。こっちで揃えるのは卵と砂糖とバターで、卵は泡立てしなくてもいい。それだけでも随分楽ちんに感じる。 調理用チョコレートは、ぬるま湯で緩くしておいて、後は材料を混ぜ込むだけだ。バター(80g)の多さに少し生命の危険を感じたよ。いやー、お菓子って恐ろしいほどメタボなんだなと。当日は村営体育館のトレーニングジムで多少汗を流したつもりでも、そんなんで燃焼できんよ。エアロバイクであれだけ漕いでもカフェオーレ2杯分とかだぜ(笑)。 ケーキ型に油を塗っておいて、火薬を流し込む。均等になるように型を回転させてヘラで均す。そしてすぐさまオーブンに。この辺の流れはスポンジケーキでも散々やっていて、おかげさんで慣れてきた。 出来上がりがどうなったか?まるで火山の噴火だな(笑)。何か足りないと思ったら、それは粉砂糖。普通の砂糖で何とかならないかネットで調べた。ミキサーにかける方法、それがなければすり鉢で細かくするのも可。こっちはすり鉢も無いもんだから、砂糖をお椀に入れてヘラの柄の先で潰した。あんまり細かくならないけど、これで上からふるいにかける。まぁ何とかそれらしくなったか?確かに味は美味い!市販のミックス粉だから・・・川越お菓子食べまくりツアーを実施!5月最後の週末は、かつて北海道開拓時代にお世話になった御家人S氏と「川越お菓子食べまくりツアー」を実施した。西武新宿駅集合で、ここから特急小江戸に乗るという珍しい経験をさせていただいた。前もって特急券の手配をいただいた氏に感謝だ。 車窓を眺めていて、新井薬師近辺や東村山駅が立体交差工事をやっているのが分かった。ひたすら地べたを走る新宿線も変化の兆しが見られる。 本川越駅を降りて、まずは喜多院から巡る。庭園はさつきの花がまぁまぁの感じで咲いている。もう中国人観光客で埋め尽くされていて、騒々しい限りだった。 喜多院から「川越の一番有名なとこ」へ行く途中に蔵づくり本舗の本店があるので、早速ここでお菓子を買い食い。そして、りそな銀行の横にある蔵づくり本舗の古民家カフェで、拙者が最も推している「いもパフェ」を食べた。ホットコーヒーを付けると、さらに味わい深くなる。古民家の何とも言えない風情も隠し味と言えるだろう。これが美味いのだ・・・ お腹も一杯なので、後は歩いてメタボなエネルギーを消費させるしかない。前回訪問と比べて大きく変わったなーと感じたのは、時の鐘の横に「スタバ」がオープンしてたこと。しかも、周囲の景観と合わせて蔵造り風となっている。それはそれで感心したけど、あまり大資本ばかり儲けさせるのも癪だから、ここはスルー。 後は、あちこちのお店で試食がてら、職場の御家人衆へのお土産を買って終了となった。帰ってニュースを見て狂喜乱舞!我が阪神タイガースが巨人に三連勝!前回の3連敗のお返しや。今夜はスポーツニュースのはしごだね。拙者の元にも阪急阪神HD株主総会の案内状が届いている。さて今年はどうなることやら・・・。
2018.05.27
ゴールデンウィークは特に遠出もせず、よく晴れた5月5日は相模原在住の両親と会食などをした。今回は向こうが来る側になるので、どういうネタで行こうか考えてたら、そや、せっかく今年はケーキ自作を始めた訳だから、何か作って感想でもいただこ、ということになった。前回はスポンジが固くて半分失敗だった。嫁さんは「そーいうハプニングの方が話のネタになる」というけれども、失敗は成功の素、と考えなければ人類の進歩はない(笑)。前回スポンジがいまいちだったのは、溶かしバターの温度が高すぎてメレンゲが萎んだ可能性がある。 母親のやり方は溶かしバターではなくサラダ油&牛乳各大さじ1であったので、その通りにもう1回試作。そしたら見事に膨らんだ!残りものの生クリーム使用のため、ホイップ的な飾りは省略。本当に練習用だったが、そういうのに限って意外と美味い(笑)。 さて、今回の製作過程であるが、富沢商店でたまたま見つけたドレンチェリーと、嫁さんがたまたま見つけたブラックチェリーのジャム、これらを使ってみることにした。 ケーキのスポンジは、うまくいった試作品のとおり作成。1階と2階の間はブラックチェリージャムを挟んだ。本当にブラックだな。ナッペの作業も念入りに。まず生クリームを硬めに泡立て、円筒型の形を作る。ムラがあっても気にしないことにした。しばらく冷蔵庫で保存して、続いて残りの生クリームを柔らかい段階で泡立てを中止。先ほどの本体に上塗りして行く。これはネット情報で見たのだが、なるほど表面がコーティングされたようになり、ムラなく表面が仕上がった。ナッペはけっこう上達したかもさらに、残りの生クリームにブラックチェリーのジャムを投入。ちょっと紫色になったものをホイップに使う。おー確かにツートンカラーだ。ドレンチェリーを置いていって、残りの具材を回転台の周囲に散らして完成。ビジュアル的にこんなケーキ見たことない(笑)。後で思ったのだが、赤いドレンチェリーよりも、ブラックチェリーそのものを買って並べた方が面白かったかもしれない。いよいよ緊張の試食会両親とは駅で待ち合わせ。その日は横浜線が沿線の草原で火事があったとかで不通になったが、そうなる前に来れたのは幸いだった。