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カノ(氷上純也)謁見の間
第一章 BLACK STONE
たまにその音が消えてボールがゴールのネットを揺らす音が聞こえ、また連続的な音に変わる。永久に終わりそうにない音。
そこに一人の少女が入ってきた。それに気付いたのかバスケをしていた本人は一旦それを中断した。
「おはよ~、理緒。」
さっきまでバスケットをしていた本人が大きな声で言った。その声でビックリしたのか入ったきた少女は少し小さな声で。
「おはよう、水姫。今日も早いんだね。」
「部長だから最初に来ていたほうがいいじゃん、理緒も今日は早いね。」
「うん、色々あってね。」
理緒こと篠原理緒はちょうど入り口あたりに置いてあった籠からボールを取り出した。
そのボールをつきながら水姫こと蒼井水姫のほうに近づいてきた。
「色々ってどんなこと?」
水姫はボールを抱えながら聞いた。
「実はね・・・。」
理緒は少しモジモジしながら言う、これは理緒何かあったときにする癖だった。
しかし、気が変わったのか理緒は下を向いて。
「やっぱりいい、ごめんね。さあ、気を取り直して朝の練習頑張ろう。ね?」
理緒はそう言い残すとそのまま水姫とは逆の方向のゴールに向かって走っていって、そのままレイアップシュートをした。
ボールは上手いこと入ったが勢い余ったのか着地できずにしりもちをついた。
立ち上がって、やっちゃった、みたいな表情でこちらを見て少し頬を赤らめた。
水姫はそれを見て微笑んだが、さっき理緒が何を言おうとしたのかが気にかかってその後の練習に気合が入らなかった。
朝練の時間が終わったので2人は更衣を始めた。女子バスケの部室は少し狭い、この桜咲高校では女子バスケはあまり人気がなかった。
部員は8名、そのうち朝練に来るのはこの2人だけであった。そんな部活に大きな部屋がもらえるはずがなかった。
水姫は早々に着替えたが理緒はまだぐずぐずと着替えているのを見ていながら、気になっていたことを聞くことにした。
「理緒、さっき何を言おうとしたの?気になって仕方ないし、隠し事なんて理緒らしくないよ。」
また理緒のモジモジが始まった。
「別に大したことじゃないよ、忘れて。」
「理緒にとって大したことじゃなくてもあたしには大したことあるかもよ、さあ話してみて。」
理緒はため息をついた、水姫は言い出したらなかなか折れてくれない。
さらに好奇心が非常に高くて最後まで聞いてくるのだ。
仕方ない、と思って理緒は着替えを終え部室の椅子に腰掛けた。水姫は立ったままだ。
「実はね、昨日病院に運ばれたの。」
水姫の目が大きく見開かれた。思ったとおりの反応である。
しかし、いつもならここで質問攻めに遭うはずだが今日は違った。
理緒は続ける。
「お医者さんは軽い貧血だって言ってたけど私生きてきた中では一回も貧血なんて起こったことがなかったの。昨日は部活終わるの
遅かったでしょ?で急いで家に帰ったんだけど途中から記憶がなくて…目覚めたら病院だったの。私を偶然見つけてくれた人がいるみたいだけどその人も私が目覚める前に帰っちゃったみたい。」
理緒は話し終わるとふぅ、とため息をついた。水姫は黙ったままだ。
「私が言いたかったことはこれだけよ、ね? 大したことじゃないでしょ?」
水姫は真面目な表情で理緒を見て言った。
「理緒、よく話してくれたね。そんなことがあったんだ、大変だったね。じゃあ気分が悪くなったらちゃんと言ってね。」
「うん、分かった。それでね、今改めて思ったんだけど。」
急な理緒の発言に水姫はちょっと驚いた。
「水姫ってすごく身長高いんだね。何センチあるんだっけ?」
「171センチよ、男子で私より高い人って学年で半分もいるのかなぁ。」
水姫は背筋をピンと張ってみた。
「で~も…」
と言いながら理緒こちらに向かってきて水姫の胸の辺りを指で突く、水姫の顔がちょっと赤くなった。
「ここはあまり成長してないんじゃない?バスケばっかやってるから全部筋肉になっちゃった?」
「あ~、それは言わないでよ。けっこう気にしてるんだからぁ。」
