2008.02.22
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カテゴリ: 石仏閑話


 ならば、ストロボを焚いて写真を撮り、あとで見るのが常套手段。暗いお堂の内部などを確認するために、格子越しに撮る方法と同じです。

 ところが、カメラを向けるとレンズが前後に忙しく動くばかりで、ピントが合いません。カメラの故障かと思って、表に出てテストすると異常なし。再び中に入って写そうとしても、正常には作動しません。

 仕方なく、暗闇の中で、手動で適当にピント合わせしてシャッターを切りました。誰もいない洞窟の中で、なんだか不気味な気がして、そそくさと陽光を求めて逃げ出した次第。

 考えてみれば、カメラの測距機構上、オートフォーカスが作動するには一定以上の輝度が必要で、暗闇では作動しません。 というわけで、祟られることなく写し出されたのは宇賀神でした。不明瞭ながら、顎鬚があるところを見ると長髪の老翁形で、頭上にも蛇がトグロを巻くようでした。





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最終更新日  2008.02.24 10:32:04
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