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建物や敷地は小さいのですが、金運神社と言われている神社です。お店のお客様におしえていただきました。山梨のパワースポットで検索すると出てくるよ。正式名は「新屋山神社」社殿に入ると、お参りする前に宮司さんがお祓いをしてくれます。こんな神社は初めてでした。祭神 大山祇の大神大山祇の大神の娘 磐長姫の命も祭られています。このイワナが姫の命はね、彼女をお嫁さんにもらえば、永遠の命が約束されたはずなんです。古事記の中のお話です。ニニギノミコトがイワナが姫とコノハナサクヤ姫の姉妹をお嫁さんにしました。でもね、器量が悪かったので、妹で美人のコノハナサクヤ姫だけ残して、イワナが姫には実家に帰ってもらったのよ。イワナが姫は実家に帰らないで死んでしまいました。かわいそう。。。(T_T)イワナが姫の命を祭っているからか?30センチ位の石が置いてあって、作法にしたがって石を持ち上げると、願いが叶うか分かるそうです。奥の院もあるはずなのですが、見つかりませんでした。いつかまた今度行きます。久しぶりの良い天気です。富士山の写真を撮る人の集まるスポットでパチリ。
2016年10月04日
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25代武烈天皇は 10歳で即位し 18歳で崩御したそうです。 祖父に当たる 雄略天皇に 性格が似たのか 作り事なのか とても残虐な 性格だったと 古事記とは別の書物(日本書紀) に 書かれていたそうです。 崩御した時 子は無く、皇位継承者が 途絶えてしまいました。 そこで、応神天皇の五世の孫を 仁賢天皇の皇女(武烈天皇と兄妹)と結婚して 26代継体天皇 として皇位を継いだのでした。 継体天皇は たくさん子供があり、子供が次々に即位します。 27代安閑天皇 28代宣化天皇 正室の子29代欽明天皇 欽明天皇も子供がたくさんあり 後継者は続きました。 でも、やはり 途絶えたのか 日本最初の女性天皇 33代推古天皇が即位しました。 古事記による 系譜も推古天皇までしか 書いてありません。 古事記は 上巻 中巻 下巻で これで 終わりです。 つたない文にお付き合いいただき ありがとうございました。 完 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 下の図を見ると 皆さんの知っている 聖徳太子もでてきます。 古事記の世界は 聖徳太子の生まれる前の お話だったんです。 改めて ふ~ん。 ずいぶんと 古い話なんだなと 思いました。 参考文献 参考サイト 日本の神話 ウイキペディア 日本の歴史 1 井上光貞 日本神話の御殿 阿刀田高の楽しい古事記 古事記物語 古事記の起源 ひむか神話街道:50の物語 古事記と日本書紀 円環伝承 倭国神話の謎 ツクヨミー秘された神 日本の神話を考える 古事記と日本書紀 物部氏の正体 曽我氏の正体 からくり読み解き古事記 その他 トップの写真は今日の富士山です。 昨日は見えなかったのに今日は雪化粧をしていました。
2015年10月12日
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弟 顕宗天皇が即位し 二人は 無念の死を遂げた 父の墓を 作る事にしました。 そこで 父の骨を探していますと、老人が現れ 「私が 場所をおぼえています。ご案内いたします。」 その老人のいう場所を 掘ると 人骨が 出てきました。 人骨には オシハ王と同じ 特徴のある八重歯が あります。 確かに オシハ王の骨でした。 ばらばらな骨は オシハ王の残忍な殺され方を ものがたっています。 兄弟は ますます 雄略天皇への 恨みが膨らみました。 父の墓を建てると、 弟天皇は 「ゆるせない! 雄略天皇の墓を壊してやる!」 と言いました。 兄は 「それなら、私が 壊してきます。」 と 出かけて行きました。 帰った兄に 弟天皇は 「めちゃくちゃに してきたか?」 「ちょっとだけ 壊してきた。」 「えー、なんで?兄さんはくやしくないの?」 「ちょっと 壊せば 雄略天皇を辱める事になる。復讐になる。 いくら 父を殺した憎いやつでも 天下を治めた 先輩天皇だぞ。 顕宗天皇の代に 仇とはいえ 先輩天皇の墓を 壊したとなれば 顕宗天皇の名誉に 傷がつくと思うよ。」 「なるほど、そうか」 さすが 兄ですね。 顕宗天皇は 37歳で崩御しました。 弟天皇に子の無かったので 兄が 24代仁賢天皇に即位しました。 仁賢天皇は 仇の雄略天皇の娘を 正室にし 二人の間に 生まれた子が 25代武烈天皇に即位します。 やっぱり この兄天皇は 心の広い人なんですね。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 つづくと書いても 古事記の 物語的な物は この二人で終わっています。 後は 33代推古天皇まで ただ 系譜が書いてあるようです。 次回で わたしの簡単古事記は 終わります。
2015年10月11日
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23代顕宗(ケンソウ)天皇の お話です。 かつて、牛飼い馬飼いをして 生き延びていた 幼い皇子たちも りっぱな 青年になりました。 ある日 オケ皇子(顕宗天皇)は 歌会に出かけました。 若い男女が 歌を披露する場です。 皇子には 嫁にと思う 好きな娘がいました。 名前を オウオ姫と言います。 生意気な豪族の シビが皇子への当てつけに オウオ姫の手を取りながら 歌いました。 シビ 「おかしいな、宮殿は かたむいているぞ」 それを受け オケ皇子は 皇子 「傾いているのは 大工がへたなんだ」 と返します。 と、またシビが シビ 「どんな王でも われらの垣根の中へは 入れない」 と詠みました。 皇子は 歌を返しました。 皇子 「荒い 荒い 潮の中 シビ(鮪)は泳ぐ シビにはシビの妻が添う。」 (シビとは マグロのことなんです。) シビ 「宮殿の垣根は ぼろぼろだ われが 切って 焼いてやる」 皇子 「シビは マグロだ 鮪を突く 海人には かなうまい」 こんなやり取りが 朝まで 続きました。 疲れますね。 確かに この頃の 天皇家は 衰退していました。 代わりに 平群と言う 豪族が幅を利かせていたようです。 それにしても 天皇家に 言いたい放題 やりたい放題 に 二人の皇子は 相談し 平群を 討つことに決めました。 平群を討って 天皇を即位しようと しましたが、 この皇子たち またも 譲り合い なかなか 即位しません。 そこで 兄が 弟に 「シジムでの宴の時 そなたが 歌の中で オシハ王の皇子と 名乗らなかったら ここに二人はいない。 だから弟よ 先に即位してくれ。」 と言いました。 そこで 弟 オケ皇子が 顕宗天皇に即位しました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 兄は 弟の後 24代仁賢天皇となります。
2015年10月10日
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雄略天皇の後 一人息子が 22代清寧(セイネイ)天皇に即位 しました。 清寧天皇は 結婚もせず、もちろん子も無く 崩御してしまいました。 次の天皇に 即位する人がいません。 宮中は たいへんです。 次の天皇・・・・・・あ! 天皇代理を 勤めていた 飯豊王(女性です)は 思い出しました。 雄略天皇に殺され 無念の死を遂げた兄 市辺忍歯王には 可愛い皇子が二人いたはずです。 今こそ あの皇子たちに 天皇を継がせるべきです。 彼たちの他に 王位は ありません。 なんとか 探しださなくては。 みんなに 二人の皇子を探すよう伝えました。 ある時 播磨の国に赴任した オダテと言う人が シジムと言う人物の新築祝いに 招かれました。 楽しい宴会が 続き あそこで かまたきをしている 小僧たちに 踊ってもらおうではないか。 と誰かが言いました。 少年たちは 兄弟で 兄が先に、弟が先にと 譲り合い 微笑ましい兄弟です。 結局、兄が踊り、歌いました。 後から 弟も 踊り、歌います。 「立派な武人が 太刀に 赤いひもをつけ♪ 赤い旗を立ていかにも人目を引く姿をしている♪ それを見ると 敵も恐れて 竹藪深く かくれてしまう♪ 八弦琴を あやつるように 世を治めた 天皇は♪ 五代前の履仲天皇♪ どこまでもりっぱに天下をお治めになったお方である♪ その皇子に忍歯王とおっしゃる方がいた♪ みんなの人々よ、われわれ二人は♪ その忍歯王(おしはのみこ)の子であるぞ」 と歌いました。 「みつけたー!」 探していた 皇子たちです。 牛飼い 馬飼い になっていた皇子たちです。 オダテはびっくり、そして涙 「皇子たちよ、良くご無事に 生き延びてくれました。」 オダテは 皇子たちを宮殿に連れて行きました。 叔母に当たる 飯豊王も 喜びの 涙 涙 でした。 二人とも 逃げて 生き延びて 良かったですね。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 二人は 後に 次男が 23代顕宗(ケンソウ)天皇に即位します。 兄は その後 24代仁賢(ニンケン)天皇に即位します。 私の手元資料では 飯豊王は市辺忍歯王(↓市辺押磐皇子)の 妹なんですが Wikipedia の 天皇系図だと 娘となっています。
2015年10月09日
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21代雄略(ユウリャク)天皇の 即位する前の話です。 雄略天皇と いとこの オシハ王は 狩りに行きました。 雄略天皇の お付きの者は 雄略天皇に 「オシハ王は ちょっと偉そうにしてますね。」 と言いました。 「私も 気に入らないと 思っていた。邪魔なやつだし、 いっそ殺してしまおう。」 怖い人ですね。 自分は甲冑を着込み 獲物を 狩る振りをして オシハ王に矢を放ち 八つ裂きにしてしまいました。 やっぱり、暴君だ。 父を殺された オシハ王の子供たちは 殺されるのを恐れ 播磨の国のシジムと言う家に 身を寄せます。 長い年月 二人は 牛飼い 馬飼いとして 隠れ住みました。 ある日雄略天皇は ある豪族の家の屋根を 見て 「なんと、生意気な! 我が宮殿と同じ飾りがある。 この家は 焼いてしまえ!」 と言いました。 家の者はたまりません。 「どうぞ、おゆるしを。。。。。お詫びに この犬をお持ちください。」 豪族のくれた犬は 白い布を着て 綱をつけた 変わった白い犬でした。 「これは 気に入った。今回は許してやろう。」 この犬は 婚礼の引き出物にしました。 ある日葛城山は 天皇一行が 上っていると 同じように 立派な着物を着た 一行が山を登って来ました。 「この国に 私しか天皇はいないのに あの者たちは誰だ。」 すると あちらの者も 「この国に 私しか天皇はいないのに あの者たちは誰だ。」 と、 「頭にきた! 矢で討て!」 矢を構えると あちらも 同じく矢を構えました。 「名前を 名乗ってから 討ち合おう。」 雄略天皇が言うと 「葛城の一言主大神じゃ。」 天皇は神様に会ってしまったのでした。 天皇一行は衣を脱いで 一言大神に献上し 山を降りたそうです。 雄略天皇は 124歳で崩御しました。 長生きでしたね。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 牛飼い 馬飼い になった 二人の皇子 次に 出てきます。雄略天皇は 宋書の中で 倭の五王 倭王武と書かれた人物と言われています。 倭の五王 - Wikipedia
2015年10月08日
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允恭天皇の子 カル皇子が死に 弟の穴穂皇子が 20代安康(アンコウ)天皇に 即位しました。 安康天皇は 大日下王の娘を 弟の嫁にと思い 使者を向かわせました。 大日下王は 喜び 天皇への貢物を 使者に持たせましす。 ところが この使者 悪者でして、貢物を我が物にし、 天皇には 大日下王は 娘の嫁入りを拒否したと 告げました。 ついでに 天皇の悪口を 言っていたとも 告げました。 ひどいやつです。 ついに 怒った天皇は 大日下王を 殺してしまいました。 使者の話が 本当かどうか調べなかったんでしょうか。 ついでに大日下王の美しい妃も 自分の妃に してしまいました。 美しい妃の間には 幼い息子がいます。 もちろん、大日下王の息子ですが その子も宮殿に連れて来て 一緒にくらしていました。 ある日 安康天皇は 妃に 「マヨワ王は 父を殺したのが 私だと知ったら、私を怨むだろうか。」 と言いました。 それを 聞いてしまった 7歳のマヨワ王。 昔の7歳は すごいですね。 天皇が寝ている所を襲い、 父大日下王の仇を討ってまいました。 それで 済むわけありません。 追われた マヨワ王は ツブラ大臣の家に逃げ込みました。 ツブラ大臣は 幼い子が 私を頼ったのだから と 天皇の兵と戦う事 に心を決めました。 天皇の弟 大長谷皇子は ツブラ大臣に 「そなたの 娘を 私の妃にしよう。親戚にになる 私に マヨワ王をわたしてくれ。」 と、もちかけます。 「娘の事は ありがたいお話、どうぞ貰ってください。 しかし、幼い王子が私を頼って来たのです。 ここで差し出すわけには いきません。 私はこの王子を 守って死にます。 どうぞ 私が死んだ その後 娘をもらってください。」 大長谷皇子は マヨワ王子とツブラ大臣を 討ち、 約束どおり 娘の韓姫を 妃にしました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 大長谷皇子は後に 雄略天皇に 即位します。 478年に 倭王武として 宋に上表文を送った有名人ですが 残虐 非道の人 と言われています。 大長谷皇子には クロヒコ皇子とシロヒコ皇子言う 二人の兄がいましたが、天皇の仇打ちに やる気のない態度をした ので 頭にきて 惨殺してしまいました。 怖い人です。
