Der Nakajistil

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ブラウンシュヴァイクという町

ブラウンシュヴァイクという町

bs地図ブラウンシュヴァイク(Braunschweig)は北ドイツにある人口26万人の中都市です。
ニーダーザクセンの州都ハノーファーから東、つまりベルリンの方向へ約60kmの方向にあります。少し南の方へ足を伸ばすと魔女伝説で有名なハルツ山脈が広がり、その西側には「ブロッケン現象」で知られているブロッケン山が聳え、東にはハインリヒ・シュタインヴェークがピアノを作り始めたゼーゼンという村があります。

12世紀頃、ハインリヒ獅子公 (Heinrich des Löwen)が居住した時期に町が栄えはじめました。そのことからライオンがこの町のシンボルとなっています。建物はロマネスク、ゴチックから新古典主義、ネオゴシックなど幅広い様式が見られ、この町の繁栄が長かったことがうかがえます。

ブラウンシュヴァイクは英語では「ブランスウィック(Brunswick)」と呼んでいます。日本では以前はこの町のことを英語の文献を通して紹介されることが多かったようで本などでたまに「ドイツのブランスウィック」という表現を見かけます。

教会ブラウンシュヴァイクの産業は6月2日の日記で紹介したピアノ産業の他に自動車産業が盛んです。近隣都市ヴォルフスブルクに本社のあるフォルクスワーゲンがブラウンシュヴァイクにも工場をはじめ多数の施設をおいています。それで自動車産業がこの町の中心となりその関連企業も多数あります。

グロトリアン・シュタインヴェーク・シュトラーセには東芝もあり、以前はここに多くの日本人が働いていたそうですが、今は現地化して数名の駐在員がいるのみです。日本人が駅からタクシーで「グロトリアンへ行って下さい」と言うと、勝手に東芝へ連れて行かれることもあります。

卵市場町はマルクト=市場のあるツェントゥルム(Zentrum)を中心に放射状に広がるというヨーロッパ旧都市の典型的な形です。ドイツでも大都市になると色々買い揃えようと思えば電車やバスを乗り継いであちこち行かなくてはなりませんが、このような中都市はツェントゥルムにデパートをはじめ主だった商店が集中しているため買い物は歩ける範囲内で済ませることが出来て大変便利です。

ブラウンシュヴァイク市のホームページ(ドイツ語・英語): http://www.braunschweig.de



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