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フリートウッド・マックのファーストはまぎれもないブルースアルバムだ。「噂」でこのバンドは有名になったけどやっぱりピーター・グリーンのいる頃のアルバムが一番好きだ。ジェレミー・スペンサーと言うギタリストもやっているが2人のスタイルは違う。ピーター・グリーンは1970年になって脱退してしまった。とにかくこの人のギターはマイナーな音、結構暗めの音を出していた。66年にクラプトンの後釜としてブルース・ブレイカーズに参加して、当時一緒にやっていたジョン・マクヴィーとミック・フリートウッドがブレイカーズをやめフリートウッド・マックと言うバンドが出来上がった。ブルースを聴いていると、どうしても60年代の頃のアルバムが多くなってしまう。ホワイトブルースバンドはやがて、自分達の音楽をやるようになっていくんだけど、僕はこの頃のブルースハープとか使った演奏が一番好きだ。というかロックの根底にあるブルースをはずして聴く気にならないと言った方が正しいのか・・ブラックの音がとにかくいい気持ちになる。
2002.08.31
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チャイコフスキーの「くるみ割り人形」が「ナット・ロッカー」としてプレイされた演奏を聴いた時度肝を抜かれた。クラッシックがロックに、それも極上のロックとなってよみがえった曲だ。この曲を聴くたび、ELPがNHKのライブ放送されたあのビックリした頃の記憶がよみがえる。尺八しか興味のない親父が「展覧会の絵」の演奏を見て「やってる事はきちがいじみてるけど、演奏はきちんとしているじゃないか」と言った言葉だ。あのライブは確かに狂気に近くキース・エマーソンがムーグシンセサイザーに短剣刺したり、楽器をひっくり返したりして凄い事やっていた。「ワイト島のライブ」はデビューしてもいないのに演奏はプロの世界。とにかくあんなにビックリした演奏に出会ったのは、ジミ・ヘンドリックスのギター奏法以来だった。シンセをあれだけギターのように演奏した人はいなかったし、現在もいない。
2002.08.30
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タイトルにフリ-トウッド・マックと書こうと思ったんだけど、天邪鬼な僕はわかりやすいタイトルにしてしまった。ブラック・マジック・ウーマンといえばサンタナと思う人が多いと思う。ところがどっこいこの曲は「イングリッシュ・ローズ」というアルバムに収録されている。ギターフリークの人なら「キャア!」と叫ぶピーター・グリーンの曲である。僕はこの日、見なかったけどブルースカーニバルに来日していた。ふれ込みは伝説のピーターグリーン。何でも伝説付けリゃいいと思って。何でこう音楽にやたら伝説とカッコ付けたがるんだろう。このアルバム、3重あごのうざったい写真なので一度見たら絶対忘れられないジャケットである。アルバム全体が白人のブルースに染まっている。このバンドはとにかく離合集散を繰り返しているのでどの辺の時代のフリ-トウッド・マックが好きなのか意見の分かれる所なのだけど、結構日本人には人気のあるバンドだと思う。イギリスのバンドはアメリカにない陰影の音を持っていてなかなかその暗さがいい。しかしまあ。今日も暑いなあ。うだるような暑さの中で飲む一杯のビールは格別の味だ。「ブラック・マジック・ウーマン」この曲は、ほんと飽きがこない。ブルースもある程度音量が必要である。ちょっと音を上げただけで、ご機嫌。うんうん。あれ向かいのスナックでカラオケ歌ってやがる。「酒よ」か・・・・・うーむ・・うーむ・・・聴く曲によって識別しちゃうなんて、人間ってめんどくさい生き物だなあ。
2002.08.29
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1930年代の録音。土臭いデルタブルースのブッカ・ホワイト。ロバート・ジョンソンは有名だけどブッカ・ホワイトはとっても地味。ボトルネックギターで繰り出す音は30年代という時代も噛み合ってかとっても「ああ!これぞブルース」というたたずまい。ボブディランがファーストで「フィクシン・トゥ・ダイ」をカバーしているのだけど知名度はどうだろうか。レッド・ツェッペリンの「カスタード・パイ」もこの人の曲。原曲を辿っていくと、ブルースの奥深さにただただひれ伏すばかり。録音はお世辞にも良いとはいえないが、聞くたびに味わい深い音色を出してくれる。死んだ人は全てが許される。だから美化されがちだが僕は音楽そのものを聴く。ただひたすら聴きまくる。この人は元ボクサーであり、人をピストルで撃って刑務所に入った。とんでもない経歴を持った人だ。「パーチンマン・ファーム・ブルース」はまさにその時の歌。しかしまあ恐ろしく黒いブルースだ。ブッカ-の音を聴くと白人の音が白く白く聞こえるからおっとろしい。ブルースに興味を持っている人には是非このわび、さびを味わっていただきたい。