2015年10月07日
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反正天皇の後 弟が 19代允恭(インギョウ)天皇に即位しました。 病弱なので辞退するつもりでしたが みんなが薦めるので 即位しました。 允恭天皇の即位を祝って 新羅から貢物が届きました。 その中には 天皇のための薬もあります。 そして、天皇の病気の治療のために 薬師も渡って来ました。 さて、どんな天皇だったのでしょう。 允恭天皇は みんなの 氏姓が 乱れている事を嘆き きちんと正す事を考えました。 名前が 間違っている?って事か? それとも、偽名を使っている?って事か? 氏は 生まれ血筋を表し、 姓は 大和における職や階級を表します。 さて、どんなふうに 調べたかと言うと 熱い湯に 手を入れさせ やけどしなかったら 正しい。 あちっ! やけどしたら、嘘つき。 手の皮の厚い人は 正直者と言う事でしょうか。 ちょっと、信じられない。 怪しい宗教の人たちじゃあるまいに。 と思ってしまいますね。 一応、きちんと 氏姓を 正して 78歳で崩御しました。 允恭天皇が崩御すると 木梨カル皇子が即位する予定でしたが ちょっと問題を起こしました。 カル皇子は 同母の妹 カル姫 を好きになってしまったのです。 兄弟や叔父叔母との結婚が あった時代ですが 同じ父母から 産まれた兄妹の結婚はやっぱりダメだったようでした。 カル皇子は 流刑になりました。 妹の カル姫は 兄を慕って泣き、和歌を詠みました。 やがて、カル姫は 兄のいる地へ 行き 二人は共に命を絶ちました。 つづく (送料無料)【記念硬貨】 地方自治法施行60周年 「愛媛県」 1000円プルーフ銀貨 記念切手付きBセット【道後温泉】。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 わたしの持っている本によると流刑地は道後温泉の辺りだそうです。 古事記には 軽皇子と軽大郎女の恋を 和歌で表わしています。 和歌は面倒なので載せません。 <(_ _)>
2015年10月06日
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超特価!大杯 テレビやめでたいときに見かける大きな杯です。歯の綺麗なイケメン ミズハワケ王は後に 18代反正(ハンショウ)天皇になります。 履中天皇に背いた スミエノナカツ王を 成敗する事を 天皇に誓ったミズハワケ王でしたが 「ガードの固いナカツ王をどうやってやっつけようかなぁ。」 と悩んでいました。 そこで ソバカリと言う ナカツ王の部下に 「大臣にしてあげるから ナカツ王を裏切って くれないかな。」 と 持ちかけました。 ソバカリは 簡単に引き受け、 簡単に ナカツ王を取ってしまいました。 「えー。もう?」 ミズハワケ王が 持ちかけたとは言え びっくり。 (こんなに簡単に 主君を 裏切るとは・・・なんと怖いやつだ。 もし、私の部下にしたら いつ裏切られるか わかったものじゃな い。でも、約束はまもらなくては・・・どうしよう。 ・・・かわいそうだが・・・) ミズハワケ王は 約束どうり 宴会を開き 部下の前で ソバカリに大臣の辞令を告げました。 大きな杯で 酒を酌み交わします。 ミズハワケ王が先に 呑みほし、 次に ソバカリが 呑みます。 大きな杯で ソバカリの顔が隠れた時、 バサ! お気の毒です。 大臣になりたかったのに・・・ ミズハワケ王は 履中天皇のいる 石上神宮へ 行き報告を受けました。 天皇は ナカツ王を 成敗した ミズハワケ王を 中へ招き 語り合いました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 中国の宋書の中に 倭国の王 と書かれている 人物が 5人います。名は 讃、珍、済、輿、武 古代史研究者たちの本によると 大体が 15応神 讃? 17履中 讃? 18反正 珍 19允恭 済 20安康 興 21雄略 武 ではないか と言われています。 ご由緒【七支刀(しちしとう)】|石上神宮 百済から来た変わった形の刀も 石上神宮に納められています。
2015年10月05日
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仁徳天皇の子 17代履中天皇(リチュウテンノウ)のはなしです。 履中天皇は 宮殿の宴会で 酔って眠ってしまいました。 お酒に弱かったのかな。 そのうちに パチパチと火が そして 煙が立ち込めました。 何者かが 宮殿に火をつけたのです。 火は瞬く間に広がり 天皇が寝ている部屋を 焼きました。 火事は 天皇を亡き者に しようと企む 弟スミエノナカツ王の仕業です。 しかし、いち早く 陰謀に気づいた部下は 天皇を馬に乗せ 宮殿を抜け出しました。 良かったですね。 馬に揺られても きもち良く寝ています。 大物ですね。 やっと、目覚めた天皇は 燃える宮殿を 遠くから眺め 野宿するなら 毛布でも持って来れば良かったな。 と言う意味の和歌を 詠みました。 やっぱり、大物です。 夜が明け さて どこに行こうか。 出会った女性に 道を尋ねると 「この道は 武器を持った兵が たくさんいました。 あちら側に 行かれた方がいいですよ。」 と教えられました。 その女性の言うように 上って行くと 石上神社に着きました。 履中天皇は しばらく 石上神社に 身を隠す事にきめました。 そこへ 異母弟のミズハワケ王が訪ねて来ました。 しかし、天皇に会ってもらえません。 「やだ。会わない。どうせ 私を殺しに来たんだ。」 弟に 背かれた 天皇は 人を信用する事が できなくなりました。 ミズハワケ王は 「私は 天皇支持派です。信じて下さい。」 天皇は 「ならば、私を殺そうとした スミエノナカツ王を 成敗してくれ。」 と言いました。 ミズハワケ王は 「分かりました。」 と、石上神社を後にしました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 昔は権力争いが 多く おちおち寝てもいられなかったのですね。 水歯別王(ミズハワケオウ)は 名前のとおり 歯の綺麗な王 だったようです。 体もがっちり 背も高く 良い男 わたしが見てきたのではありません。 炎の猫、カッコいい絵でしょ。 絵は6年くらい前、どこか無料サイトで拾ってきました。どこかは覚えていなくて、まずいかしら。
2015年10月04日
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嫉妬深い イワノ妃がいる仁徳天皇(ニントクテンノウ)ですが こりずに気に入った子を 見つけました。 天皇は 弟のハヤブサを呼び 「ハヤブサよ、メドリと言う可愛い子見つけたんだけど、 妃になってくれるように 話を付けて来てくれないかな。」 ハヤブサは さっそく メドリの家へ行きました。 「仁徳天皇が あなたを 嫁にしたいと 言っています。 お返事を ください。」 するとメドリは 「いや!絶対いや! あんな 怖いイワノ妃のいる宮殿へは行きません。 イワノ妃の尻に敷かれてる 天皇はタイプじゃありません。 私のタイプは あなた様のような 男性です。 ハヤブサ様となら 結婚したいわ。」 ハヤブサは 天皇に何と伝えようか 悩みましたが 自分の方がタイプなんて とっても言えません。 どうしよう。 つづく
2015年10月03日
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渡来人ヌリノミと言う人の家に籠ってしまった 仁徳天皇の嫉妬深い皇后 イワノ妃 困った天皇は 使いを出しました。 使いの者は 雨の降る中 イワノ妃に 天皇の言葉を伝えようとしましが 会ってもらえません。 使いの者は ヌリミノの家の前で 雨に濡れながら待ちました。 服の色が 雨に濡れ 変わってしまうほど 待ちました。 気の毒に 思った侍女は 妃に願い出ました。 「お妃様 どうぞ 使いの者の話を 聞いてやって下さい お願いします。あの者は 私の兄なのです。」 「えー、そうなの。雨に濡れてかわいそうに… お前の兄なら会ってもいいよ。」 妃は もう帰ってもいいかな。 と思っていましたが 引っ込みが つかない感じです。 かいこが桑の葉を食べる様子を見ながら 考えていました。 天皇が迎えに来るかなぁ。 来たら なんて言おうか… 皆で 考えました。 かいこ! かいこを見たかったのよ。そうよ。そう言おうっと。 使いの者は 天皇に伝えました。 「妃様は ヌリノミの家に 珍しい生き物がいるので 滞在して 観察しているそうです。」 「どんな生き物だ?」 「最初は 這う虫で 次に繭になり やがて空を飛ぶ虫です。」 天皇は なんだ蚕か。と思いましたが、 妃を迎えに行かないと 怖いな。 仕方がない。 行ってやるか。なんて 思いました。 「ふ~ん。珍しいな。じゃあ私も見に行こうかな。」 仲直りした 天皇夫婦 でしたが かわいそうな 側室 八田若郎女は 独身で 過ごしたとか。 でもね、八田部と言う 部族を作ったたそうです。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 まったく めんどくさい夫婦ですね。 現代の夫婦も喧嘩の 引き際 収め方 悩む所ですね。 謝りたくないけど…仲直りしたい。 私も そんな事思います。 ときどき。
2015年10月02日
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応神天皇の死後 天皇の遺言で末弟が 天皇になるはずでした。 しかし、クーデターを起こした応神天皇の長男が弟たちに討たれ、 仲の良い兄弟が天皇の座を譲り合っているうちに 弟は亡くなってしまいました。 仕方がないので次男のオオザサギが仁徳天皇になりました。 仁徳天皇は高い所から 国を眺めていますと 夕食時なのに 煮炊きをする 煙があまり あがりません。 民が 貧しいのからだと思った天皇は 税金の徴収を 見合わせる事にしました。 三年の月日が経ち 宮殿は雨漏りがするほど 古びてしまいました。 天皇はまた、高い所から 国中を見まわしました。 国中から 煙があがっています。 民は裕福になっていたのでした。 天皇はようやく 税の徴収をしたのでした。 こんな素晴らしい天皇ですが 弱点がありました。 お気の毒に 皇后が 異常に 嫉妬深くて… 現代なら当たり前なんですが。 まあ、この時代 一夫多妻ですから、ヤキモチなんて焼いていたら 身がもちません。 天皇のお気に入りの クロ姫は 皇后のイワノ姫を恐れて 吉備へ帰る事にしました。 悲しんだ天皇は 「おお、愛する妻が 故郷に帰ってしまう。」 と言う意味の 和歌を詠みました。 それを知った皇后は 怒り、クロ姫の 船を取り上げ 歩いて吉備へ帰らせました。 (怖い。) 皇后が 柏の葉を取りに 舟で遠出する事がありました。 たくさんの葉を摘み舟に積んで帰ろうとしている時です。 「皇后さまは知らないんだね。今頃 天皇様は美人の八田若郎女 と仲良くしているのにね。」 と言う 話が聞こえました。 「頭にきた!もう帰らない! ぜったい帰らない!」 ぷんぷんぷん 皇后は 怒って 積んだ葉を海に撒き散らし 都に帰らず 渡来人ヌリノミと言う人の家に こもってしまいました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 下巻は あまり有名人は いないように思いますが 古事記ってこんなん。ふ~ん。 と知っていただけたらと思います。 暇でしたら 神話編 中巻 もどうぞ。
2015年09月30日
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その嫁は 料理が上手で おいしい物を いつも作ってくれました。 良い嫁ですね。 しかし、天之日矛は 傲慢で いつも威張りくさり 嫁を怒鳴っています。 (やっぱり、やな男ですね。) 「もう、イヤです。 私は元々 あんたごとき の嫁になる 女ではありません。 親の 国へ帰ります。」 とうとう、切れちゃいましたね。 ブチ切れた 嫁は 出て行ってしまいました。 親の国?どこでしょうか。 嫁は 舟に乗り 親の国 日本の難波に着きました。 妻に逃げられた 天之日矛は 妻を追って 日本に渡りました。 嫁のいる難波に 行きましたが追い返されてしまいました。仕方なく 但馬と言う地に着いた 天之日矛はその地で 多遅摩(タジマ) と言う名の豪族の娘と結婚し その地で暮らしました。 おわり 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 この話によると 神功皇后の祖先は 新羅からやって来た 怒りんぼうの偉い人、(実は皇子) ということになります。 他にも 子孫に タジマモリ と言う名の人がいます。垂仁天皇に仕え 橘の木を 取りに行った人です。垂仁天皇の再婚 魏志倭人伝によると大陸との行き来はあったようなので 新羅から来た人が先祖になってもおかしくないと思います。 でも日本に渡って来た新羅の皇子をイヤな男に書いたのは、新羅との関係に問題があったのかもしれません。 三百年位の間に、朝鮮半島の百済と手を結んで新羅を攻めたり、 新羅から使者が来たり、新羅の帰化人が増えたりと関係が 変化していました。(本の年表によると) 応神天皇は実在の天皇の始めだと言われています。でも、母の神功皇后は 実在しないでしょう、と言われています。 古事記はお話です。お話の中から 本当の歴史を探っている学者さんがいます。 でもね、私は現代語訳を楽しんで読んで もっと簡単に書いているだけです。真剣に研究している人ごめんなさい。 これで 古事記中巻は 終わりです。 次回は古事記下巻に入ります。
