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JEDIMANの瞑想室
第3章 生への疾走<2>&あとがき
扉が開き、完全武装した{SAF}隊員達が飛び出してくる。
彼らのマシンガンが火を噴いた。
凄まじい銃声が鳴り響く。
ミサイルが着弾し、火炎を撒き散らした。
「戦場だ………」
クレイジーがつぶやいた。
{SAF}隊員の1人がクロウとクレイジーを見つけ、駆け寄ってきた。
「生存者ですね?急いでヘリに!」
クロウは頷き、クレイジーと共にヘリに向かった。
上空を2機の武装ヘリが飛び回り、グールを次々に倒している。
クロウとクレイジーは2つのプロペラを持つ輸送ヘリに飛び込んだ。
「よし、退却だ!」
誰かが叫び、{SAF}隊員達が銃を撃ちながら輸送ヘリに戻ってくる。
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
クロウは慌てた。
このまま帰るだって?
冗談じゃない!
「なんだ?」
黒人の隊員がクロウを見る。
「さっき、施設の中でジェイクを、仲間を見たんだ!施設の崩落を生き延びているかも―――」
「だから待てというのか?それは無理だ」
黒人はかぶりを振り、クロウの言葉を遮った。
「この島はあと2分で地図から消える。さあ、急いで乗れ!」
黒人の指示を受け、まだ外にいた隊員達が乗り込んでくる。
クロウは呆然としながら奥に詰めた。
地図から消える、だって!?
「ちょ、待ってくれ!」
クロウは叫んだ。
だが、無情にも、話を聞く者はいなかった。
「仲間が、ジェイクが、生きてるかもしれないんだ!」
そう叫んだクロウを、先ほどの黒人が見つめた。
「あの崩壊じゃ、どのみち死んでるさ」
その時だった。
「おーい!待ってくれー!」
声と共に、瓦礫の向こうから男が現れた。
アーサーだ。
彼は黒い袋を重そうに引きずっていた。
「早くしろ!」
黒人が叫ぶ。
アーサーは息を切らしながらヘリに乗り込んだ。
「よし、あげろ!」
黒人の言葉にパイロットが頷き、ヘリを上昇させた。
プロペラがヒュンヒュンと音をたてて回転し、機体が持ち上がる。
「待て!まだジェイクがいるんだ!」
クロウは必死に訴えた。
だが、誰も耳を貸す者はいなかった。
ヘリは無情に明け方の空へと舞い上がっていく。
クロウはぼんやりと小窓から島を眺めた。
ようやく昇ってきた太陽が、島を照らし始めている。
その時、クロウは気づいた。
島の向こうからたくさんの機影が近づいて来たことに。
それは、何十という爆撃機だった。
爆撃機から大量の爆弾が投下されていく。
島の木々が次々に吹き飛び、炎上し始めた。
「上層部の命令だ」
唖然とするクロウに、黒人が告げた。
「絨毯爆撃で、島を黒焦げにしろ、ってな。これからブラジルのアメリカ軍基地に向かうぞ」
クロウはそれをぼんやりと聞きながら、島が隅々まで爆撃を受けるのを眺めていた。
ヘリはブラジルのベロオリゾンテのアメリカ軍基地へ向け、広いブラジル高原を飛んでいた。
隊員達は海岸で見たものについて興奮気味に話していた。
彼らはゾンビのような怪物の正体について何度か質問したが、クロウはずっと小窓から見える光景を眺めていた。
返事をする気など、わかなかった。
ジェイクが、死んだ。
それが彼の心に重くのし掛かっていた。
ジェイクだけでは無い。
ザーンも、ドクも、ジョージも、ナッドも、マイクも、レイナも、ティアも、デイビットも。
みんな、死んだ。
生き残ったのは自分とクレイジーとアーサーだけ。
涙が溢れだした。
視界が歪む。