2002.08.28
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バッファロースプリング時代から付き合っている人も大勢いると思うけど、僕は「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」かん高い声に最初なじめなくて、なんかちょっとゲテモノぽいなっと言うのが最初の印象。好きと嫌いが二律背反だと気が付いたのはそんなに時間を要しなかった。CSN&Y結成から30年経った再結成アルバム「ルッキング・フォーワード」の表題作をオンタイムで聴いているのだけどこの曲は詩も素晴らしい。「フォークが廃れたって?」「二ール・ヤングを聴いてよ!」ボブ・ディランが好きで好きでどうしようもない時代があった。しかし「ストリート・リーガル」あたりから宗教的な詩を押し付けるようになって冷めてしまった。二ール・ヤングは歳をとっても、詩を魂を押し付けることがなかった。個人的にそう感じていただけなのかも知れないが、ライブで二ール・ヤングが出ると圧倒的な拍手で聴衆が迎えてくれる。詩の奥深さを理解するという点では外人には到底かなわないが、何を音楽で語ろうとしているのかは解かる。この人はいつも飾らない服装で人々の前に現れ、変わらない声で、歌ってくれる。素朴なのだけど深い。現在進行形で、良いなあと呼べるシンガ-の一人だ。「太陽の光の筋とともに朝が訪れた。窓ガラスの林の中から光線が差し込んでいる。歌が空気を満たす。でも歌い手の姿はそこには見えない。年代物の木製ギターだけがただ調べを奏でているだけ」「ルッキング・フォーワード」の詩はこうして始まる。「サザン・マン」の頃と変わらないニールがそこにいる。
2002.08.26
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最近フライディにも掲載されていたが、アイドルの頃の姿とは別人であった。〔あったりまえなんだけど・・〕NHKで陽水特集があり「クレイジー・ラブ」を陽水が歌っていた。そく百恵の歌を引っ張り出して聴いてみる。上手い。気持ちが歌に乗り移っている。名曲が目白押し。「イミテーション・ゴールド」「「ディス・イズ・マイ・トライアル」「謝肉祭」「ロックン・ロール・ウィドゥ」枚挙にいとまがない。最後のライブとなった武道館コンサートも聴いてみる。音は決していいとは言えないけど、絶頂期の歌唱はアイドルを越えた光を放っている。当時ロックに僕ははまっていたが、百恵はベストテンに登場する度に見ていた。特に「美サイレント」の卑猥なマイクの持ち方が好きでムラムラときたもんだ。演出家の方針だったとはいえそのサービス精神に「百恵ちゃん、エッチだなあ」なんて単純に拍手したものだ。今後どうなるのかわからないけど生きながら伝説という女性歌手はもう百恵しかいない。ルックスも当時最高。昔のライブを見ても、もっと見てみたいなあと思わせる。時代がそうさせたのか、最近のアイドル歌手が冗談のような歌しか歌わせてもらえないからなのか?いずれにしても「横須賀ストーリー」以降の百恵の歌は最高です。当たり前なんですけど・・・・・
2002.08.25
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ジャズのボーカルは結構暗いものが多いが、智絵のだみ声は、それをふっ飛ばしてくれる。「ラブ」というアルバムは乗れるアルバムではないけど好きな歌い方の曲があった。エルビィスの歌った「Can‘t help falling love」大音量で聴くとアレサ・フランクリンが歌っているかのようなシャウト!かと錯覚してしまう。だみ声っていいなあ。男女の混声合唱もあり、気持ちよくなる。「ジャンロなんて関係ないよ、そんな枠は評論家に任せて、楽しくやろうよ」そんなメッセージを直球勝負で投げてくれる。この曲の持つパワーに感心。ういやつだ。「Work song」もいい。聴き手はいつも極上の刺激を求めている。聴き手を楽しませる音楽は人気者。
2002.08.21
