帰って来たかえるのへや



  「カナブンとは?」 (2003年5月17日の日記より抜粋)


それは、先日お話したウチのカナリヤの名です。
夢のカナリヤを買ったものの、ぴったりする名を思いつかず、
麗しいイメージにあう名は呼びにくかったりで、さんざん夫と候補を挙げた。

これが文鳥なら「ぶんちゃん」できまりなのになあ。

もうそれでもいいかも。菅原文ちゃん好きだし(オスです。オスの方が良く鳴くとの事で)。

カナリヤでぶんちゃんなら「カナブン」か。

 ! 

それはいや.....!!

カナブンを思いついたのはわたしだが、夫におお受けして、
そんなのギャグだよ~と訴えてもカナブンカナブンカナブンと連呼を始めた。
彼は一度気に入るとくどいのだ。

はかなく麗しいしかも高い!(文鳥の3倍)カナリアに何が哀しゅうて。

わたしの頭にはその昔せっかく父が捉えて来たのに、
餌を受け付けず死んでしまったメジロ達があって(今は捕獲は罪になります)、
鳥というのは何も言わずすぐ死んでしまうものというイメージがあった。

家に連れ帰ったこの子を驚かせないよう、カゴを新聞紙で覆い、ドアを閉め、
餌を食べている事が確認できるまでは、と誰も覗くなと言い渡した。
翌日餌は減っているようなので明日あたり新聞だけ取り払ってみようかな、と思っていたら。
翌朝5時前から大音声で鳴き始めた。
途切れる事なくピーロロロ、ピーロロロと長鳴きを続けるその声を
カナリアのものとは思わなかった。
たまたまその時お泊まりに来ていた友だちの目覚ましの音と思い込み、
なぜあの子はいつまでも目覚ましを止めてくれないのだろうと思った。
結局起きだして家事を始めたわたしは同じく起きだして来た友だちと会い、事態が判明した。

どの鳥がデリケートだって...?

こうして晴れてカナリアはヤクザをしょった「カナブン」になったのであった。



わたしをカナリアにいざなったのは浜あゆの「kanariya」だが、
最近もうひとつお気に入りの「カナリア」を見つけた。
佐野加織というシャンソン歌手の歌う「カナリア」。
こちらのページで視聴できますので良かったら聞いてみて下さい。

http://www.nature-piano.com/mworks/sdance/sdance.html

陽水が作った曲との事で、陽水の歌う「カナリア」も次に聞いてみたのですが、
はじめに佐野さんの歌で入ってしまったので、そっちの方が良くなってしまった。
わたしだけでしょうか、明菜の「わたしは泣いた事がない」などもそうだったけど、
女性が素直に歌った方が元歌のように感じてしまう所があります、陽水の歌には。
本人が歌うと技巧的でハスに構えているので。しかもなぜか後味が悪いし。
(でも陽水は嫌いじゃないのよ。)









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