楽しく ひまつぶし Labo

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2023.03.13
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カテゴリ: 読書
道尾秀介さんの小説は評判は高いのですが、読む機会があまりなく今までに3~4冊しか読んでいませんでしたが、「いけない」がネットの評判で面白そうだったので今回読んでみることにしました。
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いけない (文春文庫) [ 道尾 秀介 ] ​

本の構成は4つの章で構成され、同じ町で起こった殺人事件の短編集の様になっていますが、全てが関連しているという形になっています。各章すべて「・・・してはいけない」で統一された題が付いています。

第1章「弓投げの崖を見てはいけない」
 自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。
第2章「その話を聞かせてはいけない」
 友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か?
第3章「絵の謎に気づいてはいけない」
 宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。


それぞれの章はどちらかというと不気味なタッチで描かれた殺人事件の話です。「向日葵の咲かない夏」を思い出させるようなイヤミス(?)系小説のように感じました。

ただ、仕掛けがスゴイ!

どの章も、そして全体を通じても本当の真相が明かされないという画期的な小説になっていました。
各章の最後の1ページには絵や写真が載っているのですが、じっくり見ると真相につながるヒントが隠されています。
すべてを小説で表現するのではなく、読者に考えさせるような仕組みになっています。

なんの事前知識もないままに読み始めたので、意味が分からなかったり勘違いしたりして、何度か前に戻って読み直したりしました。
ミステリー初心者には少々ハードルが高いかもしれませんが、自分が主人公になったつもりで謎解きするミステリークイズ型小説といえるかもしれません。

本当の真相は読者に任されているので、ネットでもいろいろな解釈が出ているようです。
そんな小説があってもいいかな、と思います。

この続編の「いけないⅡ」も出ていますが、物語は関連していないのでどちらを先に読んでもいいそうです。
時間があったら「いけないⅡ」も読んでみたいと思います。

​
いけない2 [ 道尾 秀介 ]

​





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最終更新日  2023.03.13 11:38:22
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