2015年09月28日
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神功皇后の先祖のお話です。 新羅に阿具沼と言う地がありました。 その沼のほとりで一人の娘が 昼寝をしていました。 偶然 通りかかった農夫が その娘を見ていますと きれいな光が 娘の腹のあたりに 射しました。 光が何だったのか 気になった農夫は それから 娘を見つけると つい眺めてしまいます。 娘は 農夫が会う度に 腹が大きくなっていきました。 どうやら、あの光で妊娠したようです。 娘が どんな子を産むのか 気になった農夫は 娘を見つけると また、眺めてしまいます。 ある日 農夫はついに 娘の出産に遭遇しました。 ところが びっくりです。 娘の産んだのは 子供ではなく 光り輝く赤い玉でした。 農夫は 娘に「この玉をくれないか?」 と、娘は 「あげます。どうぞ、どうぞ。 こんな玉を産んだなんて内緒にしてください」 農夫は もらった玉を袋に入れて持ち歩きました。 ある時 牛に食糧を積んで 山に入ろうとしていた農夫に 天之日矛(アマノヒボコ)と言う名の役人が 呼び止めました。 「おい、おまえ。牛を山に連れて行って 喰うつもりだろ。」 「牛を? そんな事しません。山で働く仲間へ食糧を 運ぶところ です。どうぞ、行かせてください。」 「怪しいな。 捕まえて牢に入れるぞ。」 言いがかりをつけた 役人のしつこい事・・・まいった。 農夫は 娘からもらった 赤い玉を差出し 「これで かんべんして下さい。 お役人様。」 「おー。きれいな玉だな。 では、許してやろう。」 しつこい 役人 天之日矛は 玉を持って帰りました。 その夜 玉は美しい女性に 変わりました。 天之日矛は その美しい女性を 嫁にしました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。まいったね。 また文字が多すぎエラー。また明日。
2015年09月28日
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応神天皇は3人の皇子に合う役を それぞれ与えていました。 しかし天皇が亡くなり クーデターを起こした長男が死に、 王位を譲り合っていた 仲の良い 末弟が死に 次男が 仁徳天皇となりまた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ また文字が多すぎてエラーです(>_<)
2015年09月28日
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改造紙幣1円神功皇后1円美品-朝鮮半島から帰り 筑紫で皇子(応神天皇)を産んだ神功皇后は 大和へ帰ろうとしていました。 ところが、風の噂では、腹違いの皇子たちは神功皇后たちが 大和に戻るのを 快く思いません。 そこで 皇后は 「産まれた応神天皇は すでに亡くなりました。」 との噂を流します。 そして、死者を乗せる 喪舟を仕立てて 大和に帰りました。 やはり、二人の皇子たちは皇后たちを討とうと準備していました。 皇子の一人カゴサカが クヌギの木に登っていると 猪が不意に現れ木に体当たりしました。 おー、神がかりか… 落ちたカゴサカは 亡くなってしまいました。 もう一人の皇子 オシクマは 必死に戦いましたが、 喪船を甘くみていたためか、皇后の強い将軍のせいか、 オシクマは 神功皇后の兵に追い詰められてしまいます。 そして・・・オシクマは 琵琶湖に 自ら身を投げました。 勝利した 神功皇后は 大和へ帰り着きました。 しかし、死んだ事と偽ったわけです。 神に謝らなくては。 ケガレを払い ミソギをしようと言う事になりまして 角鹿(敦賀)に 仮宮を作り そこに滞在し 神事をする事にしま した。 ある日 武内宿禰の夢に 気比の大神が現れ、 「私の名を御子の名と変えよう」と言います。 宿禰は 海の入鹿をお供え物として 供えました。 それから、応神天皇は 大和は帰還しました。 神功皇后とは 待ち酒を作り 喜びました。 武内宿禰も 応神天皇を讃えました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 神功皇后って結構美人なんですね。 応神天皇の父は 武内宿禰、または、成務天皇では? と噂もあります。 神功皇后の墓 と 成務天皇の墓は 隣接しているそうです。 この時代の話しは すべて架空の人物とも言われています。 私の持っている 古い年表では西暦300年位の話しのようです。大昔の話です。 見て来たようにはいかないですね。学者さんも。
2015年09月27日
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仲哀(ちゅうあい)天皇とは ヤマトタケルの子と言われています。 天皇は大臣の武内宿禰と妃を呼んで 神の声を受けようとしてい ました。 神託を受けるために 琴を弾きます。 その琴を 天皇がひきました。 すると、神は不意に妃の体に入り 妃の口から言葉を発しました。 「西に 金や銀 珍しい宝のある国がある。そこを あなたの物に すると良い。」 と言いました。 天皇は 高い所から西の方を眺めましたが 海しか見えません。 「何もないぞ。 インチキの神が入ったのか。」 と、天皇が言うと 妃に入った神が 「私の言う事を信じないなら そんな天皇はいらない。」 と言いました。 「これは たいへんです。もっと琴を 弾いてください。」 武内宿禰が 天皇の方を見ると 天皇はもう 亡くなっていました。 妃は悲しみを胸に 国中のケガレを払うよう努めました。 そして、また、神の声を受ると、前と同じように「西の国を求めよ」 と言うのです。 「あなたのお腹の御子が 決める事です。」とも 言いました。 妃は 「お腹の御子は 皇子、姫、どちらですか。」 すると神は 「皇子です。」 「ありがとうございます。貴方様のお名前は?」 「アマテラスじゃ。」 「ははー」<(_ _)> 妃は 妊婦でしたが 船に乗り 西の国を目指しました。 西の国とは 新羅 百済です。 それらの国と同盟を結び 帰ろうとした時 御子が産まれそうに なりました。 まだ、産まれては困ります。 そこで、もう少し出産を遅らせる為、石をお腹巻きました。 冷えちゃいますね。 筑紫に着きました。やっと、御子を産む事ができます。 そして、産まれた子は間違いなく皇子でした。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 この妃を 神功皇后と言います。巫女だったようですね。 武内宿禰は すごい長寿だったとか。 謎から4代謎のスーパーウーマンの登場です。 仲哀天皇の本名は帯中日子(タラシナカツヒコ)と言うそうです。 または足仲彦。足のつく名前多いんです。縄文人の骨を調べるとスネが長かったそうです。 もしかしてその一族関係なのかな。それとも、単に足が早いとか。。。?
2015年09月26日
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刀も持たず、伊吹山へ上ったタケルは 白い大きな猪にあいました。 「でかい変な猪だな。こいつが 伊吹山の神のはずは無いな。 帰りに 仕留めてやるか。」 タケルは 白い猪を 相手にせず、山をのぼっていきました。 すると、急にヒョウが降ってきました。 ヒョウはタケルたちを気絶させるほどの勢いです。 このヒョウは 不思議な毒気を持った氷でした。 さっきの白い猪の力でしょう。大きな白い猪は 伊吹山の神だった のです。 タケルに 姿を馬鹿にされた神が 怒って降らせた ヒョウでした。 タケルたちは もうろうととする意識で なんとか 清水の湧く所 まで逃げる事が できました。 白い猪の毒気で 歩くのも ままなりません。 なんとか、美濃までやってきました。 「いつも、空を飛ぶように 行き来できたのに 今は歩くことも できなくなってしまった。」 と嘆きました。 尾津前までやって来た タケルは 一本松の所に刀が置いてある のを見つけました。 その刀は大和を出てここで食事をした時 一本松の下に置き忘れ たタケルの刀でした。 「良く、残っていたな。一本松が刀を守っていてくれたのだな。 一本松よ、お礼に そなたに着物をきせてやりたいぞ。」 と、言いました。 どうも、タケルは忘れ物をしやすいみたいですね。 (草薙の剣とは 別の太刀です。) 剣があろうが なかろうが タケルの今の敵は病です。 毒気のヒョウに当てられてから病になり 今は年老いた老人の ようです。 それでも、なんとか 大和に向い 進みましたが、足は三重に曲り もう歩けません。 そこで この土地を三重と言います。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。文字が多すぎてエラーになりました。続けて書きます。
2015年09月25日
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海を静めるため海に入って行ったオトタチバナ姫の事を思えば 泣いている暇はない。 東の蝦夷たちを まとめて平和な日本にしなくてはならない。 タケルは 房総の地まで行き、蝦夷と言われる人たちに 朝廷の元にまとまる約束をさせました。 日本はやっと ひとつの国にまとまりました。 これでやっとタケルは 大手を振って大和に帰れます。 大和への帰り道でした。 足柄と言う山を通った時、 白い鹿に 出会いました。 何とも言えない 目つきを 恐れたタケルは 野蒜(ノビル) を投げつけ 退治しました。 白い鹿は 山神かもしれません。 少し心配になり 山からまわりを見渡すと 海が見えました。 不意にオトタチバナ姫の事を思い出して タケルは 「吾 妻 よ~。」と 叫びます。 「吾妻よ。吾妻よ。・・・」 三度、叫んで目を潤ませました。 そして 東のこの地は あずま と呼ばれる事になったそうです。 足柄から甲斐へ回り、そして尾張へ。 尾張には 「ちょっといいなー。」と 鼻の下を伸ばした姫がいます。 その姫は 結婚しないでタケルを 待っていました。 タケルは その姫 ミヤズ姫と結婚しました。 ラブラブな時を過ごした タケルですが すぐに ミヤズ姫を 大和へは 連れて行けません。 まだまだ、危険がいっぱいです。 伊吹山には まだ、怪しい者がいます。 「また来るよ。」と言って タケル一行は 尾張を離れました。 「あー!!!」 タケルは 大切な物を忘れてきたのを 思い出しました。 草薙の剣を ミヤズ姫の屋敷に 忘れてきたのでした。 「どうしよう! ・・・ ま、いいか。白い鹿もノビルでやっつけられたのだし、伊吹山の 山神も 素手で十分だな。」 (大丈夫かなぁ・・・) つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 写真は足柄峠からの眺めです。同じような景色をタケルも見たのかもしれません。 下の写真は野草のノビルです。 古事記に出ているとは 古くからある草なんですね。 オトタチバナ姫が祀られていると言う神社があります。 櫛が流れ着いたのは 神奈川なのかな。 神奈川県の 吾妻神社 川崎の橘樹(タチバナ)神社 三浦半島の走水神社
2015年09月24日
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倭姫に 謎の袋と 剣をもらった タケルは勇気を出して 東へ向いました。 尾張と言う地で ちょっと可愛い子と出会いましたが、 結婚しないで 別れてきました。 これから 何があるか分かりません。 女にうつつを ぬかしていられません。 強い決意ですね。 さすが。 でもね、実は大和から オトタチバナ姫を連れて来ていたらしい のです。 タケルは 妻がいたのです。 まあ、たくさん嫁がいても良い時代なんですけどね。 タケルは 荒ぶる者を説得し サガミと言う地に 着きました。 サガミには沼があり、そこに珍しい神がいると その地の長が言う ので、見に行くことにしました。 枯草の中に入って行くと 来た方から 火がもえはじめ ました。 火は勢い良く、タケルに向かって来ます。 サガミの者が裏切って 火を付けたのでした。 騙されたと言え、こんな所で死ぬわけにはいきません。 「あ!そうだ、叔母がくれた困った時に開ける袋があったな。」 袋を開けると 火打石が入っていました。 剣で周りの草を 刈ると火打石で火をつけました。 強い炎が 裏切り者の方へ 勢いよく 燃えていきます。 裏切り者の サガミの長は 焼けてしまいました。 ここは後に焼津 と呼ばれるように なりました。 この時から 叢雲の剣は 草薙の剣と言うようになりました。 船に乗ってさらに東へ向かいます。 ひどく海が荒れてきました。 「これは、海の神が怒っているのか」 「タケル様 私が海の神を鎮めます。」 オトタチバナ姫が 畳に衣を敷いて その上に乗りました。 オトタチバナ姫の乗った 畳は海へ入れられます。 姫はゆっくりと 手を振りながら 沈んで行きました。 七日後 オトタチバナ姫のくしが打ちあげられました。 くしを埋め、悲しみの中、また、東へ向かう タケルでした。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 写真は静岡県日本平のヤマトタケル像です。 サガミは相模かなと思いますが、焼津は静岡県です 。焼津神社にもヤマトタケル像はありますが、 個人的には日本平のタケル増が好みです。♡ 焼津神社 - Wikipediaどうも、昔は静岡県も 相模と言ったようです。
