癌・糖尿病・アトピーなどの現代病・数々の難病の原因は微量ミネラル不足。超ミネラル水で心も体も健康に！

◆土壌が危ない

　人間の生存に必要なミネラルを供給してくれる植物は、土からその栄養分を吸収します。植物が、光のエネルギーによって吸収した二酸化炭素と水分から有機化合物を合成する光合成は、炭酸ガスと水と太陽光線だけがあればいいというわけではありません。植物の遺伝子は、ミネラル（常量ミネラルと微量ミネラル）を必要としています。植物の生命のいとなみをおこなうタンパク質は、ミネラルを触媒にしなければ、生成されません。
　植物は、根の先から根酸を出して土を溶かし、その中に含まれているミネラルを吸い上げ、葉に送りこみます。そこではじめて、光合成が可能になるのです。ミネラルが水に溶けていれば、すぐに吸い上げることができます。
　葉緑素のおもなミネラルはマグネシウムです。土壌にマグネシウムが不足すると、植物はうまく成長することができません。
　以前は、人糞や堆肥などの有機肥料を使用していましたから、ミネラルが合理的に循環していたのです。化学肥料に頼るようになってから、そのバランスが崩れ、そのうえ殺虫剤や殺菌剤、除草剤、植物成長調整剤から殺鼠剤、その他さまざまな農薬が使われるようになり、生態系の物質循環に重要な働きをするバクテリアまでも破壊してしまいました。
　農作物を一度に大量生産するためには、それに見合った量の化学肥料を投入します。また、大量の農薬を散布しなければなりません。

野島　尚武（のじま　ひさたけ）　医学博士

医療と健康最前線
『現代病・生活習慣病は　ミネラル不足が原因だった』　より転載　

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