高2、少し茶色が混じったような黒髪のセミロングで体格はやせ気味に見えるがバスケで活躍できるぐらい筋肉は付いている。
目はちょっと黒目が多いけど大きいのではなくちょっと引き締まった感じがして、171センチの身長は女子の中では一番。
蒼井水姫の容姿はけっこう恵まれているように思えるが本人はあまり気にはしていないらしい。
一方の篠原理緒は同じく高2で真っ黒なショートカットで体格は女子高校生標準、身長は162センチと女子の中では高い。
目は大きくてくりくりしていて童顔である。水姫よりかは女性らしい体格であると思っている。
2人が部室で色々話をしている合間に時間は過ぎていって授業が始まるチャイムが鳴った。
急いで自分達の教室2‐Aに向かった。教室にはもう先生が来ていた。
「蒼井に篠原、早く席に着きなさい。」
2人が自分席に着くと朝の授業が始まった、相変わらず授業は2人の眠気を誘うものだった。
水姫の意識がハッキリしだしたのはお昼休みになってからだが、とりあえずノートはとってある。
しかし授業の内容はまったく覚えていない、担任からも部活熱心なのはいいが勉強もしっかりするようにといつも言われている。
水姫はとりあえず食堂に向かった。もう時間がそれなりに経っているのかあまり人はいなかった。
カレーライスを頼んでトレーにスプーンとコップに水を入れて教室に戻った。
教室には委員長でクラス1のイケメン友澤涼太とその友達の西田弘樹が二人で話していて、黒崎学人が一人本を読んでいる。
他には誰もいない、皆どこかへ行ってしまっている。
水姫はとりあえず自分の席に座りその様子を見ながらカレーライスを頬張る。
涼太と弘樹は時々大声で笑いながら何やら話し込んでいる、学人は一心に本を読んでいる。
涼太は学人が一人で本を読んでいるのに気付いたのか、話しかけた。
「お前いつも一人だけどいいのか?」
学人は本をパタンと閉じてカバンの中に入れて応えた。
「ああ。」
何とも無愛想な感じのする返事だが学人はクラスメート以外には返事さえもしない。
そこに弘樹が割り込むようにいつものお調子声で言った。
「でさぁ、黒崎くんってどうして部活入らないの?」
これは水姫にも興味深い質問だった、カレーを頬張りながら耳を傾ける。
「ノーコメント。」
「仲間が欲しいとか思わない?」
「さぁ?俺は必要のない質問は答えない。」
「てか黒崎くんって話しかけてこないよね、どうして?」
「俺から質問する必要がない、ただそれだけだ。」
ふ~ん、と弘樹は頷いて質問をやめた。
水姫は内心がっかりした。ここで黒崎学人の秘密が一個でも明かされると期待していたからだ。
黒崎学人はこの学校ではけっこう有名である。
身長159センチ、学校内の男子で一番背丈が低い。髪は黒でショートカットウルフ、目はキリッと締まっていて鋭くも見える。
運動、勉強、芸術なんでもござれ、彼は言うなれば優等生だった。
どの分野でも目立とうとせず控えめな行動をするが勉強の成績は数字にでるため目立ってしまう。
彼は毎回のテストで1位をキープ、2位と総合得点50点以上差をつけている。学校の先生たちは10年に一人の逸材だと評している。
しかし性格は孤高というべきか一匹狼なのだろうかあまり人との交流を好まない。
そのせいか生徒からの受けは悪い、彼に話しかける生徒はさっきの二人ぐらいだ。
実は彼にはもっと有名になってしまった出来事がある。
校内で自殺を図ろうとして飛び降りた女生徒を2階から身を乗り出してキャッチして見事地上に着地したのだ。
その女生徒は今でも時々学人に会いに来るが彼は「助けるのが当たり前。」と言い追い払っている。
そんな彼には秘密が多くて彼のことを多く知っているのはいない。
彼は一体何者なのか? 誰もがそう思っていた。
放送がかかった、弘樹が職員室に呼ばれる。弘樹は一度ため息をつき、しぶしぶ教室を出て行った。
涼太は学人の前の席に座った。
「すまんな、弘樹も悪気があったわけじゃないんだ。それは分かってもらいたい。」
「構わん。大体そんなことでお前が謝る必要はない。」
するとケータイの着信音が聞こえた、学人はポケットをごそごそと探る。