2015年09月23日
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熊襲タケルを 討った ヲウスは タケルと名を変えて、 出雲に向かいました。 出雲にもタケルと言う強い男がいるそうです。 朝廷に逆らう悪者だと聞いていました。 どんな攻め方をしようか、考えていた タケルは とりあえず 友達になってみよう と考えました。 タケルとタケルは すぐ仲良くなりました。 ある日 二人は 川で水浴びをしました。その後 「友情のあかしに 剣を交換しよう。」と、 ヤマトタケルが言います。 と出雲のタケルも賛成します。 「どうだ、戦ってみないか」 ヤマトタケルの言葉で 剣を抜こうとした出雲タケルでしたが なんと、剣は偽物で抜けません。 驚いている出雲タケルに、ヤマトタケルが 出雲タケルの剣で 切りかっていきました。 これは、悪者出雲タケルを討つための はかりごとでした。 タケルは 前々から木で 偽物の剣を作って持っていたのです。 ちょっと、出雲タケル かわいそうですね。 国を乱す、悪者を退治した私を きっと、父天皇は褒めて くれるだろう。 (^◇^)大和の纒向(マキムク)に帰ったヤマトタケルでしたが 父天皇は 「西の悪者たちを良く退治してくれたな。 よくやった。 東にも国を乱す 悪者が多い。 けもののような族が住んでいると聞く。 どうじゃ強いお前が行って 成敗して来れんか、頼んだぞ。」 と言いました。 えー。ちょっと、すぐ行くの? また、俺? なんで俺? そんな 事を思ったと思います。 でも、言えません。逆らえません。天皇ですから・・・ タケルは 大好きな 叔母の倭姫に 会いに行きました。 タケルは 叔母の前で泣きました。 「父は私に 死んでほしいのですね。沢山の皇子がいるのに また、私に戦いに行かせるとは、そうとしか思えません。 それでも、俺は行かなくてはならないのですね。 けもののような族の住む東へ。うえーん。うえーん。」 「かわいそうな タケル。 私がいい物を あげましょう。 元気をだして。 これを持っていれば きっと、危機をすくってくれま す。」 倭姫は 袋を タケルに渡しました。 それと剣を 「これは、天叢雲の剣 (あめのむらくものつるぎ) と言う剣です。 スサノウ尊が ヤマタノオロチを退治した時に オロチから出てきた 剣です。 これを タケルに授けます。」 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 天叢雲の剣は この後 草薙の剣と 名を変えます。 静岡には 草薙と言う 場所もあります。 ヤマタノオロチ???と言う方は どうぞ。 八岐大蛇 神話シリーズ (1)
2015年09月22日
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【中古】少女コミック ヤマトタケル 前編 / 山岸凉子【05P23Sep15】【画】父、景行天皇から 命令で 熊襲退治に西へ向かった時 ヲウスはまだ少年でした。 叔母の倭姫から 女衣装と 剣を もらいうけ、西に向かった ヲウスです。 熊襲の領地に入ると 熊襲たちは 宴会の最中でした。 そこで 美少年の ヲウスは叔母の女衣装に身を包みます。 何と美しい 少女ではありませんか。 給仕の女性たちに交じって 中に侵入しましたが、熊襲の兄が ヲウスを気に入って そばに座らせました。 男とは知らずに 口説こうと思ったんですね。 すかさず ヲウスは 隠し持った剣で 熊兄 を討ちました。 あわてて 近寄って来た 熊弟のタケルも ヲウスに やられてしまいました。 「お前の名は何と言う?」 「倭ヲウスです。」 「俺が 一番強いと思っていたのに 俺より強いやつがいたとは… なれば、この名前を お前に揚げよう、 今から ヤマトタケル と名乗るが良い。」 その日から ヲウスは ヤマトタケルと名乗るようになりました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 山岸涼子さんは古事記の話や、古代の話も多く書いているようです。 建と言う名は 強い人と言う意味で 本来 倭建は 倭の勇者 と言う 言葉で 名前では無いと 学者さんは言っています。 だから、ヤマトタケルは 何人か居る。と いくら兵を持っていても 西へ東へ全部一人でできるわけない。 何人かの勇者の話をまとめて 物語としての ヒーローを作ったと 言っています。(多くの 学者さんが) 白鳥の皇子とも言われ、白鳥陵 や白鳥塚など 倭建の 墓と言われる所がたくさんあります。
2015年09月21日
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景行天皇には 二人の皇子がいます。 名前は 兄オオウスと 弟ヲウス(ヤマトタケル)と言います。 ある日、天皇は再婚する事にしました。 そこで美人の姉妹と噂される 姫たちがいると聞き、 彼女たちを 嫁に迎える事にしました。 天皇は兄オオウスをを呼んで 「オオウスよ、姫たちを 迎えに行って 連れて来てくれ。」 オオウスは 姫たちを迎えに 行ったのですが、噂どおりの 美人姉妹で 一目で好きになってしまいました。 二人ともです。 そこで、別の娘たちを見つけてきて 噂の姉妹と 言って天皇に 会わせました。 本当の美人姉妹はと言うと もちろん自分の嫁に してしまいました。 そんな インチキ 天皇に わからないわけがありません。 なにしろ、噂の美人姉妹ですから。 でも、天皇は何も言わずに 騙されてあげました。 息子が 可愛かったのですね。 しかし、オオウスは いつばれるか 気が気ではありません。 その日から、天皇と食事を 共にしなくなりました。 天皇はヲウス(ヤマトタケル)を 呼んで 言いました。 「食事に出てこない 兄に 良く言ってさとしてくれ。」 「さとす? ですか。 はい、わかりました。」 「よく、教えてやるんだぞ。」 う・・・・・ん さとす?教える? うん! かわいがってやれ。 と言う事かな。 (ちょっと、あっちの 業界じゃないよ) それから、5日が経ちました。 「ヲウスよ。 5日も経つのに まだ兄オオウスは出てこないのか。 おまえ、ちゃんと教えてやったのか。」 「はい、ちゃんと、かわいがって、教えてあげました。」 「なに、どんな 教えをしたのだ?」 「兄が 朝 厠に立った時、待ち伏せて、 しっかり 教えて、覚えさせて・・・動かなくなったので、 スマキ にしてやりました。 「・・・・・・・・・・」 こいつ、危ないやつ。 天皇はそう思ったのでしょう。 そばに置きたくないな。そうも思ったのでしょう。 「西の方に 熊襲タケルと いう悪者がいる、 ヲウスよ成敗しに行ってくれないか」 「わたしに まかせてくれるのですね。ぜひ、やらせてください。」 ヲウスは 認めてもらったと思い 喜んびました。 西へ向かう前に 叔母の ヤマト姫を伊勢神宮に 訪ねました。 そこで 叔母に女衣装と剣を もらい 西へ向いました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 纒向と言う地に 崇神天皇(スジン)垂仁天皇(スイニン)景行天皇(ケイコウ) と三代 都を置きました。 悲運の皇子として 書かれている 倭建(ヤマトタケル)は 古事記も 日本書紀も 詳しくなくても 名前は知っている 人が 多いと思います。 現代の噂では 美男子と言われています。 なぜ、美男子と言われたかというと・・・次回で判ります。 また、創作の人物とも 言われています。 絵は青木繁の描いた日本武尊です。 東京国立博物館 にあるようです。
2015年09月20日
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言葉の話せなかった皇子も話せるようになり 国も安定してきたので 天皇は再婚する事にしました。 さて、誰にしようか、と思った時、 愛しい前妻サホ姫を思い出しました。 あの 焼け落ちる 兄の城の中で 最後に交わした 言葉・・・ 「サホ姫 私と一緒に帰ってくれ、君がいなければ この子を どうして育てられよう」 「いい乳母を雇えば 大丈夫です」 「私は 姫がいなければ どうして暮せよう」 「どうぞ、新しい 妃をもらってください。 ミチノウシ王の娘が良いでしょう」 最後の、そんな会話を思い出していました。 「そうだ、ミチノウシ王の娘を嫁にしよう。」 天皇はさっそく ミチノウシ王の娘たちを 嫁に迎えました。 娘たちの一人が その・・・タイプではなかったので、 帰っていただきました。 一人帰された 姫は実家の近くまで行きましたが 「わたし、ブスって言う事? とても、恥ずかしくて 帰れない。」 と言って、泣きながら、深い淵に身を投げてしまいました。 その土地を 堕国と 言うそうです。 (かわいそう。 でも 似たような話 神話シリーズに あったよね。 コノハナサクヤ姫の お姉さんイワナガ姫の話 ) 新しい妃たちにも 子供が生まれ 天皇は かなりの高齢 になりました。 そこで、不老不死の 薬が欲しいと思うようになり、 家来の タジマモリに 探しに行かせました。 タジマモリは 常世の国へ行き、やっとの事で 不老不死の実のなる木を 持ち帰りました。 しかし、間に合いませんでした。残念です。 天皇はすでに、崩御されていました。 お墓の入り口に枝を供え 墓に実を供え、 タジマモリは泣き叫び、命 尽きてしまいました。 垂仁天皇 153歳でした。 供えられた 実は橘と言われています。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 橘は 柑橘類の常緑樹です。 冬でも緑の葉をつけている 木は不老不死につながる物を 感じたのでしょうか。 古事記の中巻は 神代編に かぶる内容が多いと感じますね。 多遅摩毛理の先祖は遠くから来た人らしいです。知らない歴史が 土の中に 埋もれているのでしょうね。
2015年09月19日
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】 天皇は 言葉を 話さない皇子を 心配していました。 皇子は 大きくなっても 話しませんでした。 ところが、ある日 白い鳥を 見た皇子が 初めて片言の 言葉を 話しました。 天皇は 喜び、「あの鳥を 捕えてくれ!あの鳥を見ていれば きっと 言葉を話すようになる。」 家来は 白い鳥を追いかけました。 紀伊ー播磨ー因幡ー丹波ー但馬ー近江ー信濃ー・・・ 和那美之水門で白い鳥を捕まえて城に連れてきました。 が 皇子は 話す事はありませんでした。 残念っです。 がっかりした 天皇が 休んでいると 夢をみました。 夢の中で 大国主神が出てきて天皇にいいました。 「皇子が 言葉を話さないのは 私の祟りによるものだ。 私の宮を 天皇の宮殿のように 立派に造ってくれれば 皇子も言葉をはなすようになるでしょう。」 (あれー? すごい社を 昔 作ったんじゃなかった?) 天皇は さっそく 本当かどうかを 占わせました。 どうやら本当に 出雲の大神のたたりらしいです。 皇子をさっそく 出雲へ行かせなくてはなりません。 お付きの者も占いで決め 皇子を出雲へ 送り出しました。 出雲に着いた一行は さっそく大国主神に参拝を済ませ、 仮の宮で食事を していました。 川下に青葉を重ね 山のように作った ところで 供え物をしている 光景を 皇子は 見ていました。 すると、突然、「あの青葉の山は 本当の山では無いな。 もしや、大国主神の祭祀か?」 と、声を出して 皇子が しゃべったでは ありませんか。 供の者たちは 大喜び そして、びっくり ! さっそく 早馬で 天皇に伝えました。 よかったですね。 天皇は 喜び さっそく 大国主神の宮を 造らせました。 皇子はというと・・・ なんと帰り道 きれいな姫見つけ 一夜を共にしました。 ところが 美人の姫は へびだったのです。 本当の姿を見てしまった皇子は それは びっくり! 「ギャーへび!」 叫ぶと 一目散に 逃げてしまいました。 「待ってー。」姫は涙ながらに追いかけます。 船で逃げる皇子を 海原を照らして追いかけます。 (なかなか、シツコイですね。) 皇子は 追ってくる姫を見て さらに ぞ~っとし、 必死に逃げ帰り着きました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 祟りは 大物主神も たたりましたね。 そう言えば 蛇にもなりましたね。 似たような話多いです。 祟りや占い、で決める時代だったのですね。 白い鳥や蛇は やっぱり神様に近い生き物なのかもしれません。
