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2009年03月20日
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カテゴリ: 本に親しむ
 副題は「泰平の世は終わった」

 帯には

”アメリカ国債を買ってはいけない!
 話題作「 拒否できない日本 」「 奪われる日本 」に続き、
国益を踏みにじる指導者層が国民に知らせたくない
「不都合な真実」を白日の下に晒す衝撃の書!”

とある。



 第一章 金融サミットと日本の目覚め
  サルコジ大統領の「勝利宣言」
  泰平の世は終わった

 第二章 市場中心主義と個人主義を問い直せ
  問題にすべきはイデオロギーだ
  市場主義のなれの果て
  「改革」がもたらした惨状
  当面の対策―米国を支援すべきか
  市場と個人の時代から国家と政府の時代へ

 第三章 アメリカ国債を売却せよ
  デフォルトの世界的連鎖は起こるか

  日本にとっては千載一隅の好機
  ドルが暴落してからでは遅い
  イランとの関係を強化せよ
  「アメリカ的文明」を終焉させるために

 第四章 「平沼新党」勝負の時

  移民1000万人を日本に入れる危険
  外貨に頼るか、日本の潜在力を引き出すか
  積極論で日本の政治をリードしたい
  いまこそ二十一世紀の尊王攘夷を

 第五章 国家主権が蹂躙されたあの日の真実
  紅旗に占拠された長野
  外交に屈した法治国家の醜態
  チベットの惨状を黙過できるか
  進む日本の「チャイナタウン化」
  華夷秩序の拡張に立ち向かえ

 第六章 「改革」は誰のためのものだったのか
  「拒否できない日本」の意外な反響
  「日本株式会社」の筆頭株主は外貨
  マスメディアを介した情報・宣伝活動の弊害
  忘れ去られた戦後政治の要諦
  教条主義的米国追従派と真の保守派との闘い
  日本という「家」はそんなに安普請か

 あとがきから、以下 一部を抜粋引用

 ”一九九七年十一月、百年の歴史を誇った山一證券が消滅し、
昨日まで一流企業のエリート社員だった人々が一夜にして路頭に
迷うのを目の当たりにして、私は目眩がするほどの衝撃を受けた。
私の勤務先と山一証券とは資本関係はなかったが、他人ごととは
思えなかった。いままで当たり前だと思い込んでいた前提が
一挙に崩れ去り、天地が避けてまったく未知の世界が眼前に
立ち現われて、私は息を呑んだ。それは市場の暴力が猛威を
振るい、人間の思惑を超えてすべてを破壊し尽くす、戦慄すべき
世界だった。
 私はそういう世界に本質的になじめない自分を強烈に感じ、
再就職のあてもないまま、あたふたと人事部に辞表を出した。
長年勤めた銀行には若い日々の思いでもあり、それなりの愛着も
あったが、金融業界、というより市場というおぞましい世界から
完全に足を洗って二度と戻るまいと心に決めた。その時の
気持は、それから十年経っても強まりこそすれ揺らいだことは
一度もない。
 銀行員としてのキャリアを捨て、志した建築設計の道にも
挫折し、もうあとがない文字通り八方塞がりの暗闇の中で
おのれの人生の来し方を振り返り、いつしか私は一編の手記を
書き始めていた。”

 内容もさることながら、14年大手銀行に勤めた筆者の
あとがきが印象深い。

 いろいろな切り口からの情報を取り込んで、バランスの
良い感覚で世の中を見ていく習慣をつけないと、表層的な
ことに流され、要所要所で正しい判断ができず、気がついた
時には遅かったということになりかねない。

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最終更新日  2009年03月20日 23時49分56秒
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