楽しく ひまつぶし Labo

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2023.06.28
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カテゴリ: 読書
人気作家の平野啓一郎さんの作品は、今までに「マチネの終わりに」しか読んだことがありませんでしたが、純文学的な重厚な作品も評判がいいので、是非読んでみたい作家のひとりでした。

昨年末に「ある男」という作品が映画化され、気になっていたので、これを機会に読んでみることにしました。


主人公の弁護士城戸は、かつて離婚調停の依頼を受けたことのある里恵から再度依頼を受ける。
宮崎県に移っていた再婚していた里恵は、再婚して三年九ヶ月で夫を事故で失ってしまう。
死亡した夫「谷口大祐」は一周忌後に訪れた実兄により全くの別人と判明した。
死んだ夫は誰だったのか、理恵は戸惑い城戸に調査を依頼する。
城戸が調査を進めていくうちに、隠された真実が徐々に姿を現していく。

というストーリーの作品です。
謎が気になる「ミステリー小説」仕立ての作品なのですが、どちらかというと登場人物の心理を深く掘り下げる「純文学」的な小説でした。


読書好きにはお勧めの作品と感じました。

作品中に、ジャズやロックの名曲が流れる場面が結構あるのですが、その場面では気分を共有するため私もアマゾン・ミュージックで同じ曲を流しながら読書してみました。とってもイイですね!

どんでん返しや奇想天外な結末というのはありませんが、、登場する人物たちそれぞれの内面も丁寧に描かれていて読みごたえも充分、そして暖かさを感じるエンディング、と読書の幸せを感じた一作でした。

​
ある男 (文春文庫) [ 平野 啓一郎 ] ​

映画の方も評判はよかったようですが、はたしてどれだけ原作の雰囲気を伝えられているかが気になるところです。配信で公開されたら絶対観てみようと思っています。

もっと平野啓一郎さんの作品が読んでみたい!





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最終更新日  2023.06.28 10:14:43
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