さて、駅前のファミレスで会食し、食事が終わって店を出たところで他に時間を潰すところもない街だから、少し周辺の野山をドライブした。両親は、あちこちに生えてる巨木を見て、昔ながらの武蔵野の風景が残ってるな、と感心している。うん、確かによく残っていると思う。さて、自宅のアパートに招き、例のケーキを試食!感想をいろいろいただいた。スポンジは少し固め、ブラックチェリージャムは少し甘ったるい、との評であった。ジャムは無糖なので酸味が強調できると思ったが、かえって甘く感じたのは意外。母親から、宝塚歌劇のチケットの取り方とかを聞いた。今年は宝塚歌劇で「エリザベート」のネタをやるというから、ウィーン世紀末ブームに沸く拙者は、ぜひこれは見たいと思ったからだ。母親が大阪にいた時分、阪急百貨店友の会に入ったところ、宝塚歌劇の観劇券をよくくれたという。昔は「宝塚とブレーブス球団は阪急の2大お荷物」という時代があり、チケットも取り易かったのだろう。明らかに「オマケ」扱いだが、現在の阪急阪神HDは「野球と歌劇で稼ぐ」と言っても過言ではない。なるほど、時代は変わったのである。 最後はこーんな話で盛り上がっていた。宝塚界隈の写真集もあります・・・詳しくはこちらから
2018.05.05
「うまい!海軍めし」 というレシピ本を愛読している。ひたしパンのカル焼き(患者食)に挑戦することにした。嫁さんが所用で外出なので夕ご飯はこっちで作る訳だが、なるべく今ある食材で作れるものがいい。食パンが余っているのでさっさと使ってしまう。 さて、このひたしパンのカル焼き(患者食)とはどのような料理なのか。1.牛乳に砂糖、バニラエッセンス数滴を入れて混ぜる。2.食パンを液がしみ通るまでつける3.溶き卵に2の食パンを軽くつける4.フライパンにバターを溶かして食パンを両面とも焼くというか、これ「フレンチトースト」ではないか。恐らく当時は「ふれんちとおすと」という言い回し自体が無かったのだろう。もっとも、この言い回しはアメリカの田舎で小料理屋を営むおっさんが勝手に命名したらしく、フランス人に言っても「なんのこっちゃ」となるらしい。 仏:パン・ペルデュ(失われたパンの意) 独:アルメ・リッター(貧乏な騎士の意) バイエルン州やオーストリアは同じドイツ語圏なのにいちいち言い回しが違っていて、ズッパ・パヴェーゼ(伊語由来)と言うから面倒くさい。ほんと、バイエルン州はひねくれてますね。さて、嫁さんがもらって来たボンヌママのチラシにあるレシピでは、牛乳と卵を混ぜてから浸している。そっちの方がやりやすい。完成!となりは「チーズマカロニ明治版」さて、食べてみて食感が豆腐みたいだよー。食パンは元々柔らかいからね。石のようなフランスパンなら長時間浸ける意味もあるかも知れない。戦前は焼きあがったらそのまま食べてたのだろうが、平成の世だからケーキシロップなりボンヌママのジャムなりお好みで。 となりは久々作ったチーズマカロニ明治版~海軍士官用です。ペンネが余っていたからついでに。 自分でつくるうまい!海軍めしということで、いろいろ参考になったこの本。また面白い料理が出来たらネタとしてUPしていきます。それでは最後に・・・敬礼!海上自衛隊の写真集もあります 写真集はこちらから・・・厚木基地の写真も追加しました。
2018.04.29
男40にしてケーキ作りに目覚める・・・さっきまで阪急電車の鉄道模型をいじってたのに、急にケーキを作るとか言い出したのだから、嫁さんは「相変わらず妙な男だ」と思ったろう。 とにもかくにも、ホワイトデーを理由に第1次作戦を実施したのだが、まずは練習~スポンジは「つくってハッピー」を使用し、ホイップの基本を学んだ。ナッペの難しさにノイローゼ気味となり、泡立てをどの辺でやめればいいのか悩む。少々雑になったところで味に違いは無いのだが、左官屋さんみたいな壁を作りたい!と躍起になってしまうというのが拙者という人間なのである。さて、今度は「結婚記念日だから」という理由で第2次作戦を実施だ。今回はスポンジも自作するのだ。「つくってハッピー」も、そこそこの値段がする。ありきたりの材料で出来るスポンジは、自作がコスパ的にいいのだ。 まずは材料の調達・・・拙者は100円ショップで「ふるいにかけるやつ」「15センチ型」を買い、嫁さんは「スジャータ豆乳ホイップ」「アプリコットジャム」を調達。 ところでスジャータの語源て知ってる?と嫁さんが歴史薀蓄を・・・ はるか昔・・・釈迦は生死を彷徨うほどの激しい修行を積んでいたが、なかなか悟りを開けないでいた。苦行する釈迦を見たスジャータという娘さんは、この方はよほど有り難い精霊に違いないと思い、当時高価とされていた乳粥を献上した。釈迦は、その乳粥によって元気を取り戻し、ついに悟りを得て仏教が成立したとされる。なるほどね。拙者も先代から仏教徒らしいけど、そんなこと何も知らなかった。 いかに御釈迦さまと言えども、少しいいもの食べた方が頭も冴えて創造力も高まるフツーの人間だったという訳で、それなら普段から三食きっちり食べて運動した方が悟りも早く開けたはずだ!と言いたくなるのだが、それでは普通過ぎて宗教にならないのだろう。