☆じゃがべぇ~(^_-)-☆

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正しい『アンクの書』

『アンクの書』(訂正済み)
『アンクの書』を神々でなくて人物名で、暗号でなくて平文で記した。

左の発信者名と右の発信文が対応してない原文を訂正して正しく対応するようにした。



原文の発信者名と発信文のページ対照表

発信者名
のページ数
――― 発信文
のページ数
発信者名
のページ数
――― 発信文
のページ数
13
――― 19 ――― 13
――― ――― 15
17
――― 11 ――― 17
15
――― 11 ――― 19



登場する人物


◎伊野部 吾郎 ◎園咲 慶一郎 ◎岸 里美
◎山西 麻子 ◎大和 昇平 ◎浦永 宅也
◎片桐 則子 ◎榎田 日出之 ◎芳川 光葉
◎栗山 義朗 ◎輪島 亮次

大和 昇平
「今思えば、あの日の話は、この発見がすでに予定されていたからだったのだ。
それに私は気付かなかった」
    関南 *
発信者名を13の発信者名に差し替えた
輪島 亮次 番組がなくなってしまわなくて良かったです。芳川光葉さんはこの放送をとても気にいっておりましたので。
岸 里美 こちらこそ。番組が続くことを芳川光葉さんが喜んで下さって嬉しく思っています。
芳川 光葉 もちろんです。
大和 昇平 芳川光葉さんの出演がなくなったら視聴者だけでなくスタッフもみんながっかりします。
芳川 光葉 もったいないお言葉、嬉しく思います。
岸 里美 そこで相談なんですが、この期間を空けておいて欲しいのです。
輪島 亮次 春の特番ですよね?ずいぶん早くからはじめるのですね。
大和 昇平 岸さん、私も今初めて聞きました。そんなに早くから準備をするのですか?
岸 里美 今回は番組再会ということで、とても力を入れているのです。こまかくやっていきたいのです。
輪島 亮次 なるほど、それでは調整にかかりましょう。
芳川 光葉 輪島さん、この番組も最優先でお願いしますよ。
輪島 亮次 もちろんです。できる限りのことをします。
岸 里美 心強い限りです。よろしくお願いしたします。
大和 昇平
「この、彼らの話は途方もないことへと発展していく」
   チャット
発信者名を9の発信者名に差し替えた
栗山 義朗 今話題の女王を使うのはどうかと思うのですが。
岸 里美 石板を作って、栗山さんが発見し、私はそれを放送するのです。
栗山 義朗 ここからは我々だけの秘密事項です。くれぐれも他人に気付かれないように注意しなくてはなりません。いいですね。
岸 里美 こんなことが公になれば我々は破滅です。
伊野部 吾郎 分かりました。で、どうしようというのです?
栗山 義朗 女王の愛の詩の石板を発見するというシナリオです。北の墓を使おうと思います。その準備と後始末を伊野部さんにやってもらいたいのです。
伊野部 吾郎 私がですか?
岸 里美 もちろんです。盗みは専門でしょう?バステトさん。
伊野部 吾郎 なぜそのことを知っているのですか?
栗山 義朗 長年ここに住んでいる私の目は節穴ではない。伊野部さんのやっていることくらい見当がついている。
岸 里美 それに、ちょっと調べさせていただきました。伊野部さんの過去の悪事の数々を。
伊野部 吾郎 私を脅そうと言うのですか?
岸 里美 脅す?利益を与えようとしているだけです。石板はきっと伊野部さんに利益をもたらすことでしょう。
大和 昇平
「彼らの計画は見事成功したように見えた。
 しかし、山西麻子のカメラがその悪事を見つけ出した。
 最後まで遂げさせることをしなかったのだ」
伊野部吾郎の日記
「参った。間一髪だった。
 あとはあいつらが全てを話さないことを祈る」
   チャット
発信者名を17の発信者名に差し替えた
伊野部 吾郎 どうなっているのですか?間一髪でしたよ。
栗山 義朗 あそこには、カメラがあったのです。
