妖獣シレーヌ | メタボの気まぐれ

永井豪：原作の「デビルマン」に登場する
美しく華麗な悪魔・妖獣シレーヌ

美女の人間態に頭部から猛禽類の美しく
白い翼を生やした悪魔であり、
その姿から妖獣シレーヌの異名を持つ。

この妖獣シレーヌはアニメ版の脚本家である
辻真先が発案し、このシレーヌを原作者である
永井豪が気に入った為、原作版でも登場した。

しかし妖獣シレーヌは原作とアニメ版とでは

妖獣シレーヌが世に最初に登場したアニメ版では
胸や腹部を羽毛で覆っており
肌の色が青く翼も青系となっている。

デビルマンを元の「デーモンの勇者」に戻す為に
牧村ミキを攫って人質にし
ミキを助けたければデーモン族に戻れと迫る。

一方の原作版ではデビルマンに対する刺客で
油断した明を背後からの不意打ちで捕らえた。

電流の流れる鉤爪で変身不能に陥らせ
そのまま魔王ゼノンの元に連行しようとするも
飛鳥了の妨害により失敗し明に変身を許してしまう。

シレーヌは苦戦を強いられ地上戦に移り
デビルマンはシレーヌの爪を利用して
腹部に致命傷を負わせ、さらにシレーヌの
片翼を引き裂ぎ瀕死の状態に陥れる。

魔王ゼノンに助けを請うと旧知であるカイムが出現し

カイムと合体したシレーヌはデビルマンと対決
デビルマンを戦闘不能に陥るほどの重傷を負わすも
止めを刺す寸前に絶命しそのまま立ち往生した。

その最期の姿の、勝利を確信した笑顔を見た明は
心の中で「美しい」と呟いた。

この妖獣シレーヌは現在でも人気は高く
フィギュアは何種類も作られている。

また声を担当したのが「奥さまは魔女」で
サマンサの吹き替えをした北浜晴子、
ＯＶＡ版では榊原良子がシレーヌを演じ
実写映画版ではモデルの富永愛が担当した。