かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2025年01月11日
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カテゴリ: アクセラ旅
「ここは5℃以上にならないから、冷蔵庫に入れなくていいんですよ。」
店員さんが笑いながら話す。
馬籠宿を後にして、近くの酒蔵「西尾酒造」にきていた。







バイク仲間のいがぽんさんから教えてもらった酒造だ。
店内にはずらーっとお酒が並び、中には生酒もそのまま陳列してある。
そこで先ほどのやりとりとなったわけだが、鹿児島の日常ではありえない体験が多く戸惑いつつも楽しむ自分がいた。
ここでいがぽんさんおすすめの「そま酒」を買っていく。
濁り酒なのだが、なんと辛口だというのだ。
店員さんに詳しくお話を聞き、他の酒にも興味が湧いたが、クーラーボックスにも限りがある。
明日以降地ビールも買い込むつもりなので、スペースは空けておかなくては。
そま酒4合瓶を3本買い、店を後にした。





木曽路は路肩に雪が積まれ、山の木々は葉を落とし、その地面は白く雪化粧の粧い。




九州ではまず見ることのできない光景に気分が高まる。
しかし驚くほどに路面に雪がない。
いや、雪解け水すらなく乾いている。
ここらへんはロードヒーティングなど無いはずなのだが。
おかげでスタッドレスタイヤが活躍することはなく、順調に進むことができた。


「鹿児島からだったら寒いでしょう!」
五平餅を差し出しながら店員が話す。
ついに念願の五平餅を奈良井宿でいただくことができた。









平べったいきりたんぽのようなものに、これでもかと甘い味噌が塗ってある。
とても美味しいが、口の周りが味噌だらけに。
店側が気を利かせて店先にティッシュを置いてくれていたので助かった。

日も暮れかけた奈良井宿は、目の前の峠から吹き下ろす風でとても寒い。
道路もアイスバーン状態だ。





軒先に下がる「奈良井宿」と入った電灯がとても美しい。





昼の賑わいは見ることができなかったが、これはこれで貴重な時間に来ることができた。
おそらくこの時間に来れることは二度とないだろう。
そう思いながら風景をファインダーに収めるのであった。














「間も無く閉館となります。」
作業着を着た方がそう話しながら掃除を進めていく。
奈良井宿の寒さを和らげるため、諏訪の片倉館に来ていた。





こちらはバイク仲間のブーメランさんオススメの温泉だ。
なんでも立ち湯で千人は入れることから「千人風呂」と名前がついたのだとか。





どう見ても数十人程度だと思うのだが。
話を盛るということは、この時代からの流れなのだろうか。
しっかりと体を温め今夜に備える。
今夜は寒空の下車中泊の予定なのだ。

片倉館から延々と南下していく。





明るい時間ならば積雪した八ヶ岳やアルプスの山々に魅了されるはずなのだが、さすがにこの時間ではそれも望めない。
淡々と走り、甲府の南にある道の駅とよとみに到着。
慣れた手つきで車中泊の準備を終わらせ、眠りにつくのであった。





3日目に続く。





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最終更新日  2025年01月11日 06時26分36秒
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