山田未久（田牧そら）殺人事件の容疑者が、浅見瑠璃（新井美羽）から南沢青葉（坂元愛登）に一転。青葉の犯行を目撃したという人物、九条彩香（小雪）に雇われたスカイキャッスルの警備員が現れ、南沢公平（大谷亮平）と泉（木村文乃）の息子、青葉が傷害致死容疑で逮捕。青葉のピンチを救おうと浅見紗英（松下奈緒）、二階堂杏子（比嘉愛未）、夏目美咲（高橋メアリージュン）が動きます。泉は消えた未久のスマホの中に青葉の無実を証明するものがあると考え、それを捜索。そんな時、浅見家では、瑠璃の「私の帝都大付属高校合格の為に、青葉を犯人には出来ない」という気持ちを受け、紗英（松下奈緒）が夫の英世（田辺誠一）に未久のスマホを破壊してゴミ集積場に捨てたことを白状。が、実は、瑠璃の妹の真珠（白山乃愛）が、母の捨てた未久のスマホをゴミの集積場から回収していました。で、そのデータ回復を専門業者に依頼。中学教師が九条の秘書、長峰泳児（前原滉）秘書の車に乗り込みテスト問題と金銭を交換している動画、及び、未久が九条の事務所に乗り込み、「瑠璃を合格させないで。私だけが合格して、それで父親の愛情を私だけのものにする」と脅している会話録音が復元されます。それを警察に提出。

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――31年前、九条の母、静江（水木薫）が投身自殺未遂をしていました。その直前に九条は折角受かった帝都医大付属高校を自主退学。それに悲嘆し高所から身を投げた静江は脳に障害を負い、現在、介護施設（クランクガーデン）暮らし。そこに向かう紗英。――紗英が施設を見上げると、窓ガラスに数式を殴り書きしている静江。その背後に九条。娘を帝都医大の医師にするのが夢だった静江。静江は無理難題を九条に押し付け、苦しめていました。そんな母への復讐として、合格からの入学辞退ということで、幸せの絶頂から地獄に突き落としていた九条。それは、投身自殺した冴島香織（戸田菜穂）に対して息子の遥人（大西利空）が取った行動と同じでした。九条は「遥斗にとって母親は邪魔な存在だった」と言って、遥斗に対するマインドコントロールを後悔していません。というのも、九条の母、静江はかつてスカイキャッスルで暮らしていましたが、父が死んでそこを退去していました。そのことが悔しかった静江。そこで、娘を医師にしてスカイキャッスルに戻ろうとしていただけの、子にとっては有害なだけの母親と静江を捉えている九条。

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パトカーのサイレンが鳴り、刑事が介護施設に来ます。――警備員が虚偽の目撃証言を自供。秘書の長峰が未久殺しの実行犯でした。未久から証拠データの入っているスマホを奪おうとして揉み合いになり、未久はパブリック塔から転落していました。青葉は釈放されてスカイキャッスルに戻ります。美咲の息子、健作（松藤史恩）は医師ではなく弁護士志望に路線変更しますが、青葉は今回の事件に挫けることなく今後とも医師を目指します。で、テスト問題を流出させた教師は懲戒免職。九条と長峰は傷害致死罪ほかテスト問題の不正入手で逮捕。帝都医大に「退職願」を提出した英世は、母の経営する福祉施設に転職。浅見家の四人は、再出発を誓ってスカイキャッスル去り、新しい明日を見付けようとしています。去り際に、「小説、楽しみにしてる」と言う紗英に、「頑張る」と泉。

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