帰って来たかえるのへや

その6)12月20日記


2006.12.20記)その6「何故か、催眠誘導体験。その2」


その者が「上に立つ強大なもの」でなく、「黒く萎縮した小さな存在」であった事で
わたしは瞬間すべてを理解した気がした。

therapist「その相手は何と言っていますか」
Kaeru  「わたしの、他人の悪口をしきりに言っている...。
     あんたなんか何にもできないくせに、できないくせにィィィィ---って」
ヒステリックに叫ぶ小さな悪魔。
他人を非難してはいるが、誰よりも自分自身に満足が行っていない。
この人は何一つ自分自身の大切な事をやってみていない。
一度も自分に満足していない。
力を出し尽くして満足して眠る人が許せない。
退屈しのぎに相手の足を引っ張るが、
人の事なんか本当はこの人にはどうでもいい、この人は誰とも関係ない。

......愛していた、わたしはこの人に認めて欲しかった。
でもこの人はわたしを見ない。
わたしがどれほど愛そうとしても
それはこの人にとってただの束縛でしかない。
わたしが手をかけている限りこの人はわたしへの抵抗に時間潰しをし、
本当の現実に、自分の課題に手をつけることができない。

わたしは暴れるその人を抱える手を緩めその人を自由にして立たせた。

therapist「何と言ってる」
Kaeru  「けげんな、不思議そうな顔をしている。」
自分がわたしへ逆らう事をもっと非難され攻撃されると思っていたのに
仕返しもされずただ解放されたのを怪しみ訝しんでいる。
振り返り振り返り、こそこそ立ち去るその人。
わたしはそれを泣きながら見ている。
あなたを愛していた、束縛しようなんて思っていなかった。
支配しようなんて思っていなかった。
ただあまりに破壊的になっているあなたが壊れないよう守りたかっただけなのに。
風が吹き抜ける。こころに。

therapist「この状況を見ているもう1人のもっと大きなあなたがいます。
     その人は何と言っていますか?」
Kaeru  「「それでいいのよ」って。」
therapistである椎木さんが書くマンガのキャラクターの絵柄で出た
美しい髪の長いほっそりした女性は自分?
それともハイヤーセルフという人だろうか。

therapist「大きなあなたになってあなた自身を抱き締める事ができますか」
Kaeru  「できない。彼女は誰かに頼る事を望んでいないから。
     誰にも慰められたくない。」
でもそっと肩に触れてみた。両肩を抱いた。
あ、向かい合わせになれた。
抱き合う事はできないけれど、軽く腕の中におさめる事はできる。
抱かれる自分は抱く自分のほっそり美しいふくらはぎ、足首を見ている。
顔は良く見えないが、これはともかく現実の自分には
(若くて痩せている頃から)ないものだ。

そして物語はこれで区切り、
ちょうど時間にもなって覚醒誘導に移行し、これで催眠誘導は終わったのた。




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