伊野部 吾郎 誰がそんなことを?
栗山 義朗 山西麻子さんです。あんな発見の後なのに、警備がうすいことを心配したのです。
岸 里美 そのカメラに少しだけですが伊野部さんの姿と声が入っていたのです。
伊野部 吾郎 はっきり分かるのですか?
栗山 義朗 いや、幸い暗かった上に反響していて確証はありません。しかし、携帯の着信音が入っていたのです。
伊野部 吾郎 その映像はどうなったのですか?
栗山 義朗 園咲さんが警察に持って行きました。なので、念のため着信音を変えておいた方が良いでしょう。明日からの旅の二日目に会う予定ですから。
伊野部 吾郎 『春』を『秋』にでもしておきます。
岸 里美 ふざけないでください。もっとはっきり違うとわかるものが良いでしょう。
伊野部 吾郎 わかりました。じゃあ『ビートルズ』にでもしておきますよ。
岸 里美 忘れるといけません。今のうちに変えてください。
10
大和 昇平
「私もこの放送に関わることになる。
 この段階で、連中の策略を少しでも知ることが出来ていたらと悔やまれる。
 悪者とはいえ、一人の命が奪われたのだけら。
 何かをするきっかけがあれば、止めることが出来たかもしれない。
 残念だ」
   チャット
11 発信者名を15の発信者名に差し替えた
栗山 義朗 準備はどうですか?
伊野部 吾郎 計画通り、呪いの噂で近づく者もおりません。
岸 里美 よくそんなことまで思いつきましたね。
栗山 義朗 石板が女王のものであることに信憑性をもたせたほうが良いと思ったのです。
伊野部 吾郎 ひき続き女王の話題でもちきりです。
栗山 義朗 石板の準備はどうですか?
伊野部 吾郎 計画通り全て順調です。
岸 里美 カルナックの話も進んでいます。なにもかも順調です。
栗山 義朗 それはそうと、ひとつ気になることがある。園咲さんが呪いの噂を確かめるために担当になるというのだ。
伊野部 吾郎 それはまずいことになりましたね。
栗山 義朗 園咲さんは頭も良い上に真面目で情熱家です。石板のことが知れたら、きっと大変なことになるでしょう。くれぐれも気をつけてください。
伊野部 吾郎 わかりました。一芝居打っておきましょう。
栗山 義朗 あまりやりすぎないようにしてくださいよ。
12
大和 昇平
「伊野部さんは隠蔽工作の為に着信音を変えたようだ。
 そこまでするほど彼らは心を悪に奪われていたのだ。
 更にその隠蔽工作の話が続く」
   チャット
13 発信者名を19の発信者名に差し替えた
伊野部 吾郎 変えました。着信音について聞かれたら、盗掘をした人物が、私に罪を着せるために「春」にしていたのではないかと言いますよ。
栗山 義朗 それが良いでしょう。
伊野部 吾郎 お二人もちゃんと口裏を合わせていただけますよう。
岸 里美 もちろんです。伊野部さんが捕まれば、栗山さんと私も危ないことになるわけですから。
栗山 義朗 まったくです。
岸 里美 それにしても捕まった二人は大丈夫なのでしょうか?
伊野部 吾郎 それは大丈夫でしょう。計画の全てを話せば罪が重くなるだけです。発見があったと知り、盗掘を考えた、と話すくらいかと思われますが。
栗山 義朗 しかし、あの石板は年代測定に掛けられる。あれが贋物だと分かったら、大騒ぎになるだろう。
岸 里美 そうなったらどうなるのでしょうか?
伊野部 吾郎 バステトもその道の達人だ。真実は分からずじまい、我々は誰かの悪戯に惑わされた。それでおしまいということになるでしょう。
栗山 義朗 それで済めばよいのですが。
岸 里美 とにかく、うまく行くことを祈りましょう。
栗山 義朗 そうですね。
14
大和 昇平
「こうして私のまわりで少しづつ何かが動いていった。
  このころ、発掘の人々の周辺が慌しくなっていたことを後で知る」
   チャット
15 発信者名を7の発信者名に差し替えた
岸 里美 どうしても私は失敗するわけには行かないのです。