母親が作っていたのを思い出しながら・・・話が脱線してしまった・・・本線に戻って作業開始だ。あらかじめ小麦粉・砂糖を計量し、小麦粉をふるいにかける。古紙を出した直後だったので、ちょうどいいチラシが残っていない。読んでなかった東宝の業績報告を読みながらふるいにかけた。続いて卵を黄身と白身に分けて、例の「メレンゲ」をつくる!子供のころ、よく母親の手伝いしたよなーと昔を思い出す。景色が映りこむような銀メッキの泡立て器に「萌ぇ~」というのも拙者の性格で、とにかく景色が映りこむような光沢に弱い。阪急電車が好きなのは、自分の顔が映るほどピカピカだから(笑)。とにかく泡立て器のデザインに萌ぇ~ オーブンを予熱し、型にマーガリンを塗って、出来上がった火薬を型に流し込む。オーブンにかける時が一番緊張するね。小学校の理科の実験を思い出すよ。 出来上がったスポンジを型から出して、しばらく冷ました。うーん、やっぱり全体的に歪んでいる。そこはクリームを塗装する際にカバーしなければならない。 今回は、イチゴを挟まずにアプリコットジャムを塗った。オーストリアの「ザッハトルテ」の作り方をネットで見ていたら、1階と2階の間にアプリコットジャムを塗っていたのがヒント。酸味を効かせたいのと、イチゴとクリームの節約である。いよいよクライマックスのナッペの作業~1階と2階の間に隙間が出来てしまうので、ちょっと市販のクリームで補修工事を・・・。後で考えたらそこまでやる必要は無かったかな?で、悩むのはやっぱりクリームの泡立て。どのくらいで止めればいいのやら。ちょっと今回は緩めなうちに塗り始めた。なるほど、教科書みたいに屋上からクリームの余りが垂れてきて、下に流れてくる。ちょっと緩すぎたのか、地階部分にクリームが溜まる結果となった。そして回転台を回しながら四苦八苦する。これはもう経験を積むしかないのだろう。前回は市販のスポンジだったので、かなり正確な円柱だった。今回は、なにせ素人作成のスポンジだから歪みに歪んでいる。補正に補正を重ね、何周も回転させ、でもやってるうちに「ヨーロッパの宮殿の壁みたいに」なってきたときの嬉しさって、文字に表現できないものがある。屋上の飾りホイップやイチゴも隙間なく並べるようにして、位置関係の歪みが分からないようにした。経験を積むと誤魔化し方も分かってくる。もう回転台のまま食べちゃう!ことにして、余ったクリームやイチゴを回転台の余ったスペースにいくつか並べ、チョコのソースとか適当にかける。インスタ映えを狙うなんて1万年早いけど、表現方法は無限大だよな。いよいよ試食!・・・ところが食べて分かったのは「スポンジが固い!」ということ。スポンジが固いのにクリームが緩いので、切ってお皿に分けて第1回フォーク差し入れまで行ったらケーキが見事に歪んでしまった! うーん、できればもう少しフワフワ感を出したいのだが・・・。ケーキ作りは理科の実験!何かしら科学的な理由があるはずだ。これはまた次回の課題。食べながらいろいろ考えていたので、お約束だったヨハンシュトラウスをかけながらゲミュートリッヒなひとときを・・・なんてこと忘れてた。
2018.03.31
午前中、やっと「泡立て器と回転台」が届いた。箱を開けてびっくり~なにこのメタルな輝き。やばいよ、まさか泡立て器に萌え死にしそうになるとはね。ネットの商品画像を見る限り、色がシルバーなだけかと思ってたが、このメタルな輝きは嬉しかった。拙者はとにかくこの手のメッキに弱い。だってクルマのドアノブとかドアミラーもメッキ化したもん。壁に飾ってる帝政ドイツ軍旗がくっきり(笑)話が脱線してしまったが、いよいよ作業開始だ。ここから先は写真撮ってる暇なんかどこにも無かった。生クリームを泡立て始めると、作業は一切中断出来ないのだ。昔、母親の手伝いをしていた記憶を頼りに、んーこの程度の堅さでええかな、というところでナッペを開始。 市販のスポンジ「つくってハッピー」の1段目にイチゴを並べてクリームを適当に盛る。2段目を載せて上からクリームを塗り始める。続いて側面も・・・塗ってるうちに気が付いたんだけど、2段目があちこち斜めになってて平になれていない。これは多分、載せたイチゴに微妙な高低差がある影響だと思う。 いよいよ回転台を回して均して行く訳だが、これは苦戦しまくった。側面も予想外にデコボコしてて、均一にならない。載せ方が微妙にズレていた可能性がある。時間がかかると、さらにクリームにムラが生じてくる。 何とか作業を終えてイチゴを載せていくのだが、これも案外難しい。微妙にズレが生じるのだ。イチゴがズレるとホイップの位置がさらにズレてくる。何とか誤魔化せるところは誤魔化して完成。本当は回転台からお皿に移し替えるのだが、ナッペしているうちに完全に固定されてしまったのでこのまま食べちゃう!かなりゆがんでいる・・・昼食はケーキそのものになってしまった。それぞれ切ってお皿に分けると、まぁ雰囲気は出たかな。ナッペが上手く行かなくても味は同じ!というのがせめての救い・・・。余った生クリームはコーヒーに浮かべてウインナーコーヒー。BGMはやっぱりヨハンシュトラウスになってしまった。 嫁さんの意見としては、イチゴの位置に悩むのなら、イチゴを隙間なく並べた方が簡単、とのこと。イチゴが余ってしまったのだ。余ったイチゴも有効活用すべきと思った。回転台に飾り感覚で置いて粉雪みたいに砂糖を散らすとかね。まぁ次回の課題ですよ。
