プロレススーパースター列伝「マスカラス編」 | メタボの気まぐれ

プロレススーパースター列伝、第５話を飾るのは
「千の顔をもつ男! ミル・マスカラス」

聖者エル・サントに憧れプロレスを目指し
サントとのシングル戦では引き分けとなり
ルチャリブレの世代交代を成しえた。

しかし映画出演を中心に活躍していた為
練習が疎かになり二流レスラーに惨敗を期す。

思い上がっていたマスカラスは
自分に活をいれる意味でアメリカ修行に渡り

人気を妬んだレスラー達にバトルロイヤルで
集中攻撃され骨折してしまう。

実弟ドス・カラスもデビューし
馬場の招きで全日本プロレスに来日。

ルー・テーズの設立した団体ＩＷＡで
世界チャンピオンに輝き世界のマスカラスとして
羽ばたいていく！

これがスーパースター列伝におけるマスカラスだが
実際のマスカラスは・・・

ミル・マスカラス.jpg

学生時代にレスリングでメキシコ代表として
1964年東京オリンピックの候補にもなり

マスカラスとしてデビューする。

その後、ＮＷＡロサンゼルス地区を主戦場に
アメリカス・ヘビー級王座を獲得し
1969年にはドリー・ファンク・ジュニアの保持する
ＮＷＡ世界ヘビー級王座に初挑戦した。

ジャイアント馬場＆アントニオ猪木の
インターナショナル・タッグ王座に挑戦し
猪木とのシングルマッチも行われた。

1973年10月からは全日本プロレスに参戦し
ジャンボ鶴田やザ・デストロイヤーと好勝負を展開。
1977年8月25日に田園コロシアムにて
鶴田のＵＮヘビー級王座に挑戦した試合は
プロレス大賞の年間最高試合賞を受賞した。

全日本では1970年代後半から1980年代前半にかけて
サマー・アクション・シリーズなど
夏場のシリーズに例年参戦しており
ドス・カラスとの兄弟コンビでの来日は
全日本プロレス夏の風物詩とも言われた。

今でこそ当たり前の様になっている
レスラーの入場テーマ曲は
マスカラスがスカイ・ハイ（ジグソー）で
一躍ブームを巻き起こしており

全日本プロレスで使用されたのは
映画主題歌としてのメインタイトルバージョンである。