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ツェッペリンはウイリー・ディクソの曲が好きで結構カバーしているのですが、掲示板の壁紙にあるブルースアーティストがツェッペリンの自作曲をカバーしているアルバムのような物もあります。ブルース風に演奏されたツェッペリンの名曲の数々を集め「ロツクン・ロール」「カスタード・パイ」「レヴィ・ブレイク」「トランブルド・アンダーフット」を演奏しているのですがこれがワクワクする演奏をしてます。ざっと名前を上げると、オーティス・ラッシュ、マジック・スリム、ゲイト・マウス・ブラウン、ビリー・ブランチ、カール・ウィザー・スビー、ロバート・ロックウッド・ジュニア、オーティス・クレイ等々が演奏してます。みんな生きてます。化石ではありません。ツェッペリンの好きな人なら、商業主義の音楽とその違いがはっきり解かると思います。ツェッペリンは成功者ですが音楽は商業主義とは違う音を出してます。ロックの代表的なバンドとして王座に君臨し続けたのはこのブルースが根底にあったからだと断言できます。ロックにのめり込んだ人の多くがこのツェッペリンを聴いたからという人が多いのではないでしようか。勿論ディープ・パープルというパープル派もいますが、原点は断然ツェッペリンだと思います。しかし日本人のバンドで意外とツェッペリンをカバーしている人がいないのも事実です。何故なのか理由はよくわからないのですが、カバーは圧倒的にパープルの方が多い気がします。実際ツェッペリンの曲演奏しようといってもバンドの連中から却下されます。せいぜい受け入られるのが「天国への階段」です。ちょっと悲しい気がします。いい曲なのですが、完成されすぎて私にはツライ。ツェッペリンカバーしている日本人のバンドがあったら教えてください。
2002.08.20
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言わずと知れたサザンオールスターズのキーボード奏者であり桑田氏の奥さんだ。原ボウとも呼ばれている。この本の題名が素敵だったので思わず読んでしまった。読むと、ああービックラこいた。原ボウ、クラプトン大好きだったんだ。クラプトンの「ベルボトムブルース」聴いてブルースやりたいって叫んでいた時代があったのだ。仲間だぞう。「娘心にブルースを」は桑田氏が最初に原ボウに贈った曲だと言うじゃないか。サザンの音楽と付き合って結構の年月が経つけど、原点を見た感じがしてとてもうれしい。「天婦羅やの娘」のエッセイで「人生ってどれだけいい出会いをしたか、そして好きな人がどれだけいるかが大事だと思う。好きな人や好きなものをどんどん増やしていけるような人生をおくる事が出来たら幸せだ。かなりえらそうなことを言っているが、これは今だから言えること。小さい頃の私はかなりかっこ悪かった。でもそんなかっこ悪い時代があったから今の自分があると思う」泣かせるセリフじゃないか。サザンが好きな人は是非この本読んでほしい。原ボウ、更に好きになること請け合います。
2002.08.19
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今回はジェフ・ベックの時代の方。シーナ&ロケッツがぱくった「ストロール・オン」映画「欲望」のサウンドトラック版。ベックはアンプの不調を訴えてギターを壊してしまう。21歳のベックは若く、毒を撒き散らしている。ヤード・バーズを聴くと、ほんとにブルースが好きで好きでしょうがなかったというバンドの匂いがぷんぷんしてくる。もっともベックが加入する頃はクラプトンがもっとブルース深く追求したいと言う理由で脱退しちゃたのだからどちらかと言えばR&Bに近い曲が多い。ロックを志した物なら必ず通るヤード・バーズ。有名な「トレイン・ケプト・ア・ローリン」エアロスミスもカバーしているこの曲は何度聴いてもリードギターのお手本だ。何故ヤード・バーズがジャズのチャーリーパーカーのニックネームを取ってつけたのかはさっぱりわからないし、どうでもいい事なのだが改めて聴くとロックはこの辺の時代を原点として加速的に発展していった感じだ。所々にビートルズを意識した商業的な曲「マイガール・スルーピー」もあったりして、うーむこれはいかがな物かと言う曲もあるが、1963年~1966年の頃はこの手のメロディは売れせんだったのだろう。歌の付いたものよりやはり歌無しの方が曲としては面白い。特にベツクが弾くボトルネック「スティーリン」はブルースしていてお気に入りです。
2002.08.18
