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2022.03.07
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カテゴリ: 80格言・人生訓

たまたま「四字熟語」のスマホゲームをしていて、なかなか「意を尽くしている」と感じることが多々あり、興味を持って少し深堀をはじめて今に至っています。今回は「四字熟語」の中で、「漢数字」の入ったものを調べてきましたが、最終回は「百」、「千」、「万」を取り上げてみました。

<「百」の入った「四字熟語」>

「百錬成鋼」(ひゃくれんせいこう)

いくたびも心身を鍛錬することによって、はじめて立派な人物になるのだということ。また、意志などが強固なことのたとえ。

▽「百錬」は何度も鍛える、鍛えに鍛えること。「成鋼」鋼(はがね)になる意。鋼は錬成に錬成してやっとできるものだという意から。「百錬(ひゃくれん)鋼(こう)を成(な)す」と訓読する。「錬」は「煉」とも書く。

句例:百錬成鋼の意志

類語:百錬之鋼(ひゃくれんのはがね)

「百鍛千錬」(ひゃくたんせんれん)

詩文の字句を、推敲(すいこう)に推敲を重ねること。百回も千回も苦心して詩文の字句を練りに練る意。

▽「百」「千」はともに数の多いこと。何回も何回もということ。「鍛練」は金属を鍛え練る意から転じて、詩や文章の字句を考え練ること。

句例:百鍛千練した名文、百鍛千練の詩人

類語:月下推敲(げっかすいこう )練句練字(れんくれんじ)

「百八煩悩」(ひゃくはちぼんのう)

人間が過去・現在・未来にわたって経験する多くの心の迷いや苦しみのこと。

▽「煩悩」は仏教用語で、人間の心身をわずらわし悩ませる迷いの心の意。それが全部で百八種類あるという。

句例:百八煩悩を振り払う

用例:静かに思えば、鬼の形しけるは我身を纏(まとう)百八煩悩の現躰なりける。 < 北村透谷・松島に於て芭蕉翁を読む >

※他に「百発百中」 ( ひゃっぱつひゃくちゅう)、「百戦錬磨」(ひゃくせんれんま)、「百尺竿頭」 ( ひゃくしゃくかんとう)、「年百年中」 ( ねんびゃく - ねんじゅう)など

<「千」の入った「四字熟語」>

「悪事千里」(あくじせんり)

悪い行為や評判は、またたくまに世間に知れ渡ること。

▽一般には「悪事千里を行く」「悪事千里を走る」と用いる。

出典:『北夢瑣言(ほくむさげん)』六。「好事門を出いでず、悪事千里を行く」用例:馳はせ抜けても、とは思えど悪事千里といえば折角の辛棒(しんぼう)を水泡(むだ)にして、 < 樋口一葉・大つごもり >

「遺憾千万」(いかんせんばん)

物事が思うようにならず、残念でたまらないようす。非常に心残りであるさま。 注記:「遺憾」は、残念であること、心残りであること。「千万」は、程度のはなはだしいこと。

用例:遺憾ながら最近に至って非常に不本意なる事態を惹ひき起すに立ち至ってしまったのは遺憾千万のことと云わねばならぬ。〈中里介山・生前身後の事〉

類:語残念至極(ざんねんしごく)

「千里結言」(せんりけつげん)

遠方にいる友人と約束した言葉。

▽「千里」は道のりの非常に遠いこと。「里」は距離の単位。中国の一里は時代によって異なるが、およそ五百メートル前後。「結言」は言葉によって約束をすること。

出典:『後漢書(ごかんじょ)』范式伝(はんしきでん)

※他に「海千山千」 ( うみせんやません)、「千客万来」 ( せんきゃくばんらい)、 ) 「千差万別」 ( せんさ - ばんべつ)、「迷惑千万」 ( めいわくせんばん)

<「万」の入った「四字熟語」>

「万劫末代」(まんごうまつだい)

仏語。万世の後。長い長い後の世。

「万夫不当」(ばんぷふとう)

多くの人が立ち向かってもかなわないほどの剛強な人の形容。▽「万夫」は多くの人、無数の人。「当」はあたる、敵対する意。「不当」は相手にならない、かなわないこと。「万夫(ばんぷ)当(あ)たらず」と訓読する。李白(りはく)の「蜀道難(しょくどうなん)」に「一夫関に当れば、万夫開く莫なし」とあるのは有名。

句例:万夫不当の勇士

用例:剣を持っては万夫不当のかれではないから、無念や、そこへ追われてきた伊那丸と咲耶子のすがたを見ながら、 < 吉川英治・神州天馬侠 >

「青銭万選」(せいせんばんせん)

非常にすばらしい文章のたとえ。

「青銭」は青銅の銭。「万選」は何度も選びなおすこと。

青銅の銭は非常に質がよく、他の質の悪い銭の中に混ぜても、一万回でも間違えることなく、青銅の銭を選び出すことが出来るという意味から。

中国の官吏の試験の科挙を何度受けなおしても合格する、素晴らしい文章のことをいう。

唐の張サクの文章が素晴らしく、「青銭学士」と称されたという故事から。

出典:『新唐書』「張薦伝」

※他に「万里同風」 ( ばんりどうふう)、「波瀾万丈」 ( はらんばんじょう)「万事万端」(ばんじばんたん)、「遺臭満載」(いしゅうばんさい)など

~あとがき~

漢字というのは実によくできていると思います。確かに、数も多く、読み方もいろいろな読み方があり覚えたり、理解したりするには難しい言語ですので外国の方が特に文字を勉強するには苦労されることと思います。ただ、漢字は「意味を表す表意文字」なので、中国に出張等で出かけた時に、目につく看板などがおおよそ理解出来たり、中国の方と「筆談」などをすると、ある程度お互いの意思の疎通ができるのは新鮮な驚きでした、漢字は中国の数千年の歴史の中で使われてきているので、「四字熟語」や「ことわざ」「格言」などを紐解くと、過去から現在まで人々がどんなことに関心があったり、苦労したりしたことが、その時代の背景と共にその原風景の一端を感じられるようで興味がつきません。以上






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最終更新日  2022.03.07 14:54:43コメント(0) | コメントを書く


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