2018.03.18
泡立て器とケーキ回転台をネットで買ったのは、回転台が「T商店」より安くてまとめ買いメリットを活かせたからだが、配達が明日なので今日は何も出来ない。結局のところ、ホワイトデーなんかとっくに過ぎてしまうことになった。 ちなみに、嫁さんがホワイトデーでクッキーとかチョコとかいろいろもらってきて、そのチョコの中にアラザンが入ってた!渡りに船とはこのことだ。数えたら10粒だけだったが、これは飾りに使えると考えた。とりあえず今日は他の道具を揃えるなど準備をした。パレットナイフにホイップするための袋を100円ショップで。嫁さんはスーパー行ったついでに市販のスポンジケーキ台とバニラエッセンスを調達。買い物も終わって時間も余りに余ったので、近所の図書館で時間を潰す。料理のコーナーへ行くのも忘れて、足は自然と「鉄道」のコーナーへ向かう。今日は何を読んだかというと、「将軍様の鉄道事情」という少し年季の入った本。将軍様とは何処の誰某か、特に説明は要らんだろう。 モスクワくんだりまで行くために、わざわざ将軍様特別列車を編成したとのことで、その編成表を見ながら苦笑していた訳だが、次第に読書集中力が乱れて来た。その理由はというと、すぐ近くの貸出カウンターで高齢者男性が女性職員に苦情めいたことを言っているのだ。女性職員はただ平謝りの様子であるが、そもそも何が理由なのかよく分からない。こっちは只今読書中で、大将軍様が飛行機を嫌って鉄道旅行にこだわる理由を推測しながら、さらに苦笑しなければならない所なので、苦情の理由なんかどうでもいいと思いたいのだけど、読書集中力は削がれるばかりだ。 次第に腹が立つと同時に気持ち悪くなってきた。何があったか知らんが、そんなに読みたい本があれば自分で買えよ!それだけではない。拙者はこのような光景を高い頻度で目撃していて、その度に「落ち着かないからやーめた」と退出すること数回に及ぶ。中には、若い女性職員にしつこく会話を続けている高齢男性も目撃した。もっともっと衝撃的だったのは、掲示板に「当館職員に対する付きまとい行為について」という、警告とお願いを兼ねたような張り紙を目にしたことだ。 今日はこれにて退出した。別に、将軍様の鉄道事情などと拙者にとってどうでもいい話で、株主として阪急や阪神の鉄道事情の方が遥かに重要なのだ。それに同僚の姫君から猫ピッチャーを借りたので早く読まなければならない。 この図書館は古いけど決して悪くない。だってこの前なんか、「交響曲HIROSHIMA」とか置いてたんだぜ(笑)。 定年後の人生について拙者はこれまで、俗世を離れて自分自身の人生を振り返り、自分自身を見つめ直しつつ静かな余生を送る、という楽観的なイメージを勝手に描いていた。 わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり (喜撰法師)という感じに。 男の末期とはあんなに哀れなものなのか。自分も定年になって仕事つながりも無くなって、あの高齢者達のように誰からも相手にされないような存在になる訳だが、あーはなりたくない。ではそのために何をすべきか?将軍様の鉄道事情なんか読んでる場合じゃねーよ、と思いつつ何すりゃいーか知恵が湧かない。そうだねぇ、作ったケーキを食べてくれる人(嫁さん)がいる、そのこと自体に感謝の気持ちを持たねばならん。そう思いながら製作に励むとするか。
2018.03.17
去る2月14日、仕事場から帰宅するとテーブルの上に「20%引」というシールがドカーンと貼られた「絹ごしプリンパフェ」「冬のとろける生ショコラ」が置いてあった。パッケージの色合いが意外とセンス良かったのだけど、スーパーの値引きシールが何とも生活感というかリアリティーあり過ぎて、それでも家計的に得をしたことに変わりがないから有り難くいただくことに(結局夫婦二人で食べるだけのことだが)。しかもこの2点の品々が予想を超える美味さだった!製造元の名前は忘れてしまったが、東海道新幹線で名古屋を出た直後に見える清州城あたりにある会社のようで・・・。でもさすがにスーパーの在庫処分品だけではなく、新宿の百貨店で「DEMEL」のチョコも買ったとのこと。これも有り難くいただくことに(これも結局二人で食べる訳だが)。せっかく「DEMEL」を食べるのだから、BGMはヨハン・シュトラウスのウィーンの森物語→美しく青きドナウ、で行くしかないが、こんな小さな木造2階建アパートでウインナーワルツが流れるのもまたシュールなこと甚だしい!ハプスブルク家の紋章が入った空き箱は、乾電池でも入れておくことにする(笑)。そういえば、今年は第一次世界大戦終結から100年になる。帝政ドイツと共に敗れたオーストリア・ハンガリー帝国もまた空中分解してしまった訳だ。夫婦だけのバレンタインデーやホワイトデーというものは、結局のところ何を買って来ても夫婦二人で食べるだけのことで、結局のところ自分が食べたいものを買ってくることになる。