2015年09月18日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】【高額商品】【3倍】江戸の短刀拵コレクション改訂版 [ 井出正信 ]発売直後から話題騒然のアンブレラサムライの折りたたみ垂仁天皇の 妃サホ姫の 話です。 サホ姫は 大好きな兄がいました。 兄は天皇の座を狙っていました。 「妹よ、私と 天皇とどちらが大切だ?」 頼りになる 大切な兄に どっちと言われても・・・ 目の前の兄に向って 天皇です。 と言えなかったのでしょうね。 「兄さんです。」 とサホ姫は 答えました。 「では、私の言う事が 利けるな。 天皇を この短刀で 亡き者にしてくれ。」サホ姫はは悩みましたが、ある日の夜 天皇が寝たところを 短刀で・・・できません。 夫です。 実はお腹に子供もいます。 短刀の紐が天皇の 首に触れます。 姫の涙が 天皇の顔に 落ちます。 ぽとり。。。。。 天皇は 目が覚めてしまいました。 「今、変な夢を見た。 雨が降っている中で 蛇が 首にからみ つく夢だ。 なにか不吉な予感がする。」 と言いました。 サホ姫は とても隠してはおけない。と 兄のたくらみを話しました。 天皇は 話を聞いて サホ姫の兄を 討つことにしました。 しかし、サホ姫は いつの間にか 兄の元へ 行ってしまいました。 天皇は サホ姫も 生まれる子も 取り返そうと 戦いました。 戦いのさなか 子供が産まれました。 「きっと、天皇は 私とこの子を 迎えに来るわ。 でも、私は 兄さんの所に残ります。」 姫は心に決めていました。 使いが来ても捕まえられないよう、髪を剃り、 その髪でかつらを作り かぶります。 着物を 酒に浸し 破れやすくします。 そうして、子供を 抱いて、使いの者を迎えました。 天皇の使いは 「かならず サホ姫も連れて来るように!」 と言われています。 使いは 姫と子を さらおうとしました。 子供を 取り上げ 姫の着物をつかむと 着物のそでは ちぎれました。 髪をつかむと 髪はするりと とれました。 とうとう、姫を 連れ帰ることは できませんでした。 かわいそうな この子は 母の無い子になりました。 この子は 大きくなっても しゃべらない子でした。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 次は この子の話です。
2015年09月17日
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十代目に当たる 崇神天皇(スジン)の時 病がはやりました。 天皇は 人々が死んでゆくのを 眺め 心を痛めていました。 とある日、天皇は夢を見ました。 三輪の 大物主が現れて 「この病を はやらせているのは 私だ。 病を絶ちたければ オオタタネコという人を探し出して 私の社を祀らせよ。」 と言いました。 天皇は さっそく オオタタネコを探しました。 河内の 美努村と言う所で見つけ 聞くと 大物主の子孫だといいます。 さっそく オオタタネコを 神官にし、三輪山を祀らせました。 病を静めるため 赤と黒の盾を 揚げ 山に 川に 供えると 病は 静まり、天下は安らぎました。 オオタタネコの先祖の話 イクタマヨリ姫 と言う美人がいました。 夜になると来る 素敵な青年と恋をし、結婚ましたが、 夫は いつも朝には 消えていました。 不審に思った 両親は、糸の付いた針を 夫の着物の裾に付けて 次の朝 糸をたどると 鍵穴を抜けて 外へ、 さらに 手繰ると 三輪山の社に続いていました。 そうして生まれた子の四代目がオオタタネコだそうです。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 神武ー綏靖ー安寧ー懿徳ー孝昭ー孝安ー孝霊ー孝元ー開化ー崇神 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 3~9の天皇は エピソード無なので省略します。 赤と黒の盾の話 どこかで発見されたようなニュースを見た記憶があります。 纒向遺跡出土の日本最古の木製仮面 http://www.asahi.com/culture/news_culture/OSK200709260062.html 古事記の話が全部 作りごとだけでは 無いと言う事かしらね。
2015年09月16日
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美人のイスケヨリ姫は 再婚する事に なりました。 相手は なんと、神武天皇の 先妻の子 タギシ耳と結婚しました。 つまり、義理の親子です。現代では考えられませんが、 若い、きれいな義母さんですからね。 タギシ耳が 神武天皇の後を 引き継ごうとすると、 イスケヨリ姫の3人の子が邪魔になりました。 タギシ耳が わが子たちを 殺害しようとしている事を知った母は、 これは大変! と 子供たちに和歌を送りました。 狭井河よ 雲立ちわたり 畝火山 木の葉騒ぎぬ 風吹かむとす 畝火山 昼は雲ゐ 夕されば 風吹かむとそ 木の葉騒げる どちらも風が吹こうとして、木立がざわついているわよ。 と云うような意味です。 これでも わかるんですね。 すごい! そこで 3人の息子は 相談し、では こちらが先に討ちましょう。 私たちは 正当な後継者ですから と言う事になりました。 3人の 上の兄たちは二人は イザとなると、 ビビってできません でした。 そこで 末のカンヌカワ耳が とどめを刺しました。 兄たちは 弟に 「あなたが 天下を治めると良い。 私たちより あなたが天皇になるのが ふさわしい。 私たちは神々を祀る役目をし あなたに仕えます。」 カムヌカワ耳は 綏靖天皇(スイゼイ)となりました。 天皇としては 短命で 45歳でなくなりました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 これから エピソードの無い天皇が 8代続きます。 学者さんは 欠史八代と言っています。 もしかして 本当は歴史にない人たちなんじゃないの。 といわれています。
2015年09月15日
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神武天皇は 新しい妃を探していました。 新しい妃? そうです。 日向にいた時には アヒラ姫と言う妃がいて、 タギシミミと言う男子もいます。 日向に置いてきちゃったのかな。 「いい子を探してきてくれ」 と家来に たのみました。 家来は イスケヨリ姫に目をつけました。 そうです。なかなかの いい美人(イイスケ?)です。 血筋もなかなかなものでした。 彼女の出生の 秘密をお話しましょう。 痩せダタラ姫と言う女性と大物主の娘です。 痩せダタラ姫が 川で用をたしていると 一本の矢が流れてきました。 矢は 痩せダタラ姫の大切な部分に・・・「きゃ!」 ダタラ姫は 矢を自分の寝室に持って帰りました。 夜になると その矢は なんとりりしい男性になりました。 二人は愛し合い 生まれたこが イスケヨリ姫です。 イスケヨリ姫が 他の女性と 野原で遊んでいました。 家来は天皇に 「あの中に 好みの子はいますか?」 と聞きますと 天皇は 「そうだな、前の方にいる あの子がいい」 と イスケヨリ姫を好みと言いました。 家来は イスケヨリ姫のそばへ行き 姫を まじまじと見つめました。 怖いでしょうね。 「どうして、そんな目で見つめるんですか?」 「それは、姫が 神武天皇の嫁に ふさわしいか見極めているからです。」 美人のイスケヨリ姫は 神武天皇と結婚し 3人の男子が生まれました。 神武天皇は 127歳で 崩御しましたが、 その頃姫はまだ美しかったようです。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 イスケヨリ姫の父と言われる 大物主とは神代で登場した事が あります。謎のスクナヒコ 神話シリーズ三輪山に祀られている神様ですが、次の次くらいで また登場する予定です。
2015年09月14日
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クモ族が いる地域に 近づいた イワレビコ一行は 困っていました。 強く、荒々しい クモ族はイワレビコに逆らう者ばかりです。 しっぽが生えていると言う 噂です。 (ドラゴンボールのサイヤ人?) 一晩ゆっくり寝て考えよう。 酒と御馳走を用意して 油断したところを やっつけてしまおう。 イワレビコ一行は クモ族に 一人づつ給仕につきました。 宴も たけなわ 歌を歌います。 歌は それ討て! 今討て! 給仕をしていた家来は 歌を合図に 隠し持っていた 太刀で いっせいに切りつけました。(卑怯? うううん 作戦でと言って) 素晴らしい 作戦でクモ族を やっつけることができました。 でも、本当に憎いのは 兄イツセを死なせた 足長族です。 再び 足長族とイナサの山で戦っているときです、 お腹がすいて 苦戦していました。 「誰か 助けに来てくれー。」 聞こえたかどうかは 不明ですが なんと、ニギハヤヒが 現れました。 「天の御子が こちらにいらっしゃると聞いて 追いかけてきました。 イワレビコ様の方が 私より正式な天の御子様です。 どうぞ、仕えさせてください。 この天の子孫の印の弓も差し上げます。」 ニギハヤヒは足長族の 妹を嫁にしています。・・・少し心配。 まあ、 そう言うのだから と家来にし、悪い族をやっつけ、逆らう者を説得し 大和を平和 な都にする事ができました。 おわり でも つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ニギハヤヒ? 神武天皇と兄弟に名前がでました。天から降りてきた イワレビコの親戚です。 足長族が 仕えていました。 絵は 月岡芳年「大日本名将鑑」より「神武天皇」。 弓の上に 黄金のトビが留って敵軍を目くらました といわれています。
2015年09月13日
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イワレビコは 神の使いのヤタガラスを 先に行かせました。 少しあとから 吉野に入ると そこに住む部族たちは イワレビコに従い 仕える事を 決めていました。 (ヤタガラス いい仕事してますね。) 大和に向かう途中 宇陀と言う地に ウカシと言う二人の兄弟がいました。 兄は イワレビコに従わず 兵を集めようとしました。 ところが イワレビコに背く事をいやがってか、人望がないのか、 兵が集まりません。 そこで 兄は 考えました。 とりあえず 仕えるふりをして… 兄は 仕掛けのある 御殿をつくりました。 それを 知った 弟は なんと イワレビコに告げ口をしました。 「兄は 従うふりをして イワレビコ様を つり天井御殿に誘い込むつもりです。 どうぞ、兄の御殿に入らないようにしてください。」 (きっと いやな兄貴だったんでしょうね。兵も集まらなかったしね。 それとも 弟が要領よかったのかな。 ) イワレビコ一行は 兄ウカシの御殿の前で 「イワレビコ様にお仕えいたします。私の屋敷で おくつろぎください。どーぞ。どーぞ。」 「本当に仕えるつもりなら、おまえが 先に入れ 入れ 入れ。」 兄は せっつかれて 仕掛けのなかへ入りました。 そして・・・ぺちゃんこに・・・ イワレビコ一行は 喜びましたが、まだまだ この先には 悪い、クモ族たちがいます。 喜びの宴もそこそこに ヤタガラスを追って 先へ 向かいました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 古事記は 天皇家を ヒーローに書いてある書物です。 なので 本当の歴史と 合わない部分もあり、 神武天皇は架空の人物と言う学者さんも多いそうです。 神武天皇は 127歳まで 生きました。 長生きですね。
2015年09月12日
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ようやく 熊野に上陸した イワレビコ(神武天皇)一行は 怪しい熊に出会いました。 熊の出す妖気を浴び 皆 倒れ 動けなくなってしまいました。 どれくらいか 身動きできずにいると、一人の男が現れました。 男が持つ太刀を一振りすると、 妖気が サーと晴れ 皆 息を吹き返しました。 「命が救われた。ありがたい。そなたの名は何と言うじゃ。」 「私の名は タカクラジと申します。」 タカクラジは ここへ来たいきさつをイワレビコに話しました。 「夢の中に アマテラス様が出てきて 苦戦する子孫を助けるよう タケミカズチ様に命じました。 タケミカズチ様は、 『私が行かなくても この太刀があれば大丈夫です。 この太刀を タカクラジの家に降ろします。 タカクラジよ この太刀をイワレビコにささげるがよい。』 私が 夢から目覚めると この太刀がありましたので、 イワレビコ様に お届けにまいりました。」 また、ヤタガラスと言う 烏も使わされました。 このヤタガラスに先導させて 様子を見ましょう。 【サッカー フットボール 日本代表 JFA 香川 本田 長友 乾 清武 ピンズ ピンバッジ JAPAN ロゴ】サッカー日本代表 サッカー協会 JFA 八咫烏(やたがらす) ロゴ ナショナルチームピンズ (ピンバッジ) JPN001 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 タケミカズチ とは 以前書いた 国譲り?侵略? の中で 手が氷になったり 剣になったりする (オオクニノヌシの息子を諏訪に追いやった) 強い神様です。ヤタガラス( 八咫烏) とは 三本足の烏です。 日本のサッカー協会のシンボルになっています。 飛んで行って 他国を制覇すると言う意味でしょうか。 八咫烏 - Wikipedia