その時、その歪んだ視界がアーサーの足元に置かれた黒い袋を捕らえた。
袋はちょうど大人ぐらいの大きさだ。
次の瞬間、クロウは最悪な展開に気づき、アーサーを睨んだ。
「………教授、その袋には何を?」
アーサーがビクッと体を震わせる。
クロウの声に何かを感じ取った隊員達やクレイジーは、ハッとそちらに集中した。
「い、いや、研究資料を………」
「見せろ」
クロウはどす黒い声で言った。
アーサーの額を冷や汗が伝い落ちる。
「こ、これは今後の研究に多いに………」
「見せろ!」
クロウは立ち上がり、ナイフを抜いた。
「わ、わかった!見せる!見せるよ!」
アーサーが顔を恐怖に歪めて言う。
彼は袋に手をかけると、開いた。
隊員達が悲鳴をあげて後ずさる。
そこにいたのは、白い濁眼をカッと見開き、自らの血にまみれたフィアだった。
「………捨てろ」
アーサーがクロウにすがるような視線を向けた。
「頼む……。これは非常に重要な資料……」
クロウは首を横に振った。
アーサーが悲しそうな顔をする。
クロウはパイロットに降下するように言うと、袋に入ったフィアを引きずり、後部の扉を開いた。
50メートル下に、ブラジル高原の山々が見える。
クロウはフィアを入れた袋を投げ捨てた。
袋は次第に小さな点になり、山中に消えた。
アーサーのため息が聞こえてきた。
クロウは扉を閉め、席に座り、泥だらけの携帯電話を取り出すと電話をかけた。
長い呼び出し音の後、電話が繋がった。
『はぁい、ティータ・ハーモニーよ』
「ティータか?」
『クロウ!?良かった!連絡取れないから心配してたんだよ!』
「なあ、ティータ」
『うん?』
「結婚しないか」
数ヶ月後―――
ブラジル高原の山中で、小さな灰色のネズミが死骸をかじっていた。
灰色のゴムのような皮膚と白い濁眼を持った死骸だ。
ネズミは満腹になると、近くの街の下水道に駆け込んだ。
配管を伝い、空いた穴を走り、小さな民家の台所に出る。
ネズミは机の上の食べ物を狙って走り出した。
しかし、いくばくかも走らない内に、ネコの爪に捕まってしまった。
鋭い悲鳴をあげるネズミ。
ネコはそんなネズミを、一口で呑み込んだ。
「おお、ロナー、またネズミを捕まえたのか。えらいな」
主人の男がネコの頭を撫でた。
数日後―――
「うわっ!」
主人の男は悲鳴をあげて後ずさった。
飼いネコが凶暴な声をあげ、突如として襲いかかってきたのだ。
「な、なんだ!?」
男は傷ついた腕を押さえながら、暴れまわるネコを見つめていた。
「パパー?どうしたの?」
小さな女の子が部屋に入ってきた。
次の瞬間、ネコが爪を振り立て、襲いかかった。
鋭い悲鳴が響く。
「こいつ!」
男は台所の麺棒を掴むと、少女を攻撃しているネコの頭に思い切り振り下ろした。
小動物ならば、絶命する程の衝撃。
しかし、ネコはすぐに立ち直り、男に襲いかかってきた。
「う、うわぁ!」
男は麺棒をめちゃくちゃに振り回した。
麺棒がネコの背骨にあたった。
ゴキッ!
鈍い音。
するとネコは急に脱力し、床にのびた。
「…………死んでるのか?」
男はネコの死体をつついた。
少女は傷の痛みに泣いている。
男はとりあえず自らと娘の傷を消毒して、あとは人間の自然治癒力に任せる事にした。
そして――――
あとがき
初めてモンスターパニック系にチャレンジしてみました。
結論。
難しい。
でも、がんばっていこうと思います。
たとえ読んでくれるのがエックス・オブ・?さんだけだとしても(泣笑
ではでは、またFALL<堕落>の第2部で!
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