鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
カノ(氷上純也)謁見の間
第五章 夢であるように
理緒はずっとデートのことで頭がいっぱいで今日午後の授業何をしたのかさっぱり覚えていない。
ルンルン気分で教室を出て下駄箱の前で黒崎学人を待った。
もちろん部活は水姫の計らいもあって休みにしてもらっている。
今の時間は帰宅や部活動に向かう生徒でごった返していた。
30分近く待たされてようやく学人がやってきた、理緒は約束をすっぽかされたのかと少し不安だったので安心した。
学人は下履きを入れ、靴を履き替えて真っ直ぐこちらに向かってきた。
理緒は少し怒った顔を作って腕組をした。
「遅い。」
学人が申し訳なさそうに返事した。
「すまない、少し呼び出されていてね。さぁ、行こう。」
先に出て行ったので理緒は少し小走りでそれを追いかけた。
校門を二人並んで出た時、門にもたれ掛かっているスーツ姿の綺麗な女性を理緒は見た。
その女性は学人に声をかけた。
「黒崎学人。」
学人はそちらに振り向いた。
「安奈か、今日は何だ?また出てきたのか。」
「そうよ、私の予想では今日の午後11時には日本に着く。Aクラスだからあなたも用心して、情報ではあなたを探しているみたい。」
「ふん、俺も有名になったな。そろそろ賞金かけるのもやめればいいのに、もうすぐいなくなるのにな。」
安奈と呼ばれた女性は悲しそうな目をした。
理緒にはその目に哀れみが含まれているように見えた。
「ふふ、相変わらずってとこね。あら、その可愛い娘は?」
「一緒に買い物に行くことになった。」
「そう、学人をよろしくね。」
女性は理緒に深くお辞儀をして自分達とは反対方向に歩いていった。
理緒にはさっきの話の内容には疑問がたくさんだ、女性が誰であるかも気になった。
「さっきの話は・・・それとあの人だれ?」
「あれは俺の保護者的存在。さっきの話は特に意味は無い。」
理緒はある一言が引っかかっていた。
「もうすぐいなくなるって・・・」
「うん?ああ、それか・・・すまない、さっきの会話については検索しないでくれないか。」
「うん、別にいいけど。」
学人は理緒に振り返って笑顔を作った。
「ありがとう、じゃあ改めて行こう。」
理緒は首を縦に振った。
<ショッピングモール>
ショッピングモール新湊、新湊にある一番大きいショッピングモールだ。
六本木や池袋に匹敵するぐらいの大きさがある。
ここで揃わないものはないといわれ、専門店がいくつもある。
2人はその中でも特に有名な衣服専門店・エトルリアファッションに入った。
店内にあるほとんど商品は値段で言うと5000円程度でけっこうリーズナブルなので店の売り上げもそこそこのようだ。
2人のように制服の男女が服を選んでいる姿もそこそこ見受けられた。
だが学人はもっと奥へと入っていくので理緒は隣を付いて行った。
さっきから会話が途切れがちで理緒は少し気まずい。
とか考えている内に学人が消えてしまった。
理緒はちょっと焦って周りを見回した。
学人が手招きしているのが見えたので少し安心して歩み寄った。
何を見ているのかと気になったのでコーナーを見た瞬間少し固まった。
学人はそんな理緒を尻目にじっくり考察しながら服を選んでいる。
(スーツ?何で?)
そう彼が必死になって選んでいるのは紛れもなくスーツだった。
どうやら紺のスーツが気に入ったのか理緒に尋ねてきた。
「どうだろう、このスーツは?リクルートっぽくなくて安価でもなさそうな感じが出ていると思わないか?」
理緒は少しどころか本当に固まってしまった。
(何でデートでスーツ選んでいるんだろう。それよりスーツなんてどこで着るのかしら?)
「おい。」
「あ、はい?どうしたの?」
「聞いてなかった?」
「うん、ごめん。」
学人の眉が八の字に曲がった。
理緒にはその顔がすごくツボだったのでちょっと笑みを浮かべた。
にっと笑顔で返された。
「改めて聞くけどこのスーツどう?」
体に合わせてから聞いてみた。
「うん、似合うと思うけど。それよりどうしてスーツなんか買いに来たの?」
「いや、あの女が色々舞踏会とか呼ばれて俺も同行することが多いからスーツくらい無いとお偉いさんと顔向けできないからね。」
即答だった。
「あの女ってさっきの?」
学人は首を縦に振った。
正直理緒は納得できた、誰が見ても普通の人間には見えないし、誰もが認めるような美人だ。
学人が一度試着してみたいと言うので理緒は試着室の前で待つこととなった。
彼女の頭の中では待っている間ずっとスーツ姿の学人が浮かんでいた。
試着室の扉が開かれたとき少しドキッとして顔がぼぉっと赤くなった。
スーツ姿で出てきた彼は彼女の期待以上だった。
8~9頭身の体つきがスーツが包み込み背が10センチほど高く見える。
安っぽくもなく高級っぽくもないスーツはどうもホストにしか見えなくさせていたが理緒はそれほど気にならなかった。
しかし彼女が駆け寄った時少し夢が崩れた。
やはり彼女の方が身長が高かった、学人が見上げている。
理緒は少し離れた。
学人はくるっと1回転してみせ、そして綺麗なお辞儀をした。
「全てはこのひと時のために、マダム。」
「何か本当にホストみたいだね。」
「いや、ちょっと意識してみた。」
「やっぱりね。」
「女の子には全てお見通し、みたいだね。これでいいと思う?」
「うん、いいと思うよ。」
そう理緒が言うとまたも試着室に入って制服姿で出てきた。
そのまま彼は会計を済ませた。
理緒はさっきのコーナーに戻ってその値段を見て目玉が飛び出るかと思った。
(じ、13万円!?嘘!?)
