2007.01.20
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
小原庄助どんがどんな人物なるやも知らぬまま朝風呂入る度にこの歌が口から出てくるのは、やっぱり遊んで暮らしたい願望があるからなんだろうなぁ。

『♪エンヤー 会津磐梯山は 宝の山よ 笹に黄金が エー またなりさがる 小原庄助さん なんで身上つぶした  朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした もっともだ もっともだ♪』

身上つぶすのは嫌だが「朝寝 朝酒 朝湯が大好きで・・・ ♪」この科白はいつも胸に落ちるものがあるのです。

「人間50年、下天をくらぶれば・・・・」と信長は人生を語ったがそう考えるとおいらはとっくに死んじまって骸になってしまっている事になるのです。この信長の心境はとっても深みを感じます。

「遊んで暮らす」これは男女に関わらず普遍的な願望ではないでしょうか?
家族も捨て世間体も捨て乞食になればその願望は一挙に達成しそうなのですが、どうしても世間体が邪魔をするのです。
世間様に顔向けできる出来る状況で「遊んで暮らしたい」
根性なしの「楽して生きたい」世間体を気にした楽願望の方が強く、それは無理。
やっぱり・・人間関係まみれの下界で右往左往、見ぐるしくも生きていくより仕様がないのでしょうか。


「このままでいいのだろうか?」
我慢と忍耐の狭間を通過すれば飯は食えるのであるけれど時々プライドがはぎ落とされる時があるのです。
そしてそれは油断というのか思いもかけない時に突然訪れちゃうんです。
そんな時サラリーマンを辞めたくなる時があります。
「社会に恥ずかしくない生活」
其処には世間から認められた会社名というブランドがあります。

往々にして人は自分が何をやっているのか認められたい部分もあって、そこに逃げ込むのです。
しかしサラリーマンは使われている以上それが「なんぼのもんじやい」と思う事もあるのです。

「毎日が正月」「毎日が日曜」
そんな生活だとストレスもたまらないし自分の好きな事も出来そうでとっても甘美な響きがします。
そしてそんな毎日を送れたらと朝風呂はいっていると物凄く思います。


しかしアリとキリギリスの寓話のように小原庄助どんは身上つぶしちゃうのです。
見事に転落しちゃうのです。

願望はいつか実現する事があるのだろうか。それとも既にある程度は実現しているのでしょうか・・

考えるだけだと思考がストップするので釣りに出かけます。
音楽を聴きます。


もっとも行動すると人間のしがらみに必ず遭遇します。
めんどくさい行為が待っています。
しかし行動しないと楽しい事は何も起こらないのです。
思い出す、思いですらも残らないのです。

「楽しき事もなき世を楽しく・・」
高杉晋作のこの科白がおいらを「行動しろ」と励まします。

「サラリーマンは決して楽ではないのだよ」
つい最近おっちんだ青島さんに問いかけてみます。
青島さんは苦しそうな顔をしておいらにこういいいました。
「東京都知事にはなって見たけれど・・友達できなかったなあ」
偉くなったからといって楽しい事が待っているわけではないのでしょう。
よい事も悪い事もひっくるめて人生。
そうなんです。

「人生一路」

美空ひばりのこの歌を聴くたびおいらの心に火が灯もります。

1.一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道
  泣くな迷うな 苦しみぬいて 人は望みを はたすのさ
(間奏)
2.雪の深さに 埋もれて耐えて 麦は芽を出す 春を待つ
  生きる試練に 身をさらすとも 意地をつらぬく 人になれ
(間奏)
3.胸に根性の 炎を抱いて 決めたこの道 まっしぐら
  明日にかけよう 人生一路 花は苦労の 風に咲け
作詩:石本 美由紀。
作曲はやくざな弟、かとう 哲也。
かとう哲也一世一代の名曲です。


胸に染み入るこの曲を聴くたびこの詩に胸を打たれます。

朝風呂で時々美空ひばりのこの曲をがなります。
湯のぬくもりと歌が気持ち良く身体に沁みてきます。

中原中也の詩ではありませんが「さらさらと・・・さらさらと・・」
お湯が湯船からこぼれていきます。
「はあああああ・・幸せじゃ・・・」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.01.20 19:55:14
コメント(20) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: