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2003年02月15日
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ブシュー。ドアが開き、ホームへ降ります。ここで降りたのは何年ぶりだろう。15年にはなるかな。近くを通る国道はいつも車で通っているのだけど、用事もないので立ち寄ることはない。ホームは昔のままだけれど、階段の半分はエスカレーターが付いて、外からは手術の跡がくっきりと残り、古さと新しさが同居している。改札も自動になって、駅舎は古いままなのだけど化粧直しされていて若返っています。改札を出て、何度も降りたことのある階段。なにも変っていない。しかし一歩出ると見たことも無い別世界。駅前は車が通れないくらいのところだったのが、造成中でバスが入れる位の広場になるようだ。誰よりもくわしく覚えた細い路地の数々が姿を消していた。一本の広い道。後々まで、ハワイを誤解する元となった、ハワイの名の大人の娯楽場も姿を消し、一番速い玉を誰が最初に克服するかと競ったバッティングセンター、世界一おいしいと思っていた、いつも迷いに迷って、毎回いちごのついたのを買っていたケーキ屋さんも過去のもの。何度か通ったことのある大きなプールのある模型店もシャッターが閉まり夢の跡。すこし歩くと、懐かしい商店街。活気はなくなっていますが、ここだけは過去のまま。ただ、自分自身が大きくなったからか、記憶にあった広い道は、車もやっと通れる狭い道、高いと思っていたアーケードもこんなに背が低い。八百屋の前で話をしているお店の人と母子。とおり過ぎようと女性を見ると見覚えのある顔。恭子ちゃんじゃないか。どうだろうか。ある日から学校に来なくなり、家の事情で隣町に引っ越したと聞いた。何があったのかは知らないまま。ほっそりしてて、とてもやさしかった。このまちに引っ越していたのか。こんなときは、どうしたらよいのだろう。普通は、ワァとか言って騒ぐのだろうか・・・目と目が合う。その瞬間、女性は三回瞬きをする。そしてじっと目を見つめた。昔と変ってない。間違えない。そのまま通り過ぎた。多分お互いわかったであろう。でもそのまま声もかけずに過ぎて行った。時が過ぎたのと同じように。過去の世界、封印を解かないのが良いこともある。雨が降ってきた。同情の恵みか、助けられる。昔よく来た町。迷わず目的地に到着。そして振り返ることなく車に乗る。
2003年02月09日
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寒いと車のトラブルが多くて、まともに屋内で事務仕事ができないくらい、外ばっかり行っています。工場で物を生産しているのと違い、時間があるのか無いのかの生活です。お昼ごはんがいつでとか、晩ご飯がいつだとかは、ケセラセラであります。パンかじりながら移動したり、お客さんのところでご馳走になったり。バッテリーが弱っていただけの仕事でした。16時になってましたが、ファミリーレストランでおごってくれるとのことなんで、遠慮しながらも内心今日は助かったと財布をいたわるために、のこのこと憑いていきます。「おんなじのでいいです。」「とんかつ定食2つ。」高いのも安いのも、気を使うので、同じものをと注文します。お昼に500円以上のものを食べるなんて何年ぶりかと考えておりました。「今日、忙しくて昼を食べてないんだ。一人レストランに入るのもはずかしくて、また面倒というのもあって、毎日牛丼ばかりだったんで、付き合ってもらって助かりました。レッカー代考えたら安いもんです。」こんな方ばかりだといいのにと、お客さんに感謝感謝です。これで晩飯が助かりました。すこし離れたところに、親子と見られる3人が座っておりました。手を必死に動かしています。手話での会話だとわかりました。お母さんと思われる人は声を出しているので、息子さんに障害があるのでしょう。年頃で中学生かな高校生かなといった感じです。しゃべれないコミュニケーションは本当に難しいです。自分自身も以前に大失敗していますし。思っていることが伝わらないと、良くしていても悪く取られます。注文したものを待っている間に、先ほどの親子のところに運ばれていきます。障害があっても、親子仲良く暮らせたら本当にいいなと話をしておりました。しかし信じられないものを見てしまいました。本人がナイフとフォークで切ろうとしていたところ、お母さんが横から料理を切り出したのです。そして、フォークにそれを刺して、息子の口元へ。それをたべる息子。障害があるからと言って、すべてができないのではないのです。以前にある先生が言っておりました。車椅子の子から花瓶の水の入れ替えの仕事を奪ってしまったことがあります。その子は花が好きで、花瓶の水の入れ替えぐらい自分でできるのです。それを障害があるから、何でもかんでもしてあげないといけないと思い、私がその子が楽しみにしている仕事を奪ったのです。泣かれて初めてわかりました。障害があるから、まわりのみんながすべての事を保護しないといけないのではないのです。障害を持つ方も、自分で何かができるという喜びを持っています。出来ないところだけを助けないといけないのです。逆に障害を持つ方に助けてもらうこともあるはずです。できることを出来る者がやる。健常者も含めてのことです。それをやることが真の平等です。
2003年02月06日
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忙しいときには新聞、テレビをまともに見ることができません。当然世の中の動きから取り残されることになります。一月はゆっくりした月であるのですが、それでも月末にしないといけないこと、週末にしないといけないことが同時にくると大変なのであります。今回そこに天気の悪さが重なり運の悪さを恨むしかありません。こう云うときは開き直ってひとつずつ片付けていくしかないのです。当然、テレビは見ませんから世の動きから隔離されてしまうのです。自動車のセールスは、1000から1500件くらいのお客様を担当します。若いセールスや販売の少ないセールスでしたら200から300件くらいでしょう。まあ、所属している会社にもよりますし、扱い車種でも違いますので、これより多かったり少なかったりはします。これだけの数があると、当然寝る間どころか、トイレにもいけない状態で、一度に3本の電話を同時に、待たせながら対応したりもします。テレビは当然見れません。新聞すら見れないこともあります。セールスが世間の情報から疎くなると営業活動に影響します。話題を作ることが重要な仕事ですので痛手となります。しかしそこはベテラン、大丈夫なのであります。お客さんから提供してもらうのです。常にその形になっている方もあります。一般的な情報を手に入れるのに、ある程度テレビや新聞を見て情報としてつかまなくてはいけません。それにプラスして、専門の情報や裏のネタもつかまなければなりません。通常の仕事もありますので、1日いくら時間があってもでも足りない状況になります。だから話のネタ情報は他人に噛み砕いてもらうのです。あるベテランセールスのはなし。嫁さんの会話から世間一般のことを聞き出しています。専業主婦で働いていないとかみんな言うけど、俺は働いてもらっていると考えている。テレビや新聞に書いてあることは誰でも知ることのできるものだから、どんどん見てもらって、帰ってから話を聞くようにしているんだ。そうしたら、楽して世間のこともわかるし、夫婦の会話にもなるしで一石二鳥なんだ。テレビを見て自分でネタ作ろうとしたら、それこそ1日48時間必要だからね。疑問に思ったことは深く追求するけど、そういうのはわかってくれていて切り抜きとかしてくれているんだ。つまり専業情報工作員なんだ。この日記を書いている最中にもお客さんから生死にかかわる重要な情報が入ってきました。急げ!「スーパーでカップラーメンの数量限定の特売してるぞ。」
2003年02月01日
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