栗山 義朗 私も同じです。このままでは、発掘を続けるのは難しい。園咲さんと山西さんにも夢を与えることすら出来ない。
伊野部 吾郎 金のためですか?
栗山 義朗 きれい事を言うようですが、昔の夢を叶えるためです。
岸 里美 私だって、ただ地位や名誉が欲しいのではありません。私を支えてくれている人々のためにも何とかしたいだけです。
伊野部 吾郎 何か大きな発見があればいいのでは?
栗山 義朗 そんなものが簡単にみつかれば苦労はいりません。
岸 里美 発見か。それなら、本物でなくてもいいのではないでしょうか。
栗山 義朗 すでにある学説を事実のように仕立てるなら、考えられなくもないですが。
伊野部 吾郎 劇的な話題をお願いします。
岸 里美 栗山さん、何か案があるのですか?
栗山 義朗 少し時間をください。考えて連絡します。
伊野部 吾郎 良い案が出たら、必ず私に教えてくださいよ。私は、金になることならなんでもやりますから。
16
  伊野部 吾郎の日記
  「あいつらは、何で私の過去を知ったんだ?
   まあいい、これで同じ穴のムジナ、お互い様さ」
  大和 昇平
  「彼らはそれから綿密な計画を立てた」
   チャット
17 発信者名を11の発信者名に差し替えた
栗山 義朗 北の墓で女王の石板が発見される。
岸 里美 栗山さんはすぐに私に連絡をよこす。
栗山 義朗 発見のようすを放送してほしい、と持ちかけ、すぐに駆けつけてもらいます。
その間発掘は止めておきます。
岸 里美 協力体制のように見せかけるのです。
伊野部 吾郎 しかし、園咲さんや山西さんもいるわけですし、そんなに精密なものが用意できるでしょうか。
栗山 義朗 私が内容から刻印まで指示します。誰が見ても本物に見えるでしょう。
伊野部 吾郎 分かりました。作るのは良いとして、その石板はどうやって北の墓へ入れるのですか?
栗山 義朗 北の墓に横穴を作り、そこから入れ、盗むときもそこから行います。
伊野部 吾郎 わかりました。おっしゃるとおりにいたしましょう。
栗山 義朗 ポイントは発見から放送、盗掘までを手早くやることです。
岸 里美 過去の失敗がこんなところで役に立つとは思いませんでした。だれもがきっと、私が一番に放送するために急いだのだと思うでしょう。
伊野部 吾郎 それを私が売りさばくのですね。素晴らしいシナリオですね。さすがは栗山さんです。
栗山 義朗 早速、愛の詩を作る準備に掛かるとしましょう。よろしくお願いしますよ。
18
大和 昇平
「この書は、私がこの目で見たこと、
 そして伊野部さんのパソコンによって知った真実である」
   関南
19 発信者名を5の発信者名に差し替えた
岸 里美 私はもうあなた方と一緒にいられないかもしれません。どこか遠くへ行かされそうなのです。
大和 昇平 岸さん、そうなったら我々を置いて行かれるのですか?
片桐 則子 私はあなたを心から信じて尊敬しています。私はあなたにどこまでも付いていきます。
浦永 宅也 私もです。
榎田 日出之 もちろん私も。
大和 昇平 私は、あなたに制裁を加えたやつらを許しません。今から抗議に行きます。
岸 里美 ありがとうみなさん。でも少し待ってください。最後の機会が与えられたのです。私はこの機会を絶対に逃しません。力を貸してくれますね?
片桐 則子 もちろんです。貴方への忠誠を誓います。
浦永 宅也 私もです。
榎田 日出之 決まっているじゃないですか、もちろんですとも。
大和 昇平 できることならなんでもいたします。
岸 里美 みなさん、ありがとう。
大和 昇平 頑張りましょう。岸さん。
20
大和 昇平
「しかし、伊野部さんの旅は終わらなかった。彼はナイルに残ったのだ。
 いや、取り残されたのだ。殺人という残酷な方法で」


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