DISTANCE -道のり-

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2009.12.15
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カテゴリ: 日記(diary)


10月のパリ世界ジュニア選手権では、「1回目は指導、2回目で反則負け」として試験導入されていました。
この大会の 国内予選でも、同様のルールが適用 されて、物議を醸し出しました。

そして、今回の決定では、なんと、「1回目で、即、反則負け」という厳しいものとなります。

これには、柔道が柔道たる本質を守ろうとする国際柔道連盟の強い意志が覗われます。
審判主任理事は「柔道と(レスリングなど)他のスポーツとの違いを明確にしたい」と説明されています。

また、この『新ルール』の適用を疑問視する方々がいるのも事実です。
何故なら、今回、主に反則の対象となる「肩車」「すくい投げ」「朽ち木倒し」「もろ手刈り」などですが、れっきとした日本伝講道館柔道の技です。


しかし、それをも覚悟で、「キチンと持ち合って、一本を競い合う」姿を追求した結果が、今回の『新ルール』なのだと思います。

賛否両論があるかと思いますが、現在の「ジャケット・レスリング」と皮肉られる国際柔道の姿を考えれば、苦肉の策とは言え、私は賛成します。

また、新ルールで日本が有利になると楽観視する人もいます。
確かに、日本が貫いてきた姿ですので、有利かもしれません。
しかし、海外勢だって、素晴らしい選手がたくさんいます。
『新ルール』が適用されたからと言って、決して、簡単には勝てるものではありません。
柔道の本来の姿で競い合い、結果、日本選手の皆さんに金メダルを獲得して欲しいと願います。

また、今回の『新ルール』の適用ですが、少年柔道に携わる者としても期待感が募ります。
正直、少年柔道の試合でも、勝つために「組まない柔道」、「足を取る柔道」を反則ギリギリのところで駆け引きするスタイルを目にする時があります。
今回の『新ルール』の適用で、その様な勝利至上主義的なスタイルの柔道が無くなってくれることを期待したいと思います。

だって、将来ある子供達にこそ、本来の姿の柔道に親しんで、その魅力を知って欲しいですから・・・





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Last updated  2009.12.16 07:59:21


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