今という時間

今という時間

スイッチを押したとき



2030年、若年自殺者の増大に危機感を抱いた日本政府は若年自殺者を研究するために研究施設JSCを開設し、その研究のため無作為に抽出した5歳の子どもに心臓手術を受けさせ10歳になるとその子をJSCに収監した。
収監された子どもたちは自分の心臓に取り付けられた機械に信号を送り苦痛もなく死ぬ事ができるスイッチを渡され、毎日変化の無い退屈な毎日を強要される。
絶望的な状況で子供達は次々とスイッチを押していく。

主人公は看守として横浜JSCに配属され、そこで7年間スイッチを押さずに生き延びている4人の子供達と出会う。


感想
4人のそれぞれスイッチを押す時(死ぬ時)の心情や死ぬ理由とか読んでいくうちに涙が、出てきた。
ラスト50ページは泣きながら、読んでた。

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