ホシノ少年 | メタボの気まぐれ

そうそう、常に
「どうしてフリーパスなんだ？」
と
思わずにはいられませんでしたよね～

懐かしい　　　　　 (2013.09.23 10:34:07)

「ウルトラマン」にて科特隊本部に
出入りしているホシノ・イサム少年（津沢彰秀）
年齢11歳。

少年は当時ウルトラマンを見ていた子供たちが
「自分も科学特捜隊に近い存在でいられる」という
夢を持たせるキャラクターである。

しかし本作において設定の曖昧さと
謎に包まれた部分があり

まず第20話「恐怖のルート87」で

頑なに説明されているが、ホシノ少年が
どのような資格で科学特捜隊に出入りしているのか
まったく語られていないまま参加している。

第17話「無限へのパスポート」でホシノ少年は
ハヤタ（黒部進）を助けた功績により
最年少隊員となったが、既に第16話「科特隊宇宙へ」で
何故か科特隊の制服を着用していた。

年少者であるため放射能汚染が懸念されるような
危険な現場への出動は認められていないのにもかかわらず

第3話「科特隊出撃せよ」では
スパイダーショットでネロンガの片目を潰したり

ラゴンから逃がすために自ら囮になったり

第18話「遊星から来た兄弟」では
ザラブ星人に捕らえられたハヤタに
ベーターカプセルを届けたり
第21話「噴煙突破せよ」でフジ隊員に代わって

子供ながら数々の功績を残している。

このホシノ少年の存在に反感したのが
脚本家の佐々木守と監督の実相寺昭雄であり
彼らの作品にはホシノ少年が登場していない。

しかしウルトラシリーズの中で
少年のキャラクターが防衛チームの
正式な一員になって隊員服までもらうのは
ホシノのみであり、そのあとは例がない。

このホシノ少年を演じた津沢彰秀は
ロケ地であったよみうりランドの
人工スキー場で滑走中に足を骨折したため降板
第25話を最後に何の説明もなく登場しなくなった。