早すぎる離乳食は毒である



  日本では、一般的に3~4ヶ月でうすめた果汁やスープを開始し、
  ごっくん期と称して、5ヶ月頃より離乳食を始める。

  基本的には、食事自体の硬さ、飲み込みやすさに主眼が置かれ、
  使う素材は、大人が食べるものとそれほどの違いはない。

  戦前の日本の離乳食を始める時期は、だいたい1才頃だったようで、
  それが、現在のように早くなったのは、戦後、スポック博士の育児法
  が、厚生省により取り入れられたためらしい。

  それのどこが問題か? アメリカでスポック博士の育児法を導入後、
  死亡する乳児が認められた。原因を調べたところ、1才未満の乳児
  にハチミツを食べさせ、ボツリヌス症を発症し、死亡したことが
  判明した。

  大人が食べても大丈夫なハチミツを、乳児が食べるとなぜボツリヌス症
  を発症するのか?

  研究が進み、大人と乳児の腸では、構造が異なる事がわかってきた。
  乳児の腸は、ざるのような構造で、大人の腸では通過しないような、
  大きな分子のものでも、簡単に通過してしまうため、大人なら、
  腸壁を通過せず、体内を素どうりしてしまうボツリヌス菌の芽胞を、
  乳児の腸壁は、ブロックできず、体内に取り込んでしまうため、
  ボツリヌス症を発症してしまい、多数の乳児が死亡する事態となった。

  では、1才未満の乳児にハチミツを食べさせなければいいのであって、
  離乳食と何の関係があるのか? おおいに有るのである。

  日本の離乳食では、三大アレルゲンといわれる卵、牛乳、大豆といった、
  タンパク類も比較的早く始まってしまう。

  いうまでもなく、タンパク物質は必須の栄養素であり、大人の場合は、
  消化酵素によって、アミノ酸などの分子量の小さな物質まで分解してか
  ら吸収し、利用する。
  乳児の場合、消化能力が不十分であり、分解されない分子量の大きな
  タンパク物質を、ざるのような腸壁がそのまま体内に取り入れてしまう。

  この場合、必須栄養素であるはずのタンパク物質は、体内では、異物
  として認識されてしまう。異物として認識されるとはどういうことか?
  体にとって、異物ならば、当然排除しなければならない。
  これが、抗原抗体反応といわれ、アレルギーを引き起こすのである。

  戦後、離乳食の開始が早まってから、増えた病気が、アトピー性皮膚炎
  や、喘息、食物アレルギーといった、抗原抗体反応を主体とした、
  病気である。

  乳児ボツリヌス症をきっかけに、アメリカでは、現在、早すぎる離乳食は
  ポイズン(毒)として、離乳食の開始を遅らせ、母乳の時期を長くするよ
  う指導されているのですが、日本では、いまだに5ヶ月からの離乳食
  が推奨され、一般的なのが現状で、日本の育児はアメリカの数十年
  遅れているといわれる所以です。

  これらのことについての詳細は、西原先生の「西原博士のかしこい
  赤ちゃんの育て方」に書いてあるので、興味のある方は、一度読まれて
  もいいかと思います。

  一人の先生の意見だけでは信憑性に欠けるので、離乳食とアレルギーに
  ついていろいろ調べたんですが、やはり、おおむね1才までは、タンパク類
  を避けた方が無難なようです。






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