ゲーム推進委員会

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「垣間見えるあの子の心」



『風邪ひどいから今日休むって担任に言っておいて

 頼むな~!』

「あんなバカでも風邪引くんだ~・・・って風邪!?」

『仮病じゃないでしょうね?』

   しばらく経ってもメールは返ってこなかった

「(まったく私を心配させるなんていい度胸ね!・・・でも本当に倒れてたりしたら・・・」

   そうして放課後、私は気になったので走って帰りました

(確認する前に息整えないと・・・)

   コツッ

「よぅ華菜、どした?」

「どうした?じゃないわよ!心配して声掛けてあげたのに」(よかった・・・)

「悪かっ・・・ゲッホゲホ」

「ちょっと・・・大丈夫?薬飲んだの?」

「いや、今日に限って夫婦そろって出張入ってるし、俺はこの様だしなw」

「!もしかして何も食べて無いとか・・・まさかねw」

「よく分かったな、スポーツドリンクも3時間前ぐらいに飲み干したし」

「えっ!・・・ちょ、ちょっと待ってなさいよ!あ~でも布団に入ってていいから」

「どうしたんだ?急に」

(あ~今から出来るのお粥ぐらいしかないし~・・・)

「いいから布団で寝てなさい」


「栄養をつけるために卵とか入れないと」

「風邪薬も飲んでなさそうだし・・・」

「熱とかあったら・・・」


「心配したわけじゃ無いんだけど隣の人が死んだりしたら目覚め悪いから・・・はい」

「なんか悪いな・・・ゲホゲホ」

「ちょっとうつさないでよね、お粥食べれる?」

「だるくて動けないな」

(ちょっと本当に大丈夫?)

「しょうがないわね・・・口あけて」

「?」

「食べさせてあげるから口あけて って言ってるの!恥ずかしいんだから早くしてよね」

「何か悪いね」

「わ、悪いと思うならもう2度と風邪引かないでよ」

「はいはい じゃあ『あ~ん』って言って」

「なんでそこまでしなきゃイケないのよ!」

「う゛~頭が・・・」

(元気付けないと・・・)

「えっ?えっ!・・・・・・わかったわよ~今回だけだからね! あ、あ~ん・・・」

「あ~ん♪美味いじゃん」

(よかった~ちょっと自信無かったから良かった♪)

「そ、そう?よかった・・・はい、あ~ん」

「あ~ん♪華菜が作ったの?」

(どうして分かったの?!私が作ったなんて言ってないのに)

「えっ!そ、そんなのどうでもいいでしょ?さっさと食べちゃってよね あ~ん」

「あ~ん♪美味しいな!華菜の料理は」

(だ・か・ら!どうして分かるのよ・・・気づいてくれたのも嬉しかったり・・・)

「な、なんでそこまで断言出来るのよ!」

「だっておばさんの味付けとは違うから」

(まだまだ私も修行が足りないのかな~)

「う~・・・でもまぁ美味しいならいいか はいあ~ん♪」

「あ~ん♪」

(結局最後まで『あ~ん』ってしてあげちゃった・・・って病人なんだからしてあげて当然よね)

「何だか久々に腹いっぱい飯食ったな~」

「意味深な発言ね・・・まぁいいわ風邪薬飲んで寝てなさいよ!」

「悪かったな、こんなにしてもらって」

「そのセリフは聞き飽きたわよ」

「その・・・ありがとな」

「うっ・・・・・」

(な、なにさらりと言ってるのよ・・・)

「どうした?顔真っ赤にして・・・もしかしてうつしちゃった?」

「とととと、とにかくちゃんと直しちゃいなさいよ」

バタッ

「ハァハァハァ・・・あ、焦った~」

「まったく・・・まだ心臓がバクバクしてる・・・」

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