去年のホワイトデーはユーハイムのケーキだった。ユーハイムのマークは帝政ドイツ国旗の色合いで、拙者的にはもちろんオーストリアよりプロイセンの方に萌ぇ~なんだけど、だからって木造2階建アパートで皇帝円舞曲をかけるのはもっとシュールだったな。ユーハイム~至って普通のケーキさて、今年のホワイトデーは何を買おうかと考え始めたが、自分が食べたいなぁーと思えるもののイメージが湧かない。考えてるうちに、そろそろケーキの自作でも考えようか、ということになった。創作意欲が無くなったら自分は他に取り柄も何もない。 拙者の母親はデコレーションケーキを1から作れる人だ。小さい頃から卵の泡立やクリームの泡立を手伝っていて、やり方を見ている。だからイメージは湧くけど、道具のたぐいは持っていないから全て揃えなければならない。うーん、スポンジの自作は急に出来そうもない・・・スーパーでスポンジの完成品を売っているから、それを買ってデコレーションだけでもやってみようか?とイメージする。 世の中便利になっちゃって、すでにホイップクリームも出来上がりが売っている。でもそれでは勉強にならないから、クリーム泡立くらいやろうか! 駅ビルの富沢商店をのぞいたりして、明らかに不審な40代のオッサンだけど、道具として「回転台」という存在を知った。これは母親も使ってない。これを使うと左官職人のような壁面の仕上がりが期待できる。泡立て器も電動の方が格段に楽だったので、早速ネットで調べ始める。 調べた結果はこんな感じ(楽天アフィリエイトなので、一定期間経過すると消えると思います。(続きはまた・・・)
2018.03.11
先週、ドライブの行程で陸上自衛隊広報センターに立ち寄ったことを書いた。売店コーナーはおみやげ品が並んでいて、携帯非常食とみられる商品は「いかにも自衛隊らしい!」と思って一つ買ってみた。ためしに今日の夕ご飯で食べてしまうことにした。 防衛糧食陸型Ⅲという商品、ご飯とシチューをビニールパックに入れたまま調理できるというのが売りだが、実際に使用されている自衛隊の携帯糧食も、ビニールパックに入ったまま温められるらしい。プロが使っているのは、戦闘糧食Ⅱ型という名称で、Ⅱ型はパック詰糧食、Ⅰ型は缶詰だという。なるほどね。 もちろん、実際の戦闘糧食は自衛隊戦車やヘリコプターの写真なんか入っている訳ない(笑)。廃棄しても目立たないような(敵にバレないような)無地のパックなのは当たり前だ。 さて、調理といっても温めるだけの話。発熱剤を取り出して袋の底に置く。そしてご飯パックとシチューのパックをそのまま放り込み、最後に発熱溶液をドボドボと注ぐだけ。発熱剤が化学反応を起こして蒸気が湧き始める。蒸気はすさまじいぐらい出る。袋の穴から吹き出すので火傷には十分注意だ。こんな感じで30分くらい待つ。1個連隊の隊員達が一斉にこんなことやり出したら、周囲は湯気がもうもうと立ち込めて敵にバレバレだが、これじゃあ一人前でもバレるような気がする(笑)。食事は辛い行軍の中の唯一の楽しみであろうが、なるほど危険度は高い。炊事車が来てくれる時も、少人数ずつ車に接近する決まりだという。コックも命がけだ・・・。 ビニールパックは超熱いのでご飯&シチューパックを出すのは要注意だ。本当はご飯の上に豪快にシチューをかけて食すのだろうが、嫁さんとシェアのため食器に開けた。味はなかなか美味だが、この程度のレトルトパックはいくらでも市販されている。1人前千円は高いが、発熱剤や溶液のコストもかさむに違いない。役目を終えた発熱剤は土に還る物質に変わるらしく、演習場を汚染しないための配慮ならさすが。 さて、この防衛糧食が防災用ストックに適しているかの判断だが、保管場所を取るのが悩みどころ。もっと簡易なレーションを探すとしよう。(→陸上自衛隊広報センターの他の写真はこちらでもどうぞ)
2017.11.19
札幌在住時代こそ、彼女の前で格好つけようとしてパスタ、カレー、お好み焼きとか、不器用な料理をけっこう作った。ところが「彼女→嫁」に変更した途端、食事なんて結局は嫁まかせになってしまう。だけど!月一回は最低お好み焼きを作るというのは大阪生まれの人間としてのプライドもあるし、これくらいやらんと「台所の感覚」が薄れてしまうことへの危機感からやっている、というのもある。最近、嫁が休日も職業訓練校に通ったりして、夕食の準備がせわしない。だから拙者が何か作っておこうということになったが、如何に大阪人といえどもお好み焼きばかりというのは辛い。 次に何を作るか・・・スーパーでノルウェー産のサケ(ネット上ではやけに評判が悪いけど、限りなくネットだけの話というのが味わい深い)を見ているうちにある考えが浮かぶ。これをムニエルにできないか?ウチは共働きで凝った料理が出来る環境じゃないから小麦粉の在庫もない。だけどお好み焼き粉の残りを使えるやないか! という感じでやってみたのがこちら。オリーブ油で焼くと、サクサクしたスナックみたいに仕上がった。お好み焼き粉についている風味を活かせるかと期待したが、それはちょっと無理だった。表面にうっすら付いている程度の量だからね。味付けは市販のタルタルソースで誤魔化す。 ブロッコリーもオリーブで炒めてパスタソースの残りで味を付けた。なかなか本格的やないか・・・。フルーツ盛り合わせが30%オフだったので、果物ゼリーとセットでお皿に盛りつけ。本当は一歩進んでカラフルなソース等も製作したかったが、アイデアが浮かばないまま時間切れ。はっきり言う。ゼリーはカップから出さない方が食べやすい。当たり前だが・・・。
