子供とテレビ


の遅れがある幼児の中に,テレビ・ビデオ(以下,テレビ
と記す)を長時間視聴しており,テレビ視聴を止めると
改善が見られる例があることが報告され,テレビの長時間
視聴が発達に悪い影響を及ぼす可能性が指摘されています.

提  言

1.2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せない
 ようにしましょう.
 内容や見方によらず,長時間視聴児は言語発達が遅れる危険
 性が高まります.

2.テレビはつけっぱなしにせず,見たら消しましょう.

3.乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう.
 見せるときは親も一緒に歌ったり,子どもの問いかけに
 応えることが大切です.

4.授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう.

5.乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう.
 見おわったら消すこと.ビデオは続けて反復視聴しないこと.

6.子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう.

(解説)

(1)小児科医,発達専門家からの相次ぐ指摘

 言葉の遅れ,表情が乏しい,親と視線を合わせないなどの症状
を抱えて受診する幼児の中に,テレビ・ビデオ(以下,テレビと
記す)長時間視聴児で,視聴を止めると症状が改善する一群があ
ることが,最近,相次いで報告されている1)~4).生後早期か
らテレビを見ていた子どもが多いが,幼児期になってからテレビ
に子守されたり,ビデオの反復視聴で半年のうちに症状が進んだ
例もあり,長時間視聴の影響が危惧されている.



(2) 児と家庭の長時間視聴の発達への影響

 視聴時間別に運動,社会性,言語の発達状況をみると,4時間以
上の子ども(長時間視聴児)では4時間未満の児に較べ,有意語出
現の遅れが高率であった(1.3倍).また,子どもの近くでテレビ
が8時間以上ついている家庭(長時間視聴家庭)の子どもで有意語
出現の遅れの率が高かった.特に,長時間視聴家庭における長時間
視聴児の有意語出現の遅れの率は短時間視聴家庭の子どもの2倍で
あった.地域によっては,長時間視聴児に言語発達全般の遅れが認
められた.

 子どもが4時間以上テレビを見ている家庭,あるいはテレビが8時
間以上ついている家庭では,食事中も食事以外のときも子どもにテ
レビを自由に見せている家庭が多かった.このような長時間視聴家
庭では親の生活がテレビに偏って親子の関わりの時間や他の活動が
少なく,長時間視聴児は子ども自身がテレビを見たがったり自分で
操作したり,消すと怒るなどテレビ好きで,遊びがテレビに偏り易
い傾向があると推察された.

  (日本小児科学会ホームページより抜粋)

いーさんの家のように、全くテレビを見なくなってしまうのも極端
とは思うが、いずれにせよテレビの見せすぎはよくないよーで、
テレビに子守をさせず、親子のコミュニケーションを大切にしまし
ょうという、あたりまえのことが、核家族化の進んだ現代では、
難しくなってきているように感じます。

昔は、大家族が当たり前で、子供の面倒をだれかかれかが、みれて
いた時代とちがい、母親しか子供の面倒をみる人がいない家庭で、
家事の合間についついテレビに子守をさせてしまう状況が、できて
しまうのは仕方の無いことかもしれません。

小児科学会のレポートでも、比較対照は、おおざっぱに言うと
テレビの視聴時間が、4時間未満か4時間以上で有意差が出てくる
ようで、1~2時間程度なら問題ないように思います。



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