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昨日の台風余波のおかけで川が濁って釣りにならない。おかげでフラストレーションが少々たまっている。2日前頭が痛くなる本読んだので今日はわかりやすい本にしようと思う。『ジョー&飛雄馬』が創刊された。1970年代熱狂的に読まれた漫画だ。よど号ハイジャックの犯人が「我々は明日のジョ-」だと声明したくらい有名な漫画だ。どっちも原作は梶原一騎だ。この人完全に怖そうな人なのだけど、男の生き様についてメツチャ、こだわっている。、ジョーも飛雄馬も世間的な評価の点について視点をおいてみたら結構悲惨な最後をおくっている。しかしその最後が目に焼きついている。その最後が男心をくすぐる。どちらのストーリーも甘ったるくなく、自分自身をとことん追い詰め絶望の淵まで追い詰め這い上がらせている。漫画史上ここまで生き様を追い詰めた話は無かった。「男ならこうありたい」バーチャルなのだが、まるでそこには実際に生きている男のように生き生きとドラマが息づいている。漫画家の筆力も最高で、その迫力は回を追う事に凄みをましていった。ストーリーは皆さんご承知だと思うのであえて触れないけど、どの部分を切り取っても飽きる事が無い。まるで金太郎飴だ。ジョーにとっての白木洋子。飛雄馬にとっての美奈。この2人の女性も極限まで自分を見つめ、追い詰めている。飛雄馬と美奈の出会いに宮崎球場で星がグラブにとり損ねたボールがよっこちゃんにあたってオ-ロラ娘の一人橘ルミが車代とお見舞いに3万円渡すシーンがある。その時飛雄馬がルミに「この人のさげすみきった目がわからんのか」「キミだけじゃない。おれもさげすまされている・・少しばかりの社会的名声より人間の本質を見すかす目に!」というシーンがある。このセリフは人間をよーく見ていて「うんうん、星いいこと言った」思わず小躍りしたくなるシーンである。『ジョー&飛雄馬』は名シーンが多く書ききれないのであるが、この時期「復活」すると言うのは何か時代に活!を入れたくて創刊したと読むことも出来る。キエルケゴールとはまた別の意味での「復活」です。
2002.08.17
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今日も相模川で鮎釣りをしてえらくくたびれた。雨と雷が凄く感電するんじゃないかと恐怖との闘いだった。しかしまあ、おかげさまで生きている。雷の最中救急車が走っていた。ひょっとしたら落雷にやられたのかもしれない。昨日久しぶりに、一日家にいた。時間が結構あったので久しぶりにキエルケゴールの「復活」を読んだ。哲学者としては非常に女々しい本であった。しかし愛すべき本であることも事実だ。キルケゴールがこの『反復』を書いていた時、レギ-ネ・オルセンがF.スレーゲルという男性と新たな婚約を結んだというニュースが伝わった。彼自身がレギ-ネとの婚約を破棄したとはいえ、レギ-ネへの愛は、ますます深められ、著作活動の度ごとに純化されていった。自ら捨てたのにレギーネとの「復活」を望むとこなんか全く持ってこの人、女々しさの塊だ。主人公はひとりの女性に憧れてはいるが、彼女を決して愛することができない自分の心の内を知っている。にもかかわらず、彼は彼女から離れがたい思いが自分の中にあることも知っている。愛しているのに愛せない自分に悩む。主人公の憂鬱は、ますますつのり、肉体の力も、内心の戦いのために消耗していく。とにかく一人の女の事で「あれか、これか」と言った本書いたりして哲学しまっているのだけど、キエルケゴールは人間臭い。(1)絶望の内にあっても、自己をもっているということを 意識しない場合の自分(2) 絶望して自己自身であろうと欲しない場合の自分。(3)絶望して自己自身であろうと欲する自分。キエルケゴールは3になろうともがいていた。とにかく「復活」はトルストイの同名本よりはるかに面白い。
2002.08.16
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「どこかへ行こう?」「どこにしようか?」「どこでも」そんなわけで温泉好きな私は家族〔娘を除く、こいつを連れて行くのは至難の業なのだ〕を連れて西山温泉の露天風呂に浸かりに行こうということになった。八王子パーキングは朝の7:00だというのに超混雑。大渋滞の中上野原でやっと渋滞解放。大月近くでまた渋滞。甲府南ICに2時間程かかって到着。それから笛吹川、富士川通って目的地に・・富士川では鮎釣りしている人がちらほら・・・う、うらやましい。以前、佐久に家族で行って鮎にはまり込んでしまって大顰蹙だった経験があるだけに今回は脱竿宣言。しかしおいしそうな川の流れだ。車を走らせる事、2時間。あるときは千と千尋のトンネルのような場所を通り抜けたり、南アルプス、断層場所といった魅力的な看板通り越しながら慶雲館に到着したのが午前11:30早速各1.000円払って風呂にザブン。しかしそこにはアブが6匹、カマドウマ1匹、ミヤマクワガタのメス2匹〔1匹は温泉に浸かって死亡〕オオミズアオアゲハ1匹。昆虫の王国と風呂場が化していた。中2の子供はこの光景に玉砕。〔軟弱者めが〕3Fの檜風呂に移動。そこでいい湯だなときたもんだ。子供にホテルの懐石料理を食わせるという、無謀な事は避け断崖にかかっているつり橋を渡って手打ち料理の蕎麦屋へ・・しかし何故か満杯〔どっから湧いてきたんだろう〕おばはんは手一杯で注文してもちょっと待って!の一点張り〔この野郎、食わす気あんのかい〕このままではらちあかないので下流に移動。しかしとにかくめしやが無い〔どれほどの秘境かわかっていただけよう〕やっと手打ちそばにありつく。しかしこの蕎麦が太いの何の流行のおばあちゃんの手打ち蕎麦だ。12チャンネルの芸能人が「うまい!」というけど全然うまくなかった。食べ終わって向かいにある桃屋で散々試食。今日取って来たと言うカブト虫5匹じっくりと見る。しかしここでは冷やかしのみで去る。去る。一路我が家へ妻に同じ道を通って帰られないことに対して激しくなじられながら何とか甲府南ICへ後はお決まりの大渋滞。笹子トンネルはいつもトンネルに入る前に1車線にしてしまう。これが渋滞を引き起こす。渋滞に絶対切れるな!と注文付けられている手前にこにこしながら、「これもお盆ならではの光景さ、よかった」などとのたまいながら大月まで・・・そこから先は前向きの玉砕と言ってICを降りて上野原~檜原を山換えしての帰宅と相成った。途中クワガタが車の中に入ってきたりしてご愛嬌。ハァしんどかった。
2002.08.15
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神宮の花火は今回で3回目となるが、ほんとに盛り上がった花火大会であった。西条秀樹が派手なアメリカインディアンの羽帽子をつけて現れ、君が望むなら~と歌い始めるとまず前席にいたおばちゃんが手拍子初め写真ばっしゃぱッしゃとりまくる。秀樹が凄いと思ったのは、スタンドの人達に向けて「スタンド!のってるかい、スタンドのみんなに捧げるよ、聞いてくれ!」何を歌うのかと思っていると「スタンド・バイ・ミー」サービス精神が旺盛だ。ジョー・コッカーの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」は情感たっぷりに歌ってくれる。そして「ローラ」かっこいい!「ローラ」と秀樹が歌うと観客が「ローラ」と答える。最後にお決まりの「ヤングマン」解かっていてものってしまうのだ。この歌が始まった途端全員総立ち!はて今日何しに来たのだっけ?そんな錯覚さえ覚えてしまう。YMCAのこの振り付けは不動だ。持ち歌を持っている人の強みというか、全員総立ちさせてしまうあのパフォーマンスはスタ-西条秀樹だ。日頃ほとんど秀樹の歌を聞かない私ですらはまってしまった。はまることの心地好さ。妻は一言クールに「貴方Mのふりがぬけてるわ」確かにぬけている。なんせやったことが無いんだからしょうが無いんだろ!とぶつぶつ。ヤングマンを歌い終わった瞬間、楽太郎が現れて始まりを告げるとそっからは花火の饗宴!「すっごーい!」浴衣姿のお姉さんの見せる楽しそうな笑い声は幸福そのもの!。どの人からも白い歯がこぼれてる。武富士の協賛ではなんと本物のCM姉さんがライブ会場に現れて踊ってくれる。ここでまた総立ち!とにかく総立ちの多い花火大会であった。神宮の花火をはじめて行こうとする方にとにかく神宮球場においでください。金は4.500円とかかりますけど安い買い物です。ラストの花火はこれまでかとやってくれる。毎年恒例のDHCの長谷直美さんも相変わらず可愛いし最高です。終了後の帰り道は人のパニック!若者が一杯あっちこっちでたむろしてるけどこれも楽しい。今日は山梨の西山温泉、慶雲館に行ってきてただ今戻ってきました。露天風呂にアブがいて子供がびくびくしていたのが印象的でした。湯船にクワガタムシが泳いでいたり、車の中にクワガタが入ってきたり虫の多い場所でした。
2002.08.14
