ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

画像その6

sakura-00


いつもの風景のいつもの冬枯れの木々に目を留めることはない

 いい加減な人間はその木々に花が咲くと、ふと立ち止まる

 この桜の木もこんなに艶やかで燐としていたものかと感嘆する

 その自然の風景にちっちゃな子ども達が集まると自然に絵になる

 そしてそこに人がやって来る

 しばしボクはこの情景を見ていたがカバンからデジカメを取り出した

 日々の記録

 でもいつも思うのだ

 それらの織り成す風景の中に、只中に、踏み込む事の難しさを


 ボクはいつもそれらの風景を遠くから見ている…


                  2004 4月8日 福島地方裁判所にて

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