2015年09月11日
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2015年07月10日22:42 2 view山幸彦の4人の孫たち イツセ イナヒ ミケヌ イワレビコ は 相談して 東の地へ都を作る事にしました。 日向を出て筑紫に 7年 「東へ行く途中には いろんな化け物や盗賊が住んでいるらしいよ」 「それに、海を行くには 潮を知っている人がほしいね。」 吉備に8年いましたが 船と食糧を用意して東へ向かいました。 途中 亀に乗って釣りをしている老人に逢いました。 「海に詳しそうだけど、道案内をたのみたい。」 「いいですよ。」 「ありがたい、では サオネツという名を与えよう。」 難波から大和へ入ろうとした一行は 足長族に出会いました。 「わしらは 天から降りてきた ニギハヤヒ様に仕えているんだぞ どけ! とは生意気な 」 天から降りた ニギハヤヒ??? アマテラス様の孫ニニギのいとこ?叔父? 「おれの妹は ニギハヤヒ様の嫁になったんじゃぞ。」 足長族と イワレビコの一行は 戦いになりました。 戦いの中、長男のイツセは 足長族の矢で負傷してしまいました。 「我々が苦戦しているのは アマテラス様の正当な子孫なのに 太陽に向かって戦っているのが悪かったのではないか。」 「そうだ、太陽を背に戦おう。」 「よし、熊野に入り 足長族の東へ回り込むことにしよう。」 しかし、傷が悪化した イツセは 「私は卑しい 敵に撃たれて死んでしまうのかー」 と叫びながら 亡くなりました。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 日向とは今の宮崎県あたりです。 筑紫とは今の福岡県あたりです。 吉備とは今の広島県と岡山県のあたりです。 難波とは今の大阪あたりです。 古事記の中巻に入りました。古事記研究をしている人が読んだら 笑ってしまうと思います。 足長族? 本当の名は ナガスネヒコ です。 子孫の皆様ごめんなさい。
2015年09月10日
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前にも貼った写真ですが説明を忘れたのでもう一度載せま た。明治の洋画家青木繁の作品です。青木繁は神話題材の絵 を何点か描いています。 この作品「わだつみのいろこの宮」は 福岡県の石橋美術館にあります。 山幸彦が水汲みの侍女に水を貰うシーンです。 木の上にいるのが山幸彦(ホヲリ)左の女性がトヨタマ姫です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ トヨタマ姫は 波打ち際に鵜の羽とカヤで作られた 産屋へ籠りました。 「絶対に 覗かないでね」 そう言われたのですが・・・山幸彦は こっそりと、 「ぎょ! ワニザメだ!」 産屋の中で 子を産んでいたのは、大きな鮫でした。 「あれほど覗かないで、と言ったのに・・・恥ずかしくて、 もう、あなたの傍には居られません。海の実家に帰ります。」 トヨタマ姫は生まれたばかりの ウガヤフキアエズ(長い名前です) を置いて 海へ帰ってしまいました。 そして、海の宮へ続く道もふさいでしまいました。 「おー。困った。困った。ごめんなさーい。 どうしたらいいんだよー。」 彼の声が聞こえたのでしょうか。 トヨタマ姫の妹 タマヨリ姫が海の宮からやって来ました。 「姉から、ウガヤフキアエズちゃんの養育を 頼まれて来ました。 それから、和歌も預かって来ましたよ。」 赤玉は 緒さえ光れど 白玉の 君が装し 貴くありけり (赤い宝玉は紐さえ輝く美しさですが、 白い玉のようなあなたの装いはもっと尊く思われます。) それに答え 山幸彦は 沖つ 鴨著く島に我が率寝し 妹は忘れじ 世のことごとに (沖の鳥 鴨の寄り付くあの島(海の宮)で私が共寝した おまえを忘れない たとえ、世界が終ろうとも) 愛してるんですね。なんで 覗いちゃったかな。 まあ、ダメと言われると よけいに気になる。 男って皆似たようなものかな。 月日が経って ウガヤフキアエズは大人になり 結婚しました。 なんと、タマヨリ姫と。(伯母さんなんて気にしないで) (もしかしたら、海の宮の女性は歳を取らないのかしら) 子供も 4人生まれました。 五瀬尊 稲冰尊 御毛沼尊 若御毛沼尊(後の神武天皇) やっと天皇の祖先がでてきました。 これから人間の世界に入ります。 神代編 終わり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本の人間の祖先は海の姫から生まれたようです。 そうですね。母なる海から生物は誕生したのだから先祖って鮫? などと深く考えないでください。 712年頃まとめられたと思われる古事記は上巻 中巻 下巻があります。 今回の話で上巻(神代編)は終わりです。 私が古事記に興味を持ったきっかけの日本武尊は中巻で出てきます。
2015年09月09日
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海神(ワタツミ)の宮で 山幸彦はトヨタマ姫と結婚して幸せに暮らしていました。 3年がたち、ふっと、釣り針の事を思い出した山幸彦。 「実はここへ来たのは 兄に借りて失くしてしまった釣り針を 探すためだったんだ。」 トヨタマ姫にいきさつを話、兄との関係がまずくなってしまった事も 話しました。 「そう言えば、喉に針が刺さって困っていた 鯛がいました。 さっそく 連れてきます。」 トヨタマ姫の父ワタツミは鯛の喉から 釣り針を取りました。 ワタツミは山幸彦に 「この釣り針を返す時は 後ろ向きに この釣り針は 貧乏針だ。 と言って渡すのですよ。 お兄さんはきっと貧乏になります。 (えー。これって、呪の釣り針ですか?) お兄さんが高地に田を作ったら、あなたは低地に田を作りなさい。 私は水を操作できます。 お兄さんが貧乏になってあなたを怨み、戦いをしかけたら この 塩満の玉で溺れさせなさい。 お兄さんが降参して来たら この塩乾きの玉で助け家来にしなさい。 山幸彦は元の地に戻り、ワタツミの言うように、 兄を家来にする事ができました。 すると、良いタイミングでトヨタマ姫が訪ねて来ました。 「山幸彦様の子がもうすぐ産まれます。 あなたのおそばで産みたいと思います。 でも絶対に覗かないでね。」 つづく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竜宮城みたいなところで幸せに暮らしていたとは、まるで浦島太郎みたいですね。覗いちゃダメって言われると覗きたくなっちゃうのは 昔も今も同じかな。
2015年09月08日
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コノハナサクヤ姫の産んだ ホデリとホヲリのお話です。 山で狩りをして生活している 山幸彦は 海で漁をして生活している 海幸彦に言いました。 「兄さん、たまに仕事を取り替えてみないか」 「だめだ。お前に 魚は釣れない。」 「頼みます。一日だけでいいから。釣り竿を貸してください。」 何度も、何度も 山幸彦は頼みました。 「そんなに言うなら、貸してやろう。」 「兄さん、ありがとう。じゃ、私の猟具を置いて行きます。」 山幸彦は一日 釣りをしましたが まったく釣れません。 そのうえ、兄の大切な釣り針をなくしてしまいました。 「なに、失くしただと。探して来い。」 とても 許してもらえそうにないので、 自分の大切な剣でたくさんの釣り針を作りました。 「そんな物じゃだめだ。あの釣り針を探して来い。」 怒るのはもっともですが 無理なものは無理ですよね。 山幸彦は海を眺めて泣いていました。 すると、潮の神様がやってきて 「これこれ、何を泣いているのじゃ」 と聞きました。 「私は兄の大切な 釣り針を失くしてしまい 途方に暮れています。」 「よし、舟で沖に出てみなさい」 と言うと 竹で舟を作ってくれました。 その舟に乗ると ちょんと押してくれました。 すぐに潮の流れに乗って やがて立派な屋敷に着きました。 桂の木のそばで待っていると 侍女らしき女性がきました。 山幸彦は侍女に 「水をいっぱいくれないか」 と頼みました。 山幸彦は渡された水を飲まずに 自分の首飾りを口に含み それを水の中へ 落としました。 すると、首飾りは水がめに付いて取れなくなりました。 侍女は 御殿のトヨタマ姫にそのまま持って行きました。 「どうしたの、誰かいるのですか」 「はい、とても かっこいい男性が来ています」 トヨタマ姫は外に出て 山幸彦を一目見て 互いに好きになりました。 つづく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさんの良く知っている話ですね。 でもこの先は 私は知らなかったな。 絵は 青木繁のわだつみのいろこの宮です。
2015年09月07日
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アマテラスの孫 ニニギと結婚した コノハナサクヤ姫でしたが ニニギはすぐに国を見回りに出かけてしまいました。 姉も返され、夫もいない寂しい日々を支えてくれたのは 日々に大きくなる 愛しいお腹の子でした。 やっと 帰って来たニニギに 「ニニギ様、あなたの子供を授かりました。ほら見て、 もうすぐ産まれます。」 サクヤ姫は 嬉しそうに ニニギに お腹を見せました。 「おい、嘘だろ。姫とは その、一夜だけだぞ。 俺の子じゃないだろ。」 なんてひどい! ちょっと、一夜だけだって、結婚したんだから 子供が出来たって 不思議じゃないよね。(ヤーナヤツ!) 「ひどい!間違いなく あなたの子供です! いいわ、証明してあげます。 立派な、血筋のあなたの子供なら 炎の中でも 立派に産まれてくるはずです。」 怒りは女性には分かりますが ちょっと、そんなムキにならなくても・・・ 産屋に こもったサクヤ姫は 自分で産屋に 火を付けました。 サクヤ姫は本当に炎の中で 子供を 三人産みました。 炎の名 ホデリ、ホスセリ、ホヲリ と名づけられた三人の息子たち ホデリは 海幸彦と呼ばれます。 ホヲリは 山幸彦と呼ばれます。 つづく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コノハナサクヤ姫は富士山の山頂や富士山の周りにある浅間神社(せんげんじんじゃ)の神様です。 炎の中で出産したので 安産の神様です。 ホデリ(海幸彦)ホヲリ(山幸彦)の話は有名ですが、何故か、ホスセリはエピソードがありません。
2015年09月02日
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アマテラスは かわいい孫のニニギに 大切な 勾玉、鏡 草薙の剣 を持たせました。 いわゆる 三種の神器です。 「可愛い ニニギよ。 鏡は私だと思ってね。」 ニニギが 最初に降りたのは 九州の どこかです。 そこから、日向まで 来たところで 「この地は韓国に向い 笠沙の岬に 朝日がまっすぐに射し 夕日も照る 良い土地だ。ここに御殿を建てよう。」 と言って 立派な御殿をたてました。 あれ、出雲は??? もしかしたら、サルタヒコさんが 早く ウズメさんと 結婚したくて 途中で帰ってしまったのでしょうか。 九州の ここはどこなの??? いろんな 学者さんが 研究しています。 が、お話ですから 謎です。 ニニギが、散歩をしていると 美しい娘に会いました。 「ねえ、君、名前はなんていうの。結婚したいなぁ。」 「えー。そんな急に・・・父に聞いてみないと答えられません。」 ニニギは この美しい娘、コノハナサクヤ姫の父に会い 正式に結婚を申し込みました。 「りっぱな血筋の方に娘を貰っていただけるとは ありがたい。 ぜひ、サクヤ姫の姉、イワナガ姫もいっしょに 差し上げましょう。」 「ふたりも 美人が来る。ムフフフ・・・」 と喜んで二人の姫を御殿に迎えたニニギでした。 が、姉のイワナガ姫のお顔が・・・ その・・・タイプではなかったので、帰っていただきました。 かわいそうな イワナガ姫。 本人のイワナガ姫もショックでしたが、それよりも 父が怒りました。 「イワナガ姫も 貰えば 永遠の命を与えてやったのに、 なんとおろかな・・・サクヤ姫だけでは 木の花が咲いて散るごとく、 あなたの命も短くなるでしょうぞ。」 と、言いました。 怖い。 つづく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ニニギが着いたのは 高千穂と言う説が 一般的です。 コノハナサクヤ姫は 富士山頂の浅間神社に祭られています。
2015年09月02日
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ミニお面(天狗) 髪飾り用ミニお面(紙製) 天狗(てんぐ) 豆お面・小サイズ・おめん・手のひらサイズ・猿田彦・鼻高天狗・山伏天狗・Tengu・夏祭り・花火大会・盆踊り・海外お土産・おみやげ・外国・小さいお面天のアマテラスが やっと かわいいわが子を地上に送ろうと思ったのに なんと、本人が「いやだ!」と申します。 だったら、かわいい孫に行かせようと言う事になりました。 先発隊が降りると でかい男が道をふさいでいました。 「おい! おまえは 誰だ! じゃまだ! どけ!」 「・・・・・・・・・・」 「なんだよ!しゃべれないのか?」 「・・・・・・・・・・」 先発隊は アマテラスに報告しました。 「変な男がいて 通れません。」 困ったアマテラスは アメノウズメに頼みました。 「ウズメさん、あなたの魅力で 変な男にどいてもらえないかしら。」 と言うわけで ウズメは 変な男に会いに行きました。 「ねぇ。名前は?」 「・・・・・・」 「セクシーダンスを 踊っちゃおうかなぁ。」 「・・・・・・」 「困ったわね。チラッと見せちゃおうかな。チラ。」 「オー、ワンダフル、ドキ、ドキ」 「なんだ。日本語がへただったのね。私、ウズメ。ユウは?」 「サルタヒコ」 「なんで、ここにいるの?」 「偉い人 送る。」 「なんだ、そうだったんだ。私、偉い人の家来なのよ。」 「お前好きだ。結婚してくれ。♡ 」 「え、そんな、いきなり・・・ポッ。はずかしぃ。。。。♡♡」 「いいわよ。あなたみたいな大きい男の人タイプだし。鼻も大きいし。 でも、ちゃんと、偉い人を送り届けたらね。」 「わかりました。行ってきまーす。」 無事に 仕事を済ませた サルタヒコは 約束どうり結婚しました。 つづく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少しオツキ流解釈を加えてしまいました。猿田彦は言葉を話さず、目はひかり照らしたようです。そこで猿田彦は先導の神様と言われています。お祭りで お神輿や山車の前を歩いている方が猿田彦です。 天岩戸で踊って活躍したアメノウズメと結婚したのは古事記の中では事実です。伊勢に猿田彦神社ありましたね。 猿田彦は手塚治虫のお気に入りキャラクターとして 「火の鳥」と言う作品に度々登場します。
2015年09月01日
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オオクニヌシは元々おっとりした性格でしたが、年も取っていましたので「2人の息子に聞いてくれ。」 一人目の息子は 「わかりました。まじないをしてきます。」と言ったきり海から 戻りませんでした。二人目の息子は 結構 力自慢なので タケミカヅチと 一騎討ちタケミカヅチの手をつかもうとすると 手が 氷になったり 剣になったり 変化するのです。とてもかないません。 息子2は 諏訪の地まで逃げてしまいました。「降参だ。助けてくれ。俺は この諏訪と言う土地から 一歩も出ない。約束する。」息子たちの決定を聞いた オオクニヌシは「従いましょう。ですが、この地に大きな社を作って 私を祀ってください。そうすれば民も納得するでしょう。」オオクニヌシの言葉どおり、出雲大社が作られました。 つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・海に消えたオオクニヌシの息子1は七福神の恵比寿様のになったとかの話しもあります。絵は大林組の古代出雲大社再現プロジェクトチームの作品です。
2015年08月31日
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置物 香炉 雉(香) (三枝惣太郎 作) 出雲は豊かな国になっていました。それを高天原から見ていた アマテラスは「スサノオの子孫が良い国作ったようだけど、あそこは 私の子が治めるべきよ。家の子の国にするから 話を付けて来てちょうだい。」部下の2人を 出雲に派遣しました。2人はうまく話をつけようとしましたが、難しいですよね。そのうえ、寂しくなって オオクニヌシの娘と結婚してしまいました。「何の連絡も無しに 何をやっているのか!」 今度は キジに偵察に行かせました。キジは 部下の一人(アメノワカヒコ)の新居の門柱に乗り「おーい!何やってるの!早く 話をつけなさいよ!」と鳴きました。それを聞いた 部下はアマテラスからもらって来た矢で キジを射抜いてしまいました。その矢は高天原まで 飛んで行き アマテラスが 拾いました。「なんということじゃー!この裏切り者め!この矢で悪しき心の者は射られようぞ!」と言うと 矢を出雲に向けて投げました。その矢は 見事に部下の胸に 命中し部下は亡くなってしまいました。本気で怒ってしまった アマテラスは 強い部下 タケミカヅチを派遣しました。 怖いですよ。 本当に強いんです。 つづく
2015年08月31日
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出雲の国を良い国にしようと 奮闘していた オオクニヌシ(大国主命)今回から 改名しました。 昔の名をオオナムチ、義父に呼ばれた名前が 葦原色許男 (略して色男)ある日 海を小さな船でこちらに向かってくる者がいました。近くで見ると なんと小さな男でした。乗っていた舟は ガガいもを割った舟で 着物は 蛾の羽で出来ていました。「小さいなー。名は何と言う?」「ムッ・・・・・・・・」「聞こえないのか?」「誰か、この者の名前を知らんか?」みんなに聞いても分かりません。蛙が出てきて 「かかしが知っているそうです。」 と言うので かかしに聞きました。かかしは「天の神様の子で スクナヒコと言います。天の神様は あまりに小さいので 指の間からこぼれてしまった わが子だと言っていました。」「なんと!天の神様の子とは、ぜひ、この地を治めるのを手伝ってもらいたい。」「いいよ。」二人は国を良くしようと 頑張りました。しかし、スクナヒコは 粟の穂に乗っている時、風にはじかれて 常世の国へいってしまいました。小さいから・・・かわいそう・・・親友と言える 間柄になっていた オオクニヌシは 悲しみ 嘆いて「もう、一人では 国を作れない!」と 落ち込んでしまいました。「おい!しっかりしろよ!」と強い光の主がやって来ました。「私が国を良くしてあげるから、三輪山に私を祀ってくれ。」「承知しました。国が出来上がるなら、三輪山に祀りましょう。」なんとか、出雲は出来上がりました。良かったですね。 つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三輪山に祀られた神は 大物主と言います。太陽信仰の神だそうです。光の主ですからね。
2015年08月31日
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スサノオの家へ着いた オオナムチは 出迎えたスセリ姫にいきなり 恋をしました。結構、女好き?えー、ヤガミ姫は? と聞きたい 方々も多いと思いますが。話を続けます。「お父様、私の夫にぴったりの 麗しき男性が訪ねて来ました。」「なぬ、そいつは 葦原色許男(スケコマシの事)じゃ。 もう、わが娘に手を付けるとは 腹が立つ。そうだ、へびの部屋に泊めてやろう。」スセリ姫はオオナムチに こっそりと布きれを渡しました。「この布を振ると 蛇が寄って来ません。」涼しくなるような、蛇の部屋でしたが、布きれのおかげで眠ることができました。次の日は、ムカデと蜂の部屋に泊められました。ここでも 布きれのおかげで 刺されず寝る事ができました。「うーん、なかなかやるな。そうだ、外に連れ出そう。」外で 矢を放ったスサノオは「おい、色男、あの矢を 拾って来い。」「はい。」相変わらず、素直なオオナムチは野原に放った矢を見つけに行きました。すると、スサノオが火を放ち、オオナムチはあっという間に火にかこまれてしまいました。もう駄目か、と思った時、ネズミが出てきて言いました。「ホラ ホラ、ズブ ズブ」オオナムチが一歩踏み込むと、ズボッっと 野ネズミの穴に落ち炎を避けることができました。子ネズミたちが スサノオの矢を持ってきました。「お腹がすいて、少したべちゃった。」オオナムチが かじられた矢を持って、スサノオの屋敷にもどるとスセリ姫が泣いていました。オオナムチの帰還に びっくりしたスサノオのですが、結構、見込みがあるかもな。と思い始めました。「おい、色男、私のシラミを取ってくれ。」快く引き受けた オオナムチも びっくり!スサノオの頭には ムカデも… ぞー・・・プルプルスセリ姫はこっそりと、木の実と 粘土を渡しました。木の実を噛んで 粘土と混ぜてカリ、ポイ ベチャ。カリ、ポイ、ベチャ。「俺のシラミを取れるとは、大したものだ。うんうん・・・・・」頭をさわられて、気持ち良くなった スサノオはウトウトと眠ってしまいました。眠った間に スサノオの髪を柱に 縛りつけ、家宝の 生太刀 生弓矢 天の詔琴を持って、スセリ姫と手に手をもって 屋敷を逃げました。駆け落ちですか。若いですね。ところが、出口で 琴をぶつけてしまい、大きな音を立ててしまいました。大きな音に 目覚めたスサノオは 柱を引っこ抜き 二人を追いかけました。「おのれ!俺の大事なものを 持って行きおってー。娘も、宝も お前にくれてやるから、馬鹿な兄共を退治して 必ず娘を幸せにしろよー。」あー。親の心ですね。どこの父も 娘を取られる時は こんな心なんでしょうね。 ・・・ウル ウル (T_T)二人は兄たちを やっつけて 出雲に 大きな屋敷を構えました。ところで、ヤガミ姫は?ヤガミ姫も オオナムチの子を産んだのですが、本妻のスセリ姫が怖かったものですから、木の股に子供を置いて因幡に帰ってしまいました。他にも 嫁を取ったそうですよ。現代だったら、大変なスキャンダル。でも色男ですから、もてたんですね。 つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・家宝の 生太刀 生弓矢 天の詔琴 と読んだとき 横溝正史の犬神家の一族という小説を思いだしました。小説では 斧、菊、琴、でした。神話の世界の話は おとぎ話や、小説、漫画などに取り入れられている事が あります。
2015年08月27日
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白兎の言うように ヤガミ姫は兄たちの求婚を断りました。そして、兄たちに 向って「私は、あなたたちの弟、オオナムチ様と結婚したいと思います。」と言いました。 蔑んでいる 弟、オオナムチに姫の気持ちを 持っていかれたのですから、悔しい、悔しい…この 怒りの気持ちは オオナムチへ向けられました。「おい、オオナムチ、猪狩りに行くから、ついて来い。」(嫌な予感しますね)おっとりとした 優しい オオナムチはなにも 疑いなど持たずに 従いました。「オオナムチ、俺達が 岩の上から 赤い猪を追い立てるから、下で捕えろ。絶対、逃げるんじゃないぞ。」「兄上、分かりました。」岩から 転げ落ちる 赤い塊を オオナムチは捕まえました。「ぎゃー!!!!!!!!」「やったな。」兄たちは ニヤリと笑いました。オオナムチが捕まえた 赤い猪は 赤く焼けた大岩でしたのでオオナムチは たまりません。ひどい火傷を負って生死をさまよいました。わが子の災難を 聞きつけた オオナムチの母は赤貝とはまぐりに頼んで 特製の薬を作ってもらいオオナムチの体に塗りました。すると、オオナムチのは 以前にも増して 美男になりました。「ちょっと、面白くないな。今度は どうしてくれようか。」兄たちは また、画策しました。「おい、オオナムチ。向こうの 木に大事な忘れ物をした。とって来い。」「はい。分かりました。」素直ですね。オオナムチ。殺されそうになった事、忘れちゃったの。「兄さん どこにですか?」「ほら、気の裂けている中にあるだろ。顔を入れて見てみろよ。」オオナムチが 縦に割れた木に体を入れた時木に挟んであった 楔(くさび)を兄たちが抜き取り 木にオオナムチの体は挟まれてしまいました。山から 帰らないオオナムチを心配して 母は必至に探しました。母は生木に挟まれて 意識を失っているオオナムチを見つけました。「おお、オオナムチよ 何としても 生き返らせてやる」母は夜も寝ずに看病し、オオナムチの意識は戻りました。「オオナムチよ、あんな兄たちの近くにいては 本当に殺されてしまいます。ここから離れて親類の所へ行ってください。」オオナムチは親類の家に身を寄せましたが しつこい兄たちはそこにもやってきました。そんなに振られたのが悔しかったのでしょうか。叔父は 「そうだ、根の国のスサノウ様なら何とかしてくれよう」オオナムチは 木の股をくぐって 紀伊の国から根の国 スサノオの下へと 向いました。 つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤガミ姫はどうするんでしょうね。オオナムチは後に 大国主神と呼ばれます。かの有名な 出雲神社の神様です。
2015年08月26日
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ヤガミ姫と言う 美人が居るらしい、と噂を聞いたヤソガミたちが腹違いの弟をお供に ヤガミ姫に求婚するため、因幡の地へ向かっていた。「おい、オオナムチ、もたもたしてると 置いて行くぞ。」「兄さん、荷物を少し 持ってくださいな。」「だめだ、おまえは 供だ。荷物を持つのは 当然だ。」兄たちは 身軽なので さっさと先に行ってしまいました。しばらく行くと、誰かの泣き声が 聞こえました。泣き声の主は 白い兎でした。 (ゲスト ゆずくん)兎は 服をはぎ取られ 傷だらけで泣いていました。「おお、かわいそうに。どうして、そんな姿になったのだ。」「私は隠岐の島と言うところに 住んでいましたがこちらに渡るのに 船も無く、 泳ぎもできず 困っていました。それで、ワニ(鮫)にお前の仲間と私の仲間どちらが多いか、数えてみよう。と言い 島からここまで 並ばせて、背中を数えながら 渡ってきました。渡り終える前に 「おかげで、こっちに渡れたよー。ありがとー。」と言ってしまいました。怒ったワニは私の服をはいでみんなに 痛めつけられました。」「なんと、頭の良い!おっと、嘘のむくいだが、災難だったな。」「そのうえ、さっき通りかかった えらそうな方々に塩水で体を洗い、日光で乾かすと 傷が治ると教えられました。そうしているのですが 痛くて 痛くて、泣き叫んでしまいました。」「なんと、それは かわいそうに、傷の手当なら、川の水で洗い、ガマの花粉を付けると良いぞ。」兎はオオナムチの言葉を信じ、言われたようにすると傷はすぐに 治りました。「ありがとうございます。さっきの いじわるな神様たちはヤガミ姫と 結婚できません。ヤガミ姫と結婚できるのは オオナムチ様です。」と言って どこかへ 行ってしまいました。(なんで、知ってるのかな? まさか、ヤガミ姫 本人だったりして・・・) つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オオナムチは七福神の大黒様ともいわれています。大黒様は本当はヒンズー教の マハーカーラと言う神様です。神仏の習合の時代 風貌が似ているのでいつの間にか混じったようです。次のお話は みんなのあまり知らない オオナムチ様のお話です。白ウサギは因幡の神社に祭られています。 はくと白兎神社 大黒さまと白うさぎの神話で知られ、「古事記」「日本書紀」にも記されている由緒ある神社である。 神話にゆかりの白兔神を祭り、皇室の紋章である菊花を型どった菊座石が社殿の土台に使われている。 神社の前には、いかなる旱天・豪雨にも水の増減がないという「不増不滅の池」があり、神話によればこの池で、皮をむかれた赤裸の白兔が真水で身体を洗い、ガマの穂でくるんだ、といわれている。 鳥居をくぐり、石段を上った右手には、言語学者、北里翁の詠んだ「ワニの背に似たる岩見ゆ蒲ならぬ、浪の花散る気多の岬に」の歌碑が立っている。
2015年08月26日
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髭を切られ、爪も切られ、高天原を追放された スサノオ彼は いったいどうしているのでしょう。スサノオは 野良猫のようにお腹を空かせて歩いていました。「腹へったなぁ さっきの飯 食っとけばよかったな。いやいや、あれは食いたくない。食わなくて良かったんだ。でも、腹へったなぁ・・・」(さっきの飯?)実はスサノオは 少し前に オオゲツヒメの所に立ち寄りました。そこで食事を勧められたのですが お腹がすいたスサノオは待ち切れず 料理場を覗いてしまいました。調理場ではオオゲツヒメが 口から食材を出し 鼻汁で味を付けていました。それを見た スサノオは「そんなものを俺にくわせるつもりかー。」と言って暴れて、食べずに飛び出して来たのでした。川沿いを歩いていると 箸が流れてきました。「きっと人が居るはずだ」スサノオは川上に行くと夫婦と可愛い娘が泣いていました。「なんで泣いているんだ?」スサノオが聞くと「私には8人の娘がいましたが 一人づつ ヤマタノオロチと言う化け物に食われてしまいました。このクシナダヒメも きっと今夜ヤマタノオロチに食われてしまいます。オヨヨヨヨ~。」「こんな可愛い子が もったいない。化け物に食われるのなら俺の嫁にならないか。」「ちょっと、ちょっと、名前も知らない男の嫁にはやれませんよ。ダメ!ダメ、ダメ。」「おっと失礼。僕の名はスサノオ。アマテラスの弟だ。」「まあ、それは失礼しました。アマテラス様の弟様なら どうぞ娘を・・・と言いたいところですが、ヤマタノオロチを退治していただかないと娘は嫁にやれません。」「いいよ。まかせて。で、ヤマタノオロチって どんな奴?」頭が八つで眼は赤く光、体はひとつ、腹も赤く、背中には苔が付いている、でかい化け物です。」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」作戦考えるから、何か食べさせて。」 酒を飲みながらスサノオは考えていました。クシナダヒメはかわいいし、ヤマタノオロチは怖いし、どうしよう。う~ん。 そうだ!これだ!「強い酒を たっくさん用意してくれ。垣根を作って、大きな八つの樽に酒を入れオロチが酔っ払って眠った隙にやっつけてやる。どう?」「ま、娘が食われずに済むのなら・・・ひきょうだろうが なんだろうがいいんじゃないでしょうか。」「え~。ひきょう? 策略って言ってよ。だって向こうは8匹と同じだよ。 こっちは俺ひとりなんだから。」「私もいっしょに行きます。私の匂いで誘いますわ」「クシナダヒメ ありがとう。 俺の事好きになってくれたのかな。でも、危険なので、どうしよう…そうだ。姫を櫛に変えて連れて行きましょう。」急いで作った 垣根の内側に 八つの酒樽を用意した。月の出る頃 ヤマタノオロチは クシナダヒメを食らいに来ました。そこで 酒樽を見つけたオロチは 垣根にひとつづつ首を入れて 酒を飲み干しました。酔いが回って、うとうとしたところを スサノオは十拳の剣で 八つの首を クサ グサ グサ グサ グサ グサ グサ グサ最後に尻尾を グッ・・・ガキーン! なんだ?尻尾から 素晴らしい 剣が出てきました。「おー!すばらしい剣だ。そうだ! これを アマテラス姉ちゃんにやったら、きっと俺の事ゆるしてくれるよね。そうしよう。」その剣は 天叢雲の剣 と言い後に三種の神器の一つ 後に草薙の剣と呼ばれます。クシナダヒメとのその後 気になりますよね。ふたりは アマテラスに許してもらい、出雲の須賀と言う地で子を産んで幸せに暮らしました。「私はこの地に来て すがすがしい。」八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を雲が立ち上る 出雲に幾えもの垣根を 妻をこもらせるために、幾えもの垣根を作る、幾えもの垣根よ。なんて、和歌を詠み、立派な ヒーローになりました。 つづく
2015年08月26日
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スサノオは 姉アマテラスに甘える日々を過ごしていた。ゆっくりと、のんびりと、さてさて 母いるの国 根の国へは いつ行くのでしょうか?まさか、忘れちゃったの?少し飽きてきたスサノオは また暴れまわって悪戯をはじめました。田んぼのあぜを崩したり、ところかまわず 立ち小便をしたり、アマテラスが何も言わないのを良い事に、機織り場の屋根に穴を開け、馬を逆さに 投げ入れました。(昔の男子は 同じような事やっていたなぁ。蛙の皮を剥いて 女子の目の前に・・・。)「きゃー!きゃー。」驚くさまに スサノオはは大喜びけれども、その時 驚いた拍子に 織娘が 織道具で下腹を突いて亡くなってしまいました。「なんと、ひどい事を…かわいそうな娘。私がスサノオに甘かったのがいけなかった。」そう言うとアマテラスは 天の岩戸に隠れてしまいました。アマテラスが 岩戸に入ってしまうと、昼にもかかわらず闇になってしまいました。困った民たちのため、八百万の神々は知恵をしぼりました。皆が呼んでも、なだめても、アマテラスは出て来ません。「すごい、踊りをするアメノウズメに踊ってもらったらどうだ。」「そうだな。あの子に躍らせれば出てくるかもしれないな。それから、ひそひそひそ・・・」「わかった、そうしよう。」タンタラ タッタ ラッタ タンタラ タッタ ラッタ ・・・・・♪ ウズメのダンスが始まりました。一生懸命 踊ったので 着物もみだれ、ちらりと はだけたり、それは皆の笑いを誘いました。「よっ!日本一!」「いいぞ!いいぞ!」外の騒ぎがきになった アマテラスは岩戸を少し開けて 外をみました。「私が こもっているのに 何がそんなに楽しいんだ!」「あなたが、すねて、出て来ないので、素晴らしい神様に来ていただいたんですよ。」「え~。どんな神?」アマテラスが外を覗くと 自分に良く似た顔がありました。さらに良く見ようと体を出すと、アメノテジカラにてを引っ張られ外に出されてしまいました。神々は天岩戸を閉め入れないように、しめ縄を巻きました。これで 太陽も出て 昼が戻りました。めでたし、めでたし。スサノオは?彼はひげを切られ、爪も切られ、高天原を追放されました。あれ? 彼は 猫? 虎? 竜?あ、大トラ かな? つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大トラ とは 一般に大酒のみの事 天岩戸の戸が飛んでいった先が長野県の戸隠と言う伝説もあります。
2015年08月26日
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日本初の夫婦喧嘩、イザナギ・イザナミ2 を書いてから忘れていました。ここでも古事記の神話シリーズ 小出ししていましたっけね。消えてしまうサイトで書いた物のコピーです。イザナギ(男神)から 生まれた 三人の神様はどうしているでしょうかアマテラスは真面目に高天原を治めていた。ツクヨミも真面目に夜を食す国を治めていました。スサノオは・・・この子はやんちゃで 泣くわ 騒ぐわ 暴れるわ小さい子ならそれも可愛いのですが、彼ら三神は 生まれた時から 大人でしたから髭は長いし 体は大きい そんな彼が泣けば 海は荒れ、じだんだを踏めば 山はとどろき土地は荒れはて、民は困りはてました。そんな時は やっぱり、父親ので出番ですね。引退していた イザナギがスサノオにたずねました。「何をやってるんじゃー。お前の泣き声で土地が荒れてしまったではないか!」「お父さん、僕はお母さんに会いたいよ。お母さんのところへ行きたいよ。お母さんはどこ?会いたい!」「うるさい!そんなにお母さんがいいなら、お母さんのいる根の国へ行っちまえー!!」「わーい。お父さんが許してくれた。お母さんの所に行ってきまーす。」(え?いいの。ほんとうに行っちゃうよ。中身は子供なんだから。)スサノオは喜び、根の国へ向かいました。が、「そうだ。根の国に行ったら、今度はお姉ちゃんに会えなくなる。根の国に行く前にお姉ちゃんに会って行こう。」スサノオは 高天原に向かって 一気に上って行きました。高天原では、大騒ぎです。「アマテラス様。たいへんです。海原よりスサノオ様が一気に上ってきます。」「え!暴れん坊スサノオがこちらに向かっているとは、おのれ、高天原を攻めるつもりだな。ようし。迎え撃ってやる。」 まっしぐらに 天に向かって来たスサノオをアマテラスは 弟になめられてなるものか。と、男の身なりで迎えました。完全に戦闘モードです。「お姉ちゃーん。久し振り。怖い顔してどうしたの?」「おまえ、この国を攻め取りに来たんだろ!そうはさせないぞ!」「え~。なんで?そんなことないよ。お姉ちゃん、聞いて、聞いて。僕、お母さんのところへ行くんだ。お父さんが行ってもいいって言ったんだよ。お姉ちゃんに知らせようと思ったんだよ。」「本当か?スサノオ。信じていいのか?う~ん、では、試してみようではないか。子供の生み比べをして、姫を作ったなら清い心と信じよう。」「そんなの無理だよ。僕、男だし、子供だよ。」「スサノオよ。何を言っている。おまえは立派な大人の格好をしているぞ。それに、子供は、おまえの持つ十拳の剣(トツカノツルギ)が生むのじゃ。剣を渡してくれるか。私はこの勾玉から生んでみせる」アマテラスはスサノオの剣を取ると 口に含み、三つに折って水に投げました。剣から、かわいい、三人の女神が生まれました。アマテラスの勾玉からは五人の男神が生まれました。「弟よ。疑って悪かった。ごめんね。仲直りしようね。良かったら家で一休みして行って。」「良かった。お姉ちゃんともっと遊びたかったんだ。少し、泊って行ってもいいの?」「いいよ。」一先ず良かった。兄弟は 仲良くしなくては、ね。(でも、大人になると 色々あるんですよね。・・・・・・) つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウイキペディアより 古事記では、化生した順に以下の三神としている。沖ノ島の沖津宮 - 多紀理毘売命(たきりびめ) 別名 奥津島比売命(おきつしまひめ)大島の中津宮 - 市寸島比売命(いちきしまひめ) 別名 狭依毘売(さよりびめ)田島の辺津宮(へつみや) - 多岐都比売命(たぎつひめ)この三社を総称して宗像三社と呼んでいる。 つづく
2015年08月25日
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奈良で泊まったのホテルのすぐ近くに 銭湯がありました。昭和の感じの残る レトロな銭湯です。「銭湯に行ってきます」 フロントに言うと、シャンプーリンス、ボディーソープのおふろセットを貸してくれました。日帰り温泉なら経験ありますが、銭湯に入ったのって何時だったか?もしかして始めてだったかな。 朝食の時は降っていた雨も ホテルを出るときには止んでいました。15分くらい歩いて、奈良国立博物館へ行きました。正倉院展、並びました。12日最期の日はタダですから。並んでもなんのその。30分待ちと書かれていましたが、20分くらいだったかな。正倉院に収めてあるものは聖武天皇の遺愛品です。この方のお祖母様(系図によると)が古事記を献上された方 元明天皇なんですね。さて、東大寺です。中学校の時来覚えがあります。引っ張ってすみませんが、また次回書かせてもらいます。おやすみなさい。
2014年11月24日
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