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整体を習い始めた頃、治療家の先生から言われたことがあります。「患者には決して否定的なことや否定的な表現を使ってはならない」と。体の状態が悪い患者に「よくありませんね」などと言えば、それが正確な表現だとしても、その言葉によって状態が良くなることはあり得ず、悲観させて悪化する可能性の方が高いということ。 体調以外の話でも、できるだけ前向きで明るくなるような内容や表現を心がけるべきだとも言われました。 イメージ力を重要視するバランス活性療法ならなおさら、言葉によるイメージ喚起力も注意して使う必要があります。 Oリンクテストでも、楽しいことを思い浮かべると、リングは開かないが、辛いことや嫌なことを思う浮かべると、リングは実に簡単に開きます。 病気の治癒に関して言えば、病気に対して悲観的になっている人の治癒率より、楽観的な人の方が治癒率は高いらしいです。 マイナス要因があっても、それを無視して無理にでも「明るく」振舞うのがいいとは思いません。それは本当に納得した上での「明るさ」ではなく、表面上だけ取りつくっているからです。 マイナス要因も含めて現実を認識した上で、その打開策や解決策を模索した後でなければ、心から納得して前向きに明るくなれるはずがありませんから。 その辺のところがあいまいなまま、ただただ「ポジティブ」に「明るく」せよというのは違うと思います。 しかし、自分の心の照準をどちらに合わせるかという方向性は大切です。 暗く否定的な方に合わせる自由ももちろんありますが、それでは、その方向に行くのを後押しすることになります。 「生き抜く」こと、天寿を全うし、(天から)与えられた能力を開花させ活用しつくすことに生きることの価値を置くならば、「生」や「世界」に対して肯定的にイメージすることは、必要なことだと思います。★ブログランキングに参加しています。ここをクリックして投票してください。
2006年07月19日
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気候が不安定で暑い日と涼しい日が交互に来るので、体調を崩して夏風邪などをひいている人もいるようですね。若いときは風邪もすっきりと治りましたが、若いつもりでも、さすがに40代も半ばを過ぎる頃から、ぐずぐずと長引くのを自覚している人もいると思います。整体師としてお勧めするのは、風邪薬などを服用しないことです。特に風邪の引き始めで熱が上がっているときに解熱剤などを服用すると、治りが悪くなります。発熱はウイルスに対する体の抵抗反応なので、熱が上がりきるまで安静にしていた方がいいです。解熱剤などのどうしても服用したい場合は、上がりきってからですね。風呂は入っても問題はありませんが、湯冷めは気をつけた方がいいです。体力がないときは、ふくらはぎが隠れる程度の足湯の方が温まりますよ。風邪は治りかけのときに無茶すると、ぶりかえしますので、用心してください。 風邪は季節の変わり目に、来るべき季節に体調を合わせる意味もあるので、安静にして体調の変化を感じ取り、忙しい人ならいい機会だと思って十分に休み体力を快復しましょう。★もしよければここをクリックして、ブログランキングに投票してください。
2006年07月11日
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自分に起こった出来事に意味を与えるのは、自分の価値観や世界観、直観だと思います。自分が置かれている状況や世界のことがわかってくると、いろんな出来事に意味を見出すことができるようになるのだと思います。要は、それに気づくかどうかだと思いますね。僕はどんな人の人生も死ぬときに帳尻が合うようになっているのでは?と密かに思っています。長い人生、浮き沈みは必ずありますし、幸福も不幸も永遠に続くことはありません。仏教の教えですが、煩悩(欲)からの解放が魂の救いになると思っています。老齢に達するまで貪欲に生きて友人、恋人、配偶者、子供、家族、財産、仕事に恵まれ過ぎた人は、きっと死の間際に死にたくないと強烈に思うはずです。生にしがみつきたい、家族や自分が築いた資産を手放したくないと。一方、人生の大半を恵まれずに過ごした人でも、貪欲や恨みや僻みなど否定的な感情から解放されている人は、人生に未練なくさわやかに死を迎えることができる。死の瞬間を至福と感じることさえできるのではないか?多少ネガティブな人生観かも知れませんが、そんな風に考えているところもあります。
2006年07月08日
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整体をやってみようと思ったきっかけのひとつに「自然(自己)治癒」ということに関心を持ったことがあります。いまの西洋医学では、何か病気になったら症状を抑えたり消したりすることを目的として「治療」がなされることが多いと思いますが、整体の考え方では、生物としての人が本来持っている「自然治癒力」を引き出し病気を治す、というか体調を整え快適な状態にするということを目的に施術が行われます。例えば、いまは風邪をひいたといえば、安静にしているとか栄養を摂ることより、とにかく症状を抑えるために薬を飲む人が多いようですが、風邪を疲労回復やストレス緩和のために身体自身が調整している過程と考えれば、薬などによって無理に症状を消すことは、むしろ身体にとってマイナスに働くのではないでしょうか。実際、汗をいっぱいかき栄養と水分を補給して数日安静にしていれば、たいて自然に治ってしまうものです。症状が出るのは原因があるからです。その原因(ストレスや疲労などを原因とした身体機能の低下や歪みなど)をそのままにしておいて、症状だけを抑えても、また発症するだけだと思います。身体は周囲の環境と独立して存在しているわけではありません。周囲の環境、社会環境や自然環境、人間関係と身体は切り離すことはできません。周囲の環境との関係の持ち方の歪みが、身体にも影響して、苦痛というカタチの信号を発するのが病気の症状だと考えています。だから広い意味での「整体」は、単に身体の歪みを治すだけではなく、食生活をはじめとした生活環境や人間関係にまで気を配る必要があると考えています。★ブログランキングに参加しています。もしよければ、ここをクリックしてみてください。
2006年07月08日
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