2017.05.27
ザワークラウトといえば、ドイツの名物料理の一つ。茹でたソーセージにザワークラウトを添えれば、一丁前のドイツ料理の出来上がりだ。ザワークラウト~もちろんドイツ直輸入だ 某百貨店食品売り場の隅っこの隅っこに、まるで忘れ去られたように安置してあったザワークラウトの缶詰・・・ドイツからトラックに揺られ、貨物列車に揺られ、船に乗せられ、日本に着いたらまたトラックに乗せられ・・・缶がくたびれているのは途方のない長旅の性か(笑)。定価360円のところ、レジでは200円だったのが意味深であった。 中身大丈夫か?~缶を開けるのもおっかなびっくりだったが、大丈夫!さすが缶詰である。発酵食品特有のイイ臭いが漂う。ザワークラウトは、キャベツを発酵させた健康食品。酸味と苦みが効いていて、ソーセージに合うんだなこれが。お酒の好きな方なら、ビール飲まずして何とする!というところだ。ドイツ風ポテトサラダも試作ソーセージにザワークラウトを添えただけでは料理した気にならないので、もう一品は完全自作を試みた。マヨネーズを使わない、ドイツ風ポテトサラダ。いろんな料理サイトなどを参考にしながら、手元にある材料で適当に作ってみた。作り方だが、1.まずじゃがいもを食べやすい大きさに切って、鍋で茹でる。ソーセージと一緒に茹でると効率がいい。柔らかくなったらザルに開けて冷ましておく。2.タマネギのみじん切りとベーコンをフライパンで炒めておく。3.ドレッシングをつくる。ワインビネガーとオリーブオイルを1対1ぐらいで合わせ、キューピーマスタードあらびきを加えてドロドロな感じにする。こしょう、砂糖、コンソメを加えて味をととのえる。4.先ほどの1と2を合わせ、ドレッシングをかけてよく混ぜる。味をみて、物足りないならコンソメを加えて調整。30分くらい置いておくと味が染みてくる。最後にパセリを振ると、本格的な雰囲気が出る。お皿にソーセージ、ザワークラウト、ポテトサラダを盛り付けて完成!パンと一緒に食べるとおいしい!もちろんビールのおつまみにもいいかもしれない。
2013.04.07
普段、スーパーで何気なく買っている冷凍食品・・・本日の特価品!のコーナーにズラリと並んでいる品物を見て、思わず声を上げそうになった。その名も「広島:呉海軍・肉じゃがカレーコロッケ」 錨のマークや水平線に浮かぶ軍艦、自衛艦旗のパターンに準じたオレンジの太陽光線・・・パッケージのクオリティーが高く、思わず手に取ってしまった。これが数十個も並んでいる光景は、かなり壮観だったのである(笑)。パッケージには、「海軍厨業管理教科書・海軍割烹術参考書のレシピを参考に製作」、とある。しかも生産工場は、マルハニチロ広島工場であった。えらく凝った冷凍食品である。ここまで薀蓄を付けられるなら、逆にプレミアムを付けてもいいような気がするが・・・ただ待てよ~呉、海軍、などと主婦層に受けるようなネタでは無いかも知れない。早速、これは弁当のネタになった。味の方はというと、カレーが効いててご飯がよく進む。ちなみに、今年から弁当箱は阪神タイガース仕様を導入した。いい年したおっさんが、まるで小さいガキのようだが、特に恥ずかしいとも思わず、むしろ誇らしげであるというのが 「阪神ファン」 なのである。今年こそ気合入れまっせ!コラ福留!いい加減なプレーしとったら、承知せーへんぞ!(笑)。 自分でつくるうまい!海軍めし この本を参考に料理をしています・・・。
2013.01.20
元ネタは 「オレンジページ:フライパン一つでできるレシピ集めました」 から。 「パインとチーズのデザートピザ」 というのがあって、これがおいしそうなんです。これは何としてでも作りたいと思ったな・・・。ところで、このデザートピザのレシピは、「ピザを生地から作るコーナー」 の中にあるんです。でも生地から作るのはやっぱり手間だなぁ・・・スーパー行くと、「ピザの生地」 がちゃんと売っている。こういうのを見ると、ますます生地から作るなんて面倒くさくなる。結局、市販のピザ生地を使うことに・・・。できたはいいが、生地が固い!ちなみに作り方は簡単で、 市販の生地をフライパンでカリッと焼く。あとは上に乗っけるモノを作ればいい。クリームチーズを耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで加熱して溶かす。それにパイナップル缶の汁を加えてソースを作る。 ピザ生地にソースを一面に塗り、食べやすい大きさに切った缶入りパイナップルを並べる。ケーキシロップを回しかけて、シナモンをふったら出来上がり。 間違いなくうまいはずだと思ったが・・・生地が固っ!それは市販品の性なのか、焼き方がまずかったのか、どちらかだが・・・。食パンを使った方が食べやすいかピザ生地の代わりに食パンを使ってピザトースト、は拙者が時々やってる訳だが、この 「デザートピザ」 を食パンでやった方が無難だということが分かった。ここまでくると パンにチーズを塗ってパイナップルを乗せてケーキシロップとシナモンをかけた、というだけのこと・・・ピザトーストとも言えない代物だが・・・。
