『生徒のみなさんは早く下校しましょう』

どんどん生徒が帰っていく。
そんな中、俺を門の前で待って手を振ってる人が。
健「    ~!!」
 「…?…健??」
俺に手を振っていたのは同じクラスの三宅健だった。
そういえば一緒に帰ろうって言ってたっけ…??
健「    っ、帰ろっ!」
 「おぅ…」

俺はどっちかと言えば男と一緒にいる方が多い。
そっちの方が楽っていうか…なんていうか・・・。
高校に入る前からそうだった。
自分のことも‘俺’って言う。
女の友達っつったら、幼なじみぐらい。
そこら辺の女とちがって、俺は男達と遊んだりする女。

健「    ~こんどさぁ、遊びに行かない??」
 「誰と?」
健「隣のクラスの井ノ原。」
 「井ノ原ぁ~??」
健「なんで?やだ??」
嫌じゃないけど…なんかいちいちうるさいんだよ、井ノ原は。
 「…ん~いいよ…。」
健「ほんと??よっしゃ~!決まりぃっ!!」
健はいつまで子供なんだか…。

井ノ原か・・・
そういやぁ、あいつ彼女できた…っていう噂があったけど…。
本当か??
まさかその彼女を連れてこないだろうな??

そして休日。
とうとう来てしまったよ。この日が。
健と井ノ原で遊ぶ日。
ほんっと、井ノ原とは喋らないし。
ど~すりゃいいんだよ…。
健「やっぱり   の私服はズボンだな♪」
井「俺さぁ~初めて見たんだけどっ。   の私服姿っ。」
なんか、井ノ原俺になれなれしくね??
なんかムカつくなぁ~。
そういえば…彼女がいない。
 「井ノ原、彼女できたっていう噂あるけどホントか??」
井「はぁっ?なんだその噂。この俺に彼女がいると思うか(笑)??」
たしかにこの井ノ原に彼女なんているはずがない。
なんで俺はいちいちこんな事気にしてんだっ??
 「そうだな、いるわけないよな。」
井「だろっ?(笑)」
な~んかいつも100ボルトの笑顔だよな、井ノ原は。
俺こんな笑顔作ったことないし。

健「ねぇ!!なんか食べようよ!!」
井「健のおごりでな♪」
健「やだ!!」
この二人って結構仲が良いんだな。
健もモテると思うんだけど。
彼女とか欲しくないのかな、健は。
ま、本人が作りたくないのかもしれないけど。

そして俺達は近くのファーストフードへ。

井「なぁ、    ?」
 「なに、井ノ原。」
井「お前って、恋したことある?」
またこの笑顔で言ってきたよ…。
健「ないの?   って…。」
 「なんだよ健まで…っ。」
俺が恋…??小学校の頃は子供心でしたことあったけど…。
今はねぇよ・・・。
 「中学からない。」
『え~~~~~~っ!?』
 「なんだよっ。悪いかよっ。」
井「ないんだ…、俺思ったんだけど、   って笑えばモテるんじゃない??」
 「はっ??俺は井ノ原みたいに笑わないし。」
またいちいちうるさい事言ってきやがって!
関係ないじゃん、俺が笑うとか笑わないとか・・・
健「彼氏欲しくないの?」
 「べつに要らないし。健だって彼女欲しくないの?」
健「俺??俺は…別に…」
なんだ。やっぱり欲しくないんじゃん、健だって。
どうせ井ノ原は欲しいんだろ…。
井「俺は彼女欲しいね!!」
やっぱり…。100ボルトの笑顔だよ…。
 「がんばんな…」

そして俺達はゲーセン行ったり、本屋へ行ったり…いろんな所へ行った。

健「じゃーな。また遊ぼうな。」
井「おぅ!!」
井ノ原と別れ、健と帰る方向が同じだから一緒に帰った。
健「なぁ、   。井ノ原はどうよ。」
 「へっ?井ノ原?あ~あいつは笑顔が耐えない男だよ。」
健「そっか。」
そして長い一日が終わった。

続く

第2話へ


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