鉄人・小橋建太～その２～ | メタボの気まぐれ

2000年6月、全日本プロレスの体制に不満を持った
三沢光晴が理想の団体・ノアを創設。

小橋は迷わず三沢の新団体に付いて行き
それを機に新しく自分を建てるという意味を込めて
小橋健太から小橋建太に改名した。

それと同時にかつてから体の爆弾であった
膝の怪我を回復させる為に手術で入院。
今にして思えばこれが今後のレスラー人生の
方向性を変えてしまった事になっている。

紺の模様が入ったタイツとシューズで登場し
心機一転を考えるも翌日、秋山準にシングルで初敗。

全日時代に新時代到来の為に作ったユニット
バーニングを己の野望を果たす理由で分裂させた
秋山を許す訳にいかず、小橋はダークサイドの意味を込めて
現在のコスチュームの原点である黒のタイツ、
フード付きガウンで登場するようになる。

しかし翌年の1月18日、この日を最後に
再び膝の手術とリハビリのため欠場。

そして１年後の2002年2月17日、小橋はタッグ戦で
395日ぶりに復帰を果たし、三沢と組み

この１戦で左膝前十字靱帯不完全断裂となり
全治4か月の負傷で再び欠場した。

同年7月5日、小橋は鈴木鼓太郎と組み井上雅央＆金丸義信戦で
138日ぶりの再復帰戦を第1試合で行い
2003年3月1日・日本武道館で三沢に勝利し

以後、2年間王座を保持し13度の防衛に成功。

2003年5月2日では初めて新日本プロレスのリングに上がり
東京ドーム大会にて蝶野正洋を挑戦者に迎え
ＧＨＣヘビー級選手権試合を行い防衛。

またノアで頭角を現し自分の思い通りに事を運ばせてきた
秋山準に対し、小橋はかつて全日時代に三沢が
ジュニア戦士の底上げとしてパートナーに
小川良成を起用したように、中堅選手の底上げを提案。

本田多聞と組み第６代ＧＨＣタッグ王者に就き
小橋再生工場と異名を取った。

そして2005年7月18日・東京ドーム大会
小橋は佐々木健介とシングルマッチで初遭遇。
テーマ曲も「また一から出直す」という意味を込めて
GRAND SWORDに戻し壮絶な剛腕対決を制した。

また小橋は初のアメリカ遠征に出発し
ＷＷＥ、ＴＮＡに次ぐ第3の団体・ＲＯＨのリングに立ち
サモア・ジョーらと対戦する。

この時、ＷＷＥ副社長となったジョニー・エースと再開、
エースは小橋にＷＷＥ参戦を交渉した。

2006年6月4日、本田と組み再びＧＨＣタッグ王者に就くも
右腎臓に腎臓癌が見つかり、治療のため欠場。
ＧＨＣタッグ王座を返上した。

病院には10万羽の千羽鶴と1000通の激励メールが届き
５時間半に渡る腹腔鏡による右腎臓摘出手術は無事成功。

しかし小橋の病気はこれで終わらず
2007年1月に今度は両膝の手術を行う。

10月27日、日本武道館に姿を見せて
「レスラー小橋建太として戻ってきます!」と宣言し
小橋自身の口から復帰戦のカードを発表した。

再び、小橋が帰ってくる！

つづく