2012.10.21
この情報は小平SLGCさんのホームページから。第2次世界大戦中のドイツ陸軍野戦糧食という、珍しい研究をされている。 レシピをいろいろ見て、「いかにもドイツだなー」と思わせる一品を真似てみた。「アイントプフ」といって、本来はドイツの一般的な家庭料理だが、ドイツ陸軍バージョンもある。素早く簡単に出来て、間違いなく旨いという、軍隊メシの特徴と捉えています。作り方は以下のとおり。レシピは多少自分流に改変させていただいた。★まず、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ベーコン、さやいんげんを食べやすい大きさに切る。★鍋にコンソメを入れて温め、ニンジンとジャガイモ、タマネギ、ソーセージを煮る。ソーセージからは灰汁が出るので、丁寧にすくう。★ソーセージに火が通ったら、ソーセージを取り出し、ベーコンとさやいんげんを入れてしばらく煮る。ジャガイモがホコホコになったら、塩コショウ、ガーリックで味を調えて出来上がり。★ソーセージにマスタードを添え、ドイツらしく黒パンと一緒に食べる!元レシピは、ソーセージもスープの中に入っているが、個人的にマスタードで食べたかっただけ。さらに元レシピでは、牛肉も入っているが、牛肉はクドいのでやめた。牛肉を入れる場合は、フライパンでタマネギ・ニンニクと一緒に炒める必要がある。ちょっと面倒くさいかな。まずく作りようがない料理で、必ずおいしくできます。
2012.06.17
「うまい!海軍めし」 というレシピ本の中で、「ドライカレー」というレシピがある。旧日本海軍の潜水艦で作られていた料理だ。材料を見て「いかにも潜水艦らしいなー」と思った。肉はコンビーフの缶詰を使用し、りんごやじゃがいもは乾燥させたものを使う。ドライカレーに仕上げるのは、やはり水を節約するからなのだろう。とりあえず本の真似をして作ってみた。まず、玉ねぎとじゃがいもを細かく包丁で切り、フライパンで軽く炒める。火が通ったら小麦粉とカレー粉を混ぜて弱火で炒める。いい感じに香りが出てきたら、少しずつ水を加えてドロドロにする。 細かく切ったりんごとコンビーフを加え、塩コショウ・コンソメなどをお好みで加え、食べるにちょうどいい熱さになるまで火を通す。ドロドロだったカレーも水分が抜けて、ちょうどいいドライカレーになっていく。実際はレシピどおりにいかんかった。レシピでは、らっきょう漬けや紅しょうがまで加えているが、個人的には無いほうがいいと思う。それと、レシピ通りに作ったら明らかに二人分の分量になってしまうし、猛烈にクドい。レシピでは、コンビーフに加えてハム300gも加えるとあるが、とんでもない。ハムは割愛した。しかも材料を炒めるのにヘットを使うとあるが、クドくて気持ち悪いのでサラダ油で代用だ。20代の水兵さんならともかく、中年過ぎたら明らかにメタボ直行である。当時の潜水艦乗組員の任務は過酷過ぎる!伊号潜水艦(大和ミュージアムにて)この猛烈にメタボなドライカレーだが、太平洋戦争中の日本人にとってはご馳走だったに違いない。もっとも、潜水艦乗員の任務は過酷なので、食料品は優先的に割り当てられていたらしい。 そうは言っても、積む場所に制約があるのが潜水艦。生鮮食料品も多く積めないので、缶詰に頼るしかなかったという。艦内で料理できるだけまだマシで、旧型の潜水艦となるとキッチンも無く、缶詰と弁当を食べるしかなかったそうだ。新鮮な食べ物どころか新鮮な空気も吸えず、何週間も缶詰にされた生活・・・しかも敵艦から爆雷でも投げつけられたら最期、あとは「鉄の棺桶」となって深海深く沈んで行くしかない・・・。想像しただけで気が滅入ってくるが、このドライカレーを食べた男達のいったい何割が生きて故郷に帰れたのだろうか。彼らの犠牲があって今の日本がある。コンビニ行ったらカレーライスなどすぐに買ってこれる、今の私たちの幸せぶりを改めて噛み締めておきたい。 自分でつくるうまい!海軍めしということで、いろいろ参考になったこの本。また面白い料理が出来たらネタとしてUPしていきます。それでは最後に・・・敬礼!海上自衛隊の写真集もあります写真集はこちらから・・・
2012.03.24