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これはもう一人の人に限定できっこないほど一杯います。現にジャズの世界ではピアニストだけで一冊の本が出来ちゃうからです。 あるとき村上春樹の題名は忘れてしまったのだけど、ジャズに関する話がありレイ・ブライアントの「ゴールデン・イアリング」のことが載っていた。ブルースフィ-リングに溢れた・・・という言葉で思わず買ってしまった。このアルバムは駅の構内で売っているベスト物だったのだが、セロニアス・モンクの対極をいく感じでジャズが解かりやすく演奏されていた。この曲は一言で言えば、エモーショナルに溢れ、ちょっと寂しさも醸し出すご機嫌なナンバーであった。スペックス・ライトもブラシでブライアントの演奏を盛り上げていてこれがいいのだ。ピアノとブラシはホント良くあう。ジャズ喫茶に行ってリクエストした場合メグの店主寺島さんからから「ええ!こんな解かり易い曲かけるの?」てな感じのナンバーだ。彼のキャリアの初期に歌伴をしていたためか、スタンダードをプレイしたとき実に豊かな表情を見せる。アート・テイタムやテディ・ウイルソンをアイドルとしていただけにソフィスティケイトされた魅力もある。この解かり易さもジャズの魅力だと思う。僕はコルトレーンを聴かないわけではないがこの人のアルバムを聴くといつもほっとする。ビル・エバンスも凄いジャズピアニストだけどレイほど暖かい弾きかたではない。おっとこんな書き方するとエバンスファンに怒られちゃうな。当然のことながらそれからしばらくレイのCDを買い漁った時期があった。最近のお気に入りは1987年「レイブライアント・プレイズベイシー&エリントン」だ。ベイシーと言った途端一ノ関にあるベイシーの店主菅原さんからお声がかかりそうなナンバーがキラ星の如く入っている。中でも「ジャイブ・アト・ファイブ」はお気に入りだ。レイ・ブライアントは1931年12月24日ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。50年代前半兄のトミーとフィラデルフィアで活動、チャーリー・パーカーやマイルス・デイビスとも共演。55年NY進出。ベーティー・カーターの歌伴と組み合わせてエピックに初リーダーアルバム録音。56年マックス・ローチのグループに参加。同年「ワーク・タイム」でソニー・ロリンズと共演。57年はカーメン・マクレエの歌伴、58年はジョー・ジョーンズと共演、59年ソニー・ロリンズに再び参加する。60年代前半はコロンビアに自己のトリオアルバムを吹き込む。その後カデットからソウル色の強いアルバムをリリース。1972年オスカー・ピーターソンの代役でスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルに 出演。衝撃的な成功を収める。その時のアルバム「アローン・アット・モントルー」がある。それ以後はトリオ・ソロで活躍現在に至る。日本へも度々来日している。本に書かれていることをづらっとあげたが結構日本人に人気のある人なのです。彼のお得意のナンバー「A列車で行こう」何度聴いてもあ、こんな風に弾けたら人生楽しいだろうな!女にもてるだろうな!という実にメロディアス極まりないブルースフィ-リングに溢れた弾き方してます。
2002.08.13
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ギター好きな人ならこの名前を聴いた人は多いと思う。絶対的名盤「ウェスト・ソイド・ソウル」オープニングがあれ?これブルース?という感じで入る「ザッツ・オール・アイ・ニード」ちょっと気落ちしたところで2曲めが「アイ・ニード・ユー・ソー・バッド」この曲はブルースっていいなあと唸る曲だ。このアルバムには「スイート・ホーム・シカゴ」も入っていて胸を熱くさせる。ギターのつやも申し分なく、音の伸びがぐんぐん迫ってくる。モダンブルースを聴くならマジック・サムです。フレディ・キング、オーティス・ラッシュらとしのぎを削ってギターで音を作ってきた凄みがこのアルパムにはある。男っぽく、ソウルフルでギターをこう弾きたいと憧れるアルバムです。
2002.08.12
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中山美穂の歌っているバージョンを聴いた人の方が多いと思うけど私はこの織田バージョン、ちょっと苦しげに歌う「世界中の誰よりきっと」が好きです。ギターバージョンで始まる「揺れる想い」夏が忍びあそびでちかずくよ・・・~揺れる想い身体中で感じて・・で燃え上がり~インザドリームでまた静かに終わる。とってもメロディアスでハートにちょこっと突き刺さる音作り。女性にめっちゃ人気があるのかと思えば意外と知られてなかったりして、もしかしたら硬派な人なのかなと思ってしまったりします。音楽を聴いていると癒し系の曲が多い。そして極上のバラード。ここから先は公式ベージにゆだねますが◆Wink「咲き誇れ愛しさよ」◆宇徳敬子「あなたの夢の中そっと忍び込みたい」◆大黒摩季「チョット」◆ZARD「負けないで」「揺れる想い」「きっと忘れない」◆ZYYG「君が欲しくてたまらない」◆坪倉唯子「Je taime」◆T-BOLAN「すれ違いの純情」◆DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」「翼を広げて」「Memories」◆テレサ・テン「あなたと共に生きてゆく」◆MANISH「声にならないほどに愛しい」「君が欲しい全部欲しい」「眠らない街に流されて」◆大橋純子「愛は時を越えて」◆ZARD「眠れない夜を抱いて」◆館ひろし「濡れた瞳にくちづけを」◆TWINZER「OH SHINY DAYS」◆T-BOLAN「サヨナラから始めよう」◆相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」◆荻野目洋子「明日は晴れる!」◆ZARD「マイフレンド」◆酒井法子「碧いうさぎ」◆吉田拓郎「Not too late」◆知念里奈「Baby Love」プロデュース◆相川七瀬 FOXTROT」プロデュース◆高橋克典「Diamond Tears」◆BAJI-R「白い月のタンバリン」プロデュース ◆女子プロレス アルシオン キャンディー奥津テーマ曲「SILVER LYNX」作曲・演奏等々もの凄い楽曲を書いているんですね。「愛を語るより口づけをかわそう」ぐっときます。語るより行動。
2002.08.11
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麦藁帽子はもう消えた!田んぼのかえるはもう消えた!で始まる歌は小学校の頃を思い出す。毎日ラジオ体操に出て、絵日記付けて、カブト虫取りしたあの頃を思い出させてくれる。ひまわり、夕立、せみの声で終わるこの歌は日本の夏休みそのものだ。夏休みが楽しくて仕様がなかった小学校。そしてそれは今も続いている。歳を取ったからといって夏休みは色あせない。線香花火に盆踊りに海遊びにとにかく学校が始まってほしくないと願いまくっていた。高校野球のお兄さんが凄くかっこよく見え、スイカをほおばりながらテレビにしばし釘付けになり地元の学校が勝つと突然郷土愛に目覚めにわか応援団になった。吉田拓郎のこの歌は毎年そんな事を思い出させてくれる。ギターの音色が心地好い夏休み。
2002.08.09
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東京ドーム、格闘技世界一決定戦名前は凄いがガファリは、でぶで弱すぎた。感動もくそもなかった。最高の凡戦。ガチンコの梅宮ではないがガファリ、笑える。ヒクソンも人寄せパンダみたいな感じでやってきているし、なんなのだ!これはという感じ。唯一藤田が復活したのがうれしかったが、今回ははっきり言ってつまんなかった。中島美嘉の「君が代」はよかったけど・・・ヒクソン、見るのはどうでもいい。闘ってほしい。小川!何でヒクソンに向かっていかないのだ。全然ゾクゾクしないぜ。
2002.08.08
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こんなにほれ込んで聴くのは久しぶりの事だ。アルバム「満ち汐のロマンス」を聴いているのだけど「かつて」「paranoia」打ちのめされる。これだけセンスのよい音を聴くと、日本の音楽もやるじゃあないか!レスペクト!ジャズとブルースとポップの融合体というか、このエゴラッピンというバンドは理屈を抜いてとても頭のよい音作りをする。どのアルバムでもいいです。とにかく、聴いていただきたいバンドです。ジョンリーフッカー!損はさせません。
2002.08.07
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今日も暑くて疲れたあ!あんまり物事を考えたくない。上の高2の長女が「天体観測」一生懸命見ているのでじっくり見てみた。なかなかいいテレビじゃあないか。昔はやった、「愛してると言ってくれ」を思い出すじゃあないか。しかも、大好きな加藤小雪と長谷川京子がいるじゃあないか。ジャスミーン!知っている人がいたらかなりおたくですう。中島みか、も番組の最後で歌っているし極楽、極楽。今日もエゴラッピンの、「ナイト・フード」聴き狂ってますう。今日は少し壊れてるうーー。38度の地区があったとか。人間の体温より熱いんだ。壊れるのはあったり前か!自己弁護おおおお!ダメじゃこりゃあ