水姫は一瞬吹き出しそうになった、その着信音は学人と同名のアーティストの曲であった。
学人がそのアーティストを聴いていると言われれば笑えるが、その曲にも問題がある。
「愛してもいいかい?」なんて歌詞は学人にはお世辞にも似合わない。
学人は電話を取る、何やら話をしているのが分かる。
「またお前か、安奈(あんな)。ああ、そうか分かった。今から行く。」
ケータイを閉じると教科書をカバンに突っ込んで涼太に告げた。
「悪いが早退する。先生に伝言を頼む。」
涼太は手でグッドというサインをした。
「了解。それより今度のバスケの大会の助っ人やってくれるのか?」
学人はすでに教室を出ていた。涼太は一度ため息をついて自分の席に戻った。
水姫もちょうどカレーを食べ終えたので涼太の隣の席に移動した。
「助っ人って?」
涼太は水姫を確認した。
「蒼井か。いや、この前一人やめちゃってメンバー足りなくなってさ学人に頼んでいるんだけどなかなか承諾してくれなくて。」
「ふ~ん、でも黒崎くんより背が高くてバスケ上手そうな人いるじゃん。」
「背はともかく学人よりバスケできるやつなんて他にいないぜ、俺でもあのスピードを見るのは一苦労だ。」
水姫は意外だな、と思った。想像以上の学人のすごさに正直驚いた。
涼太は県の指定強化選手で他の部員とはずば抜けてバスケは上手い。
その涼太が認める強さなのだから彼は相当なスキルの持ち主なのだろう。
水姫は続けて問う。
「友澤くんはどのぐらい黒崎くんのこと知ってるの?けっこう仲いいみたいじゃん。」
涼太は少し疑うような顔をして答えた。
「もしかして、お前…。」
「ちょ、ちょっと、別に変なことじゃないでしょ。黒崎くんのことは誰もが知らないことじゃない、気になるのも無理ないじゃん。」
「まあ確かに、でも俺にも分からないことだらけだ。だが、1個だけ分かったことがある。」
水姫は真剣な顔になった。
「学人には両親がいないみたいだ。予測だがあの電話の相手が世話をしていると思われるな。それぐらいかな。」
「そうなんだ。へぇ~。」
「お前は何か知ってるのか、学人のこと。」
水姫は首を横に振った。
「全然。あたしは黒崎くんとはあまりしゃべったことがないから。」
「そうか、別にいいんだがな…何か疲れた、俺は授業まで寝るよ。」
涼太はそう言うと机に伏してしまった。仕方なく水姫はカレーの皿を返しに食堂に向かった。
この時、水姫の学人に対する好奇心は増す一方であった。
(絶対正体を暴いてやるんだから。)
新湊駅で学人はある人物を待っていた。
午後3時、駅やその周辺は静かである。秋真っ盛りというべき今の時期は非常に眠気を誘う。
ウトウトしていると待っていた人物が車に乗って現れた、学人より少し身長が高く、髪は肩甲骨の辺りまでのロングで茶色。
目は青色で日系の外国人、スーツ姿で分かりにくいがモデル体系である。
向こう側から話かけてきた。
「久しぶりね、黒崎学人くん。」
「それはどうも、大河内安奈。で、何の用だ。」
明らかに学人は面倒くさそうに言った。安奈は少し微笑みながら言う。
「ふふ、せっかちなところはあなたのお父さんとそっくりね。」
「安奈、余計なことはいい。さっさと用件を言ってくれ、俺を呼んだのも何か理由があるのだろう?」
学人は少しイライラしているように見える。安奈は察したように尋ねた。
「あなた前回からどのくらい経った?いつから我慢してるの?」
「いや、まだ一日しか経っていない。しかし全然足りない、あまり血吸いすぎると相手が死んじまう。俺はどっちも殺せてしまうからな。」
学校にいた時が嘘のように学人の顔色は悪くなっていく一方だった、息もだんだん荒くなってきた。
安奈は慌てて学人を自分の車に乗せて自宅に向かう、ハンドルを握って車を発進させ、彼女は思った。
(この子もうすぐダメになるのに我慢するなんて、自殺行為じゃない。そんなに寿命を短めたいのかしら。)
後部座席で苦しそうな息をしながら寝込んでいる学人を横目で見ながら小さなため息をした。
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