旧日本海軍の軍艦・・・戦艦となれば2千人くらいの乗員を擁していた訳で、毎日の食事を用意するだけで戦争状態だったことだろう。基本的に水兵と士官の食事は別々に作っていたという。勤務内容と健康を加味すれば、20代の水兵さんと40代の佐官が同じものを食べる訳にもいかないからだ。 「うまい!海軍めし」というレシピ本によると、士官食は量が少なめながらも、ちょいと豪華な洋食が多い。ちょっと真似をしてみたのは、「チーズマカロニ明治版」という、グラタンのような料理である。まず、ひき肉とタマネギをフライパンで炒めて塩こしょうで味をつけておく。茹でたマカロニをグラタン皿に敷き詰め、炒めたひき肉とタマネギを上からかける。さらにマカロニを敷き詰める。いまどきのグラタンとの違いは、ホワイトソースを使わないところだ。ホワイトソースの代わりに、とき卵を上からかける。最後に粉チーズをふりかける。 仕上げは、オーブントースターで5分くらい火を通し、表面に焦げ目がつくぐらいになったら出来上がりだ。どんな味がするのかというと、パリパリっとしたマカロニと粉チーズの香ばしさがよろしいところだが、非常にあっさりしている(笑)。ひき肉に染みた塩こしょうが唯一のアクセントだからだ。戦前の食事なんてまぁこんなもんだったんだろうなぁと思う。それでも当時にしてはご馳走に違いない。マカロニを食べたいなら、海軍入って士官までなる必要があった訳だ。コンビニ行けば、マカロニサラダやグラタンが平気で売ってる現代は、みんな王侯貴族みたいな食事してんだなぁ。 食べ終わった後に気がついたのだが、卵が熱で固化して、グラタン皿にびっしりこびりついてしまうので、初めに皿の表面に軽くバターを塗っておくのもいいかも知れない。 自分でつくるうまい!海軍めしということで、いろいろ参考になったこの本。また面白い料理が出来たらネタとしてUPしていきます。それでは最後に・・・敬礼!海上自衛隊横須賀基地の写真集もあります。(フリーページ)写真集はこちらから・・(フリーページ内です)
2011.07.31
「うまい!海軍めし」 というレシピ本を愛読している。旧日本海軍で考え出された料理の数々が紹介されていて、ついつい真似してみたくなるのだ。海軍めしの代表格といえば、カレーライス・肉じゃがなどが挙げられる。いずれも日本の国民食と言えるぐらい普及した。海軍めしの特徴は、限りある食材を有効活用しながら、どんなに忙しくても必要な栄養を取れるよう、短時間で調理出来るメニューがそろっていることだ。興味深いのは、あの時代にしては豪華と言えるメニューも数多い。周囲は見渡す限り海しか見えず、愉しみといえば食べることぐらいしか無い。だから食事くらい奮発しろよ、ということかも知れないね。 そして何と言っても海軍めしは、男が作る、男のための料理だ。肉じゃが・こんにゃくの油煎り・玉ねぎと揚げの味噌汁・ごぼうめし とにかく実践あるのみ!ということで無難に出来そうなメニューから。いずれも栄養的に申し分ないと思った。肉じゃがについてだが、レシピも幾通りかあるようだ。防衛省のホームページによると (こんな話を本当に公開してる)、牛肉を油で炒めてから野菜を入れて煮るとあるが、「うまい!海軍めし」 によると、肉を事前に炒めないで水で煮ている。しかもアクも取らないのが海軍風、とある。 はっきり言って肉を炒めてから煮物にする方がおいしい。スキヤキの一歩手前のような作り方なので、まずくしようがないから。こんにゃくの油煎り~これはこんにゃくをゴマ油で炒めて、しょうゆを少し絡めて味付けをするという、超簡単な料理。戦艦長門のレシピから。定番料理のため、こんにゃくを自艦で製造したというから、何とも健康的。玉ねぎと揚げの味噌汁も戦艦長門のレシピ。ごぼうめし~スーパーで 「処理済みのゴボウ・ニンジン」 を買った。炊飯器にご飯と一緒に入れて、砂糖・しょうゆで味付けをして炊くだけで、何だか感激するほどおいしい。戦闘態勢で持ち場を離れられない隊員のための一品で、旧海軍ではこの種の 「味ご飯」 が発達したという。ご飯はもちろん麦飯です。 自分でつくるうまい!海軍めしということで、いろいろ参考になったこの本。また面白い料理が出来たらネタとしてUPしていきます。それでは最後に・・・敬礼!海上自衛隊横須賀基地の写真集もあります。写真集はこちらから・・・
2010.11.07
スペインで発明された 「ルクエ・スチームケース」 ~これ何かというと、とにかく具を入れて電子レンジにかけるだけで、すぐに料理が出来てしまう、という 「知る人ぞ知る」 容器だ。先日、料理の達人YO女史から 「ルクエ」 を頂いてしまった (ほんとにありがとうございます)。で、早速作りたかったのはパスタ。付属のレシピ本によると、パスタを半分に折って 「ルクエ」 に入れる。半分に折らないと入らないから。水150CCと塩を少々加えて、このままレンジで4分くらいかける。レンジにかけてる最中、ルクエの蓋が蒸気で開いてしまったのであせったが、やっぱりそれらしく出来てるのだ!後はお好みで、パプリカ、たまねぎ、ベーコン、ソーセージ、にんにくのみじん切り、塩こしょう・オリーブオイルをまぶしてさらにレンジで約3分。出来た結果がです。見た感じが焼きソバみたいになってしまったが、パスタは見事に茹で上がっていた。半分の長さになったパスタは案外食べにくいということも知った。もちろん、この容器のまま食べるのが 「ルクエ」 の醍醐味?スペイン・ルクエ社のスチームケース色も各種ある訳です専用トレイも
2010.09.30
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