2002.08.06
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あんまりアルバムが売れていると聴いてなんかやらないぞっと言った天邪鬼な気持ちが持ち上がってくるひねくれものの自分なのですが、曲調が、レゲエと民謡と妙に忘れてしまったような、なつかしさを感じる歌が多いので先入観をおいて聴いてみる事にしました。「ワダツミの木」「ハイヌミカゼ」が売れているとの事なのですが、素直な感想を言わしてもらうならば日本人の音楽を聞く感性は進んだというか!このアルバムが売れる日本人も捨てたもんじゃないな!というか誉めてるのかけなしてるのかわけ解からないというのが偽らざる気持ちです。今までのパターンだったらこの手の音はメジャーにはならない雰囲気を漂わせていたと思うからです。これはあくまで自分が思っていることを書いているだけです。ご理解くださいませ。なんと言うか少数の熱狂的なマニアが押し頂く感じで聞いているファンの音だと思ったからです。すいません。これは偏見です。元ちとせの歌い方はは今まで聴いた事があるようでないという、たたずまいをみせ貫禄充分だったのです。この若さでこれは驚くべき事です。そしてどんな若い人の層が聴いているのか非常に興味も持ちました。モーニング娘を聞いている世代が元ちとせを熱狂的に聞いているとしたら凄い事だと思います。すいません。これもじじ臭い話です。音楽には世代も、ジャンロの垣根もないんですよね。それにしてもこのアルバムが売れているという事はうれしい事です。聴いていらっしゃる方の方が多いと思うから解かると思いますが、カラオケでは歌いずらい曲です。メロディもレゲエ風の曲を除いて決して身体が縦に揺れるわけでもありません。それでも売れているという事は魂に触れているって事なんだと思います。ジャズ風に言えばスピリットのある音楽なのでしょう。
2002.08.05
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名前にブルースと付いているもんだから、すわ!この人はよっぽどブルースが好きなんだなと思っていたらとんでもない勘違いでありました。まあそんな名前からおいらはこの人のアルバムを聴き始めました。初期のアルバムはボブ・ディランみたいな歌い方している感じもしてとっても気に入っています。「リバー」は何度聴いても、タイトル通りのリバーがイメージ出来て気に入っています。ブルースハープの音も心地好いのです。「ウイ・ア・ザ・ワールド」「God Bless America」でもひと際、しゃがれ声で、盛り上げていました。久しぶりに「The Rising」というThe E Street Bandとの最新レコーディング・アルバムを創り「ボーン・イン・ザ・U.S.A」以来18年振りにバンドが戻ってきました。ロックアルバムとしては92年「Human Touch」「Lucky Town」以来10年振り。最新オリジナルアルバムとしては95年「The Ghost Of Tom Joad」以来7年振りとなる作品も出しました。なんかやっとふっ切れたという感じ。BORN TO RUN/明日なき暴走、と付けた日本人の訳者の感性の素晴らしさに拍手!
2002.08.04
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たった今大阪から帰ってきました。昨日偶然PLの花火大会があるという事を知り仕事が終わった後必死のおもいで、富田林まで行ってきました。12万発という人を食ったような数の花火はどんなものかと思いましたが、やはり凄かった。ラストの花火は空が真赤になってまるで一瞬爆弾が投下され、ナパームが燃え上がったような明るさでありました。しかしまあ、人の多いこと。仲の良さそうな浴衣姿のアベックがめっちゃ多くて、若さとは良いなあ!早く別れろ!おじさんが相手になってあげる!とじじくさいことを考えながら、少し寂しく見ておりました。花火フリークの方はたくさんいらっしゃると思いますがPLの花火大会は日本一というだけの事はあって、見る価値はあると思います。次は東京の神宮花火大会です。待ってろよ!西条秀樹!
2002.08.02
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