PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Category
Freepage List
韓国最大手企業サムスンのマネジメントについて、サムスンの人事部長を務めた経験のある人物が書いた本です。
サムスンの人事システムがいかに優れ、先見の明がある采配をしていたかが 主観的 に書かれています。
長年謎に包まれていた人事システムが、内部の、しかも人事部長によって明かされたという点で、この本は読む価値があると思います。
サムスンの人事について、有名な話がありますね。
シェアの無い国や地域に現地に社員を派遣し、どっぷり密着させて生活の様子を報告させる
そして、その地域に合ったマーケティングを展開していくという手法。
追随する企業もベンチマーキングしてるみたいですが、所詮二番煎じのような気がします。
もう一つ、この本を読んで、サムスンの凄いと思ったところは、人を育てる為に学校を作り、大学卒業資格を与える学校として国に認可させた事です。
人・教育・技術・広告に対する投資が半端じゃない企業ですね。
ただし、サムスン関連の本を読む順番としては、これを一冊目に選んだのは失敗でした
副題になっている「ソニーとパナソニックが・・・」という部分で、そのような日本の企業との比較が読めるのかなと思って購入したのですが、それが書かれていたのは最後の数十ページの日本人が書いた解説のような部分だけでした。
全体的に、サムスンの人事部長が書いたという点で内容が主観的過ぎて、「サムスンはここが凄い」「サムスンはここが優れている」というアピールが強すぎる気がします。
サムスンが凄いのはわかっているので、もう少し客観的な立場で書かれた本を買えばよかったと思いました。
2014年11月に読んだ本 2014.12.05
2014年10月に読んだ本 その2 2014.11.10
2014年10月に読んだ本 その1 2014.11.10