学人が笑顔で会計を済まして帰ってきた。
「ごめん、待たせたね。少し歩き疲れただろ?そこのカフェに寄ろう。」
学人は理緒の手を握り締めて先導した。
(え?こんなに力強かったの!?)
理緒は引っ張られるまま付いて行った。
<オープンカフェ>
二人は対になるように席を選んで座った。
暫らくするとウェイトレスの人がやってきた。
学人は慣れたようにコーヒーを砂糖、ミルクなしで頼んだ。
「君はどうする?今日は俺が全部払うから何でも頼んでくれていい。」
理緒はくすっと笑ってみせた。
「学生なのにお金持ちなのね。」
「金の無い男に女は寄ってこないさ。」
「おっさんくさいね。」
「うるせ、さっさと頼めよ。」
「じゃあ、レモンティーとイチゴパフェ。」
ウェイトレスは注文を聞くとそそくさとその場を去った。
理緒は学人の顔を窺った。
さっきとは違って少し悲しい顔をしているように見えた。
表面的にはさっきと変わっていないけど何か目の奥のほうに「哀しさ」を感じた。
その様子に学人は気がついたのか。
「どうした?俺の顔にハエでも付いているのか?」
「普通ハエじゃなくて何かって言うでしょ、変な人。」
「変でけっこう。世の天才は変なやつばっかさ。」
「それって自分が天才って言いたいわけ?」
「それは日ごろの行いを見れば分かると思うが。」
「はいはい。」
2人は少し笑った。
でもやはりさっきまでの笑顔とは何かが違った。
「切ない」に近い感情が学人の瞳には宿っていた。
理緒はその理由が何なのか分からなかった、というより学人自体がこれから知っていく存在だった。
だから色々聞いてみたいと思った。
その矢先に注文していたものが届いた。
学人は届いたコーヒーを啜る、相当苦かったのか少し咳き込んだ。
理緒はイチゴパフェの美味しさに舌鼓。
とりあえずパフェを片付けた、といってもワイングラスくらいの小さなものであったが。
ふうと一息付いた時、学人の顔がさっきより近かった。
そのまますっと腕を伸ばして理緒の口の横についていたパフェをふき取ってなめた。
理緒の顔が照りつける太陽の中で立っているポストぐらい赤くなって熱くなった。
学人は微笑みながら言った。
「まだまだお子様だね、こんなベタシュチエーションで赤くなって。」
「だって、いきなりだもん。」
「ベタもベタ、大ベタな反応。初々しくて新鮮みがあるよ。」
「ふ~んだ。」
「ふくれちゃって、可愛いね。」
理緒はその台詞がとても嬉しかった。
その後の何でもない会話も彼が時折みせる仕草も言動も笑顔も全てが理緒を魅了した。
傍から見るとナイスカップルにしか見えないほどだった。
そう、そんな一時も終わりを告げなければならない。シンデレラが12時に魔法を解かれてしまうように。
<帰路>
「今日は本当に楽しかった。黒崎くんのこともいっぱい知ることが出来たしね。」
理緒は満面の笑みを浮かべて言った。
「それはよかった。でもね、シンデレラが12時に魔法を解かれるように君もそろそろ目覚めないとダメだよ。」
意味深な言葉を返された。
「え?それはどういうこと?」
「すぐに分かるさ。」
学人はいきなり理緒に手刀をくらわせた。
あまりの衝撃で理緒は声も出すことができずに地面に伏した。
そして倒れた理緒の耳元で学人がよく分からない呪文を唱えるとむくっといきなり立ち上がって去って行った。
学人は手を振って言った。
「いい夢は見られたか?夢は夢であったほうがいい。だって君の見ている夢はそのうち消え行くものだから。」
一人で帰路に着く学人の背中には哀しみが漂っていた。
夢であるように(DEEN)
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
何か手作りしてますか?
革の財布を作る その12
(2026-05-23 17:28:30)
アニメ・コミック・ゲームにまつわる…
【日本三國】7話感想ネタバレ?平殿…
(2026-05-23 07:00:06)
動物園&水族館大好き!
神戸王子動物園 ホッキョクグマ ゆ…
